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Oracle Database Gatewayインストレーションおよび構成ガイド
11gリリース1(11.1) for AIX 5L Based Systems(64-bit), HP-UX PA-RISC(64-bit), HP-UX Itanium, Solaris Operating System (SPARC 64-bit), Linux x86, and Linux x86-64
E05708-01
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8 Oracle Database Gateway for SQL Serverのインストール

この章では、ハードウェアおよびソフトウェア要件に関する情報と、Oracle Database Gateway for Micorsoft SQL Serverのインストール手順について説明します。

ゲートウェイをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. 「Oracle Database Gateway for SQL Serverのシステム要件」に記載されたハードウェアおよびソフトウェア要件をシステムがすべて満たしていることを確認します。

  2. Oracle Universal Installerを実行します。

    Oracle Universal Installerの実行方法の詳細は、「Oracle Universal Installerの実行手順」を参照してください。

    Oracle Universal Installerは、ユーザーに操作項目を示すことでゲートウェイのインストール手順をガイドするメニュー駆動型のユーティリティです。操作項目とその表示される順序は、使用中のプラットフォームに応じて変化します。

    Oracle Database Gateway for SQL Serverのインストール手順の詳細は、表8-3を参照してください。

8.1 Oracle Database Gateway for SQL Serverのシステム要件

この項では、ゲートウェイのハードウェアおよびソフトウェア要件に関する情報を提供します。この項の内容は次のとおりです。

8.1.1 ハードウェア要件

表8-1に、Oracle Database Gateway for SQL Serverの最小ハードウェア要件を示します。

表8-1 Oracle Database Gateway for SQL Serverのハードウェア要件

ハードウェア項目 AIX-Based Systemの要件 HP 9000 Series HP-UX PA-RISCの要件 HP-UX Itaniumの要件 Solaris Operating System(SPARC)の要件 Linux x86の要件 Linux x86 64-bitの要件

一時ディスク領域

400MB

400MB

400MB

400MB

400MB

400MB

ディスク領域

1.5GB

1.5GB

1.5GB

750MB

750MB

750MB

物理メモリー*

512MB

512MB

512MB

512MB

512MB

512MB

スワップ領域

1GB

1GB

1GB

1GB

1GB

1GB

プロセッサ

IBM RS/6000 AIX-Based Systemプロセッサ

HP 9000 Series 700または800プロセッサ(HP-UX 11.0用)

HP Itaniumプロセッサ(HP-UX 11用)

Sun Solaris Operating System(SPARC)プロセッサ

x86

x86_64


* 最小スワップ領域は、1GB(またはRAMサイズの2倍)です。2GB以上のRAMを搭載したシステムでは、スワップ領域はRAMサイズの1〜2倍であればかまいません。1GB以上のメモリーを搭載したAIXシステムでは、スワップ領域を2GBより大きくしないでください。

8.1.1.1 ハードウェア要件の確認

システムが最小要件を満たしていることを確認するには、次の手順を実行します。

  1. 物理RAMサイズを確認するには、次のいずれかのコマンドを入力します。

    オペレーティング・システム コマンド
    AIX # /usr/sbin/lsattr -E -l sys0 -a realmem
    HP-UX PA-RISC # /usr/sbin/dmesg | grep "Physical:"
    HP-UX Itanium # /usr/contrib/bin/machinfo | grep -i Memory
    Solaris(SPARC) # /usr/sbin/prtconf | grep "Memory size"
    Linux x86 # grep MemTotal /proc/meminfo
    Linux x86 64-bit # grep MemTotal /proc/meminfo

    システムに搭載されている物理RAMのサイズが必要なサイズ未満の場合、作業を続行する前にメモリーを追加する必要があります。

  2. 構成済のスワップ領域サイズを確認するには、次のいずれかのコマンドを入力します。

    オペレーティング・システム コマンド
    AIX # /usr/sbin/lsps -a
    HP-UX PA-RISC # /usr/sbin/swapinfo -a
    HP-UX Itanium # /usr/sbin/swapinfo -a
    Solaris(SPARC) # /usr/sbin/swap -s
    Linux x86 # grep SwapTotal /proc/meminfo
    Linux x86 64-bit # grep SwapTotal /proc/meminfo

    必要に応じて、使用しているオペレーティング・システムのドキュメントで追加のスワップ領域を構成する方法を参照してください。

  3. /tmpディレクトリで使用可能なディスク領域量を確認するには、次の各コマンドを入力します。

    オペレーティング・システム コマンド
    AIX # df -k /tmp
    HP-UX PA-RISC # df -k /tmp
    HP-UX Itanium # bdf /tmp
    Solaris(SPARC) # df -k /tmp
    Linux x86 # df -k /tmp
    Linux x86 64-bit # df -k /tmp

  4. システムで使用可能なディスク領域量を確認するには、次の各コマンドを入力します。

    オペレーティング・システム コマンド
    AIX # df -k
    HP-UX PA-RISC # df -k
    HP-UX Itanium # bdf
    Solaris(SPARC) # df -k
    Linux x86 # df -k
    Linux x86 64-bit # df -k

8.1.2 ソフトウェア要件

次の項では、Oracle Database Gateway for SQL Serverの最小ソフトウェア要件について説明します。

8.1.2.1 オペレーティング・システム

表8-2に、Oracle Database Gateway for SQL Serverに必要なオペレーティング・システムの最小バージョンを示します。使用しているオペレーティング・システムのバージョンが最小要件未満の場合、指定されたレベルに到達するようオペレーティング・システムをアップグレードしてください。

表8-2 Oracle Database Gateway for SQL Serverのオペレーティング・システム・バージョン

オペレーティング・システム バージョン

AIX

AIX 5L Version 5.3、メンテナンス・レベル02以上

HP-UX PA-RISC

HP-UX 11i v2(11.23)またはHP-UX 11i v3(11.31)

HP-UX Itanium

HP-UX 11i v2(11.23)またはHP-UX 11i v3(11.31)

Solaris(SPARC)

Solaris 9 Update 6以上またはSolaris 10

Linux x86 Red Hat

次のオペレーティング・システム・バージョンのいずれか

  • Red Hat Enterprise Linux 4.0

  • Red Hat Enterprise Linux 5.0

Linux x86 SUSE

SUSE Linux Enterprise Server 10.0

Linux x86 64-bit Red Hat

次のオペレーティング・システム・バージョンのいずれか

  • Red Hat Enterprise Linux 4.0

  • Red Hat Enterprise Linux 5.0

Linux x86 64-bit SUSE

SUSE Linux Enterprise Server 10.0

Oracle Enterprise Linux x86

次のオペレーティング・システム・バージョンのいずれか

  • Oracle Enterprise Linux 4.0

  • Oracle Enterprise Linux 5.0

Oracle Enterprise Linux x86 64-bit

次のオペレーティング・システム・バージョンのいずれか

  • Oracle Enterprise Linux 4.0

  • Oracle Enterprise Linux 5.0


8.1.2.2 ソフトウェア要件の確認

システムが最小要件を満たしていることを確認するには、次の手順を実行します。

  • インストールされているAIXのバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # oslevel -r
    
  • インストールされているHP-UX PA-RISCのバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # uname -a
    
  • インストールされているHP-UX Itaniumのバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # uname -a
    
  • インストールされているSolaris Operating System(SPARC)のバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # uname -r
    
  • インストールされているLinux x86のディストリビューションとバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # cat /etc/issue
    
  • インストールされているLinux x86 64-bitのディストリビューションとバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # cat /proc/version
    

8.1.2.3 動作保証済の構成

ゲートウェイでは、SQL Serverがサポートされます。サポートされる最新のバージョンについては、OTN Webサイトの次の資料を参照してください。

http://www.oracle.com/technology/products/gateways/pdf/certmatrix10g.pdf

8.2 Oracle Universal Installerの実行手順

表8-3に、Oracle Database Gateway for SQL Serverのインストール手順を示します。

表8-3 Oracle Universal Installer: ゲートウェイのインストール手順

画面 操作

Oracle Universal Installer: ようこそ

「次へ」をクリックします。

Oracle Universal Installer: ホームの詳細の指定

「名前」フィールドにインストールの名前を指定します。「ホームの詳細の指定」画面の「名前」フィールドのデフォルト設定を編集せずに使用することもできます。

「ホームの詳細の指定」画面の「パス」フィールドで、インストール先を指定します。「パス」フィールドのパス指定を編集する必要はありません。このフィールドのデフォルト設定では、ORACLE_HOMEが示されています。「ホームの詳細の指定」画面の各フィールドを必要に応じて設定したら、「次へ」をクリックして続行します。インストール・メディアから必要な情報がロードされると、Oracle Universal Installerの「使用可能な製品」画面が表示されます。

Oracle Universal Installer: 使用可能な製品コンポーネント

a. 「Oracle Database Gateway for Microsoft SQL Server 11.1.0.6.0」を選択します。

b. 「次へ」をクリックします。

Oracle Database Gateway for Microsoft SQL Server

SQL Serverデータベース・サーバーのホスト名: Microsoft SQL Serverデータベースをホストするマシンのホスト名を指定します。

SQL Serverデータベース・サーバーのポート番号: SQL Serverデータベース・サーバーのポート番号を指定します。

SQL Serverデータベース名: SQL Serverデータベース名を指定します。

「次へ」をクリックして続行します。

Oracle Universal Installer: サマリー

インストールの「サマリー」画面では、現在のインストールにおけるオプションおよびコンポーネントのツリー・リストを確認できます。「インストール」をクリックしてインストールを開始します。

Oracle Net Configuration Assistant: ようこそ

「取消」をクリックします。

Oracle Net Configuration Assistant:

「はい」をクリックします。

Oracle Universal Installer: 構成ツール

「終了」をクリックします。

終了

Oracle Universal Installerの最後の画面は、「インストールの終了」画面です。「終了」をクリックしてインストーラを終了します。