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Oracle Database 概要
11gリリース1(11.1)

E05765-03
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索引
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用語集

ADDM

Automatic Database Diagnostic Monitor」を参照。

ADR

自動診断リポジトリ」を参照。

ADRCI

Oracle Database 11gで導入された障害診断性インフラストラクチャの一部をなすコマンドライン・ツール。

AFTERトリガー (AFTER trigger)

トリガーの定義時に、トリガーのタイミングを指定できる。トリガー・アクションをトリガー文の前に実行するか、または後に実行するかを指定する。

AFTERトリガーは、トリガー文の実行後にトリガー・アクションを実行する。

BEFOREAFTERは、文トリガーと行トリガーの両方に適用される。

関連項目: 「トリガー

ARCHIVELOGモード (ARCHIVELOG mode)

Oracle DatabaseがいっぱいになったオンラインREDOログをディスクにコピーするときの、データベースのモード。モードは、データベースの作成時に指定するか、ALTER DATABASE文を使用して指定する。ALTER SYSTEM文を使用するか、初期化パラメータ
LOG_ARCHIVE_STARTTRUEに設定すると、自動アーカイブを動的に使用可能にすることができる。

データベースをARCHIVELOGモードで実行すると、NOARCHIVELOGモードに比べていくつか利点がある。次のことができる。

ARCHIVELOGモードのデータベースを障害時に保護するために、アーカイブ・ログのバックアップを作成する。

ASM

自動ストレージ管理」を参照。

Automatic Database Diagnostic Monitor (ADDM)

ADDMにより、Oracle Databaseはそれ自体のパフォーマンスを診断し、識別された問題の解決方法を決定できる。ADDMは、AWR統計の取得ごとに自動的に実行され、パフォーマンス診断データが使用可能になる。

AWR

自動ワークロード・リポジトリ」を参照。

BEFOREトリガー (BEFORE trigger)

トリガーの定義時に、トリガーのタイミングを指定できる。トリガー・アクションをトリガー文の前に実行するか、または後に実行するかを指定する。

BEFOREトリガーは、トリガー文の実行前にトリガー・アクションを実行する。

BEFOREAFTERは、文トリガーと行トリガーの両方に適用される。

関連項目: 「トリガー

DDL

データ定義言語。データ構造を定義または変更するCREATE/ALTER TABLE/INDEXなどの文。

DML

データ操作言語。表のデータを変更するINSERTUPDATEおよびDELETEなどの文が含まれる。

DOP

操作の並列度。

LogMiner

管理者がSQLを使用してログ・ファイルの読取り、分析および解析を行うためのユーティリティ。あらゆるREDOログ・ファイル、オンラインまたはアーカイブでも表示できる。Oracle Enterprise ManagerアプリケーションであるOracle LogMiner Viewerにより、GUIベースのインタフェースが追加される。

NOT NULL制約 (NOT NULL constraint)

表の列値がNULLでないことを求めるデータ整合性制約。

関連項目: 「NULL値

NULL値 (NULL value)

1つの行の1つの列に値がないこと。NULLは、データがない、不明である、または適切でないことを示す。他の値(ゼロなど)を暗示する目的では、NULLは使用できない。

Oracle Enterprise Manager

異機種間環境を集中管理するための統合ソリューションを提供するOracleのシステム管理ツール。Oracle製品を管理するためのグラフィカル・コンソール、Oracle Management Servers、Oracle Intelligent Agent、共通サービスおよび管理ツールの組合せ。

Oracle RAC

関連項目: 「Oracle Real Application Clusters

Oracle Real Application Clusters

複数の同時インスタンスが1つの物理データベースを共有できるオプション。

関連項目: 「インスタンス

Oracle XA

Oracle Database以外のトランザクション・マネージャでグローバル・トランザクションを調整できるようにする外部インタフェース。

Oracleアーキテクチャ (Oracle architecture)

データベースの管理でOracle Databaseサーバーが使用するメモリーとプロセスの構造。

関連項目: 「データベース」、「プロセス」、「サーバー

Oracleクラスタウェア (Oracle Clusterware)

Oracle Real Application Clusters 10gに統合された移植性のあるクラスタ管理ソリューションで、Oracleコンポーネントの監視や再起動を行う。Oracleクラスタウェアは、クラスタ内で実行されているすべてのアプリケーションの管理および監視を行うようにプログラムすることが可能。Oracleクラスタウェアにより管理されているクラスタ内では、シングル・インスタンスとOracle Real Application Clustersデータベースのどちらも実行することができる。

Oracleプロセス (Oracle process)

Oracle Databaseコードを実行する。プロセスには、サーバー・プロセスとバックグラウンド・プロセスがある。

関連項目: 「プロセス」、「サーバー・プロセス」、「バックグラウンド・プロセス」、「ユーザー・プロセス

PL/SQL

オラクル社が開発した、SQL言語を手続き型に拡張した言語。PL/SQLを使用すると、SQL文を手続き型構造と混合して使用できる。さらにPL/SQLでは、プロシージャ、ファンクションおよびパッケージなどのPL/SQLプログラム・ユニットを定義して実行できる。

関連項目: 「SQL

Recovery Manager (RMAN)

Oracle Databaseをバックアップ、リストアおよびリカバリするユーティリティ。Recovery Managerの実行時には、リカバリ・カタログと呼ばれる中央の情報リポジトリを使用するかどうかを選択できる。リカバリ・カタログを使用しない場合、Recovery Managerではデータベースの制御ファイルを使用して、バックアップおよびリカバリ操作に必要な情報が格納される。Recovery Managerをメディア・マネージャと併用してファイルのバックアップを3次記憶装置に格納できる。

Recovery Point Objective (RPO)

ITベースの組織でシステム障害の結果として損失しても支障のない最大データ量。RPOは、より完全なリカバリにかかるコストと、データ損失に伴う組織の損害との間で釣合いの取れる地点である。ビジネス・プロセスまたは組織の一般的なデータ損失の許容差を示す。5時間または2日分のデータ損失など、時間の観点から測定される。

Recovery Time Objective (RTO)

ITベースの組織でシステム障害後に停止しても支障のない最長時間。RTOは、より迅速なリカバリにかかるコストと、停止に伴う組織のコストとの間で釣合いの取れる地点である。RTOは、ビジネス・プロセスまたは組織の一般的な停止の許容差を示す。

REDOスレッド (redo thread)

インスタンスによって生成されるREDO。単一インスタンス構成でデータベースが稼働している場合、そのデータベースのREDOスレッドは1つのみである。Oracle Real Application Clusters構成で稼働している場合は、インスタンスごとに1つずつ、複数のREDOスレッドが生成される。

REDOログ (redo log)

データファイルに書き込まれていないメモリー内の変更済データベース・データを保護する一連のファイル。REDOログは、オンラインREDOログとアーカイブREDOログの2部からなる場合がある。

関連項目: 「オンラインREDOログ

REDOログ・バッファ (redo log buffer)

REDOエントリ(データベースに対して行われた変更のログ)を格納するシステム・グローバル領域のメモリー構造。REDOログ・バッファ内に格納されたREDOエントリは、オンラインREDOログ・ファイルに書き込まれ、データベースのリカバリが必要になったときにREDOログ・ファイルが使用される。

関連項目: 「システム・グローバル領域

RMAN

関連項目: 「Recovery Manager

ROWID

データベース内の行に対するグローバルな一意の識別子。ROWIDは、表に行が挿入されたときに作成され、その行が表から削除されたときに破棄される。

SQL

Structured Query Language。データにアクセスするための非手続き型言語。ユーザーが処理内容をSQLで記述すると、SQL言語コンパイラはデータベースをナビゲートし、そのタスクを実行するプロシージャを自動的に生成する。Oracle SQLには、ANSI/ISO標準SQL言語に対する拡張機能が多数含まれている。

関連項目: 「SQL*Plus」、「PL/SQL

SQL*Plus

Oracle Databaseに対してSQL文を実行するために使用するOracleのツール製品。

関連項目: 「SQL」、「PL/SQL

Unicode

世界のすべての言語のすべての文字を表現する方法。文字はコード・ポイントの順序として定義され、基本的なコード・ポイントの後に任意のサロゲート数が続く。64Kのコード・ポイントがある。

Unicode列 (Unicode column)

Unicodeを保持することが保証されているNCHARNVARCHAR2またはNCLOB型の列。

UTC

協定世界時。以前は、グリニッジ標準時(GMT)と呼ばれていた。

アーキテクチャ (architecture)

Oracleアーキテクチャ」を参照。

一意キー制約 (UNIQUE KEY constraint)

データ整合性制約。列または列の集合(キー)内のすべての値が一意である(つまり、指定した列または列の集合内では、表の2つの行の値が重複していない)必要がある。

関連項目: 「整合性制約」、「キー

一時セグメント (temporary segment)

一時セグメントは、SQL文の実行を完了するために一時的なデータベース領域が必要なときに、Oracle Databaseによって作成される。その文の実行が終了すると、一時セグメントのエクステントは後で使用できるようにシステムに戻される。

関連項目: 「エクステント」、「セグメント

一時ファイル (tempfile)

一時表領域に属すファイル。TEMPFILEオプションを指定して作成される。一時表領域には、表などの永続データベース・オブジェクトを含めることはできず、通常はソートに使用される。

一貫性バックアップ (consistent backup)

メディア・リカバリを実行せずにRESETLOGSオプションを指定してオープンできるデータベース全体のバックアップ。つまり、このバックアップの場合、一貫性を保つためにデータファイルにREDOを適用する必要はない。一貫性バックアップのすべてのデータファイルには、次の要件がある。

一貫性バックアップを実行できるのは、データベースを正しく停止した後のみ。バックアップが完了するまではデータベースをオープン状態にすることができない。

関連項目: 「非一貫性バックアップ

インスタンス (instance)

Oracleデータベース・インスタンスは、システム・グローバル領域(SGA)およびOracle Databaseバックグラウンド・プロセスで構成される。データベースを起動するたびに、システム・グローバル領域(SGA)が割り当てられ、Oracle Databaseバックグラウンド・プロセスが起動される。SGAは、インスタンスが停止したときに割当てが解除される。

関連項目: 「バックグラウンド・プロセス」、「システム・グローバル領域」、「自動ストレージ管理インスタンス

エクステント (extent)

論理データベース記憶域の第2レベル。エクステントは、特定数の連続したデータ・ブロックで、特定のタイプの情報を格納するために割り当てられる。

関連項目: 「データ・ブロック」、「セグメント

演算子 (operator)

メモリー管理における演算子とは、ソート、ハッシュ結合またはビットマップ・マージなどのデータ・フロー演算子を指す。

オブジェクト型 (object type)

オブジェクト型は仕様部と本体の2部からなる。本体は、常に仕様部のタイプに依存する。

オンラインREDOログ (online redo log)

Oracle Databaseのデータファイルと制御ファイルに対するすべての変更が記録される複数のファイルの集合。データベースに対して変更が行われるたびに、Oracle DatabaseによりREDOバッファにREDOレコードが生成される。LGWRプロセスは、REDOバッファの内容をREDOログにフラッシュする。

関連項目: 「REDOログ

オンライン・バックアップ (online backup)

データベースがオープン状態でデータファイルがオンラインになっている間に作成された1つ以上のデータファイルのバックアップ。データベースがオープン状態のときにユーザー管理バックアップを実行する場合は、ALTER TABLESPACE BEGIN BACKUPコマンドを発行して表領域をバックアップ・モードにする必要がある。ただし、データベースがオープン状態のときにRecovery Managerによるバックアップを実行する場合、表領域をバックアップ・モードにする必要はない。

外部キー (foreign key)

整合性制約。列または列の集合の値が、それぞれ関連する表の一意または主キーの値と一致する必要がある。

外部キー制約は、参照データが変更された場合に依存データを処理する方法をOracle Databaseに指示する、参照整合性アクションも定義する。

関連項目: 「整合性制約」、「主キー

キー (key)

特定なタイプの整合性制約の定義に含まれる列または列の集合。キーによって、リレーショナル・データベースの異なる表と列の間の関連が示される。

関連項目: 「整合性制約」、「外部キー」、「主キー

キャッシュ・リカバリ (cache recovery)

インスタンス・リカバリの一部。Oracle Databaseにより、コミット済かどうかを問わず、REDOログ・ファイル内のすべての変更が、その対象となるデータ・ブロックに適用される。インスタンス・リカバリのロールフォワード・フェーズと呼ばれることもある。

キャラクタ・セマンティクス (character semantics)

文字列の長さが文字で測定される。

(row)

表内のエンティティまたはレコードに関係する一連の属性または値。行は、1つのレコードに対応する列情報の集まり。

関連項目: 「」、「

共有サーバー (shared server)

多数のユーザー・プロセスが少数のサーバー・プロセスを共有できるデータベース・サーバー構成。これにより、サーバー・プロセスの数を最低限に抑え、使用可能なシステム・リソースの使用効率を最大化できる。

関連項目: 「専用サーバー

共有プール (shared pool)

共有SQL領域などの共有メモリー構成メンバーを含むシステム・グローバル領域の一部。データベースに送られる個々の一意のSQL文を処理するために、共有SQL領域が必要になる。

関連項目: 「システム・グローバル領域」、「SQL

クライアント (client)

クライアント/サーバー・アーキテクチャにおけるフロントエンドのデータベース・アプリケーションで、キーボード、ディスプレイおよびマウスなどのポインティング・デバイスを使用してユーザーと対話する。クライアント部分ではデータをアクセスしない。クライアント部分は、サーバー部分が管理するデータの要求、処理および提示のみを行う。

関連項目: 「クライアント/サーバー・アーキテクチャ」、「サーバー

クライアント/サーバー・アーキテクチャ (client/server architecture)

2つのCPU間で処理を分割するソフトウェア・アーキテクチャ。1つのCPUは、トランザクションでクライアントとして機能し、サービスを要求して受け取る。もう1つはトランザクションでサービスを提供するサーバーとして機能する。

クラスタ (cluster)

表データを格納するためのオプションの構造。クラスタとは、物理的にまとめて格納される
1つ以上の表のグループ。それらの表は、共通の列を共有しており、通常、一緒に使用されるため、まとめて格納される。関連する行が物理的にまとめて格納されているため、ディスク・アクセス時間が短縮される。

コミット (commit)

データベース内のデータに永続的な変更(挿入、更新、削除)を加える。変更をコミットする前は、変更を格納したり、データを以前の状態にリストアできるように新旧両方のデータが存在する。

関連項目: 「ロールバック

サーバー (server)

クライアント/サーバー・アーキテクチャで、Oracleソフトウェアを実行し、同時実行の共有データ・アクセスに必要な機能を処理するコンピュータ。サーバーは、クライアント・アプリケーションから発行されたSQL文やPL/SQL文を受け取って処理する。

関連項目: 「クライアント」、「クライアント/サーバー・アーキテクチャ

サーバー・パラメータ・ファイル (server parameter file)

Oracle Databaseホスト上で管理される初期化パラメータ設定が含まれるバイナリ・ファイル。このファイルは、テキスト・エディタを使用して手動で編集することはできない。サーバー・パラメータ・ファイルは、最初は、CREATE SPFILE文でテキストの初期化パラメータ・ファイルから作成される。また、Database Configuration Assistantを使用して直接作成することもできる。

サーバー・プロセス (server process)

サーバー・プロセスは、接続されているユーザー・プロセスからの要求を処理する。サーバー・プロセスは、対応付けられたユーザー・プロセスの要求を実行するために、ユーザー・プロセスと通信し、Oracle Databaseと対話する。

関連項目: 「プロセス」、「ユーザー・プロセス

索引 (index)

表とクラスタに関連したオプションの構造。表の1つ以上の列に索引を作成し、その表のデータへのアクセスを高速化できる。

関連項目: 「クラスタ

索引セグメント (index segment)

各索引には、そのデータをすべて格納する索引セグメントが1つある。パーティション索引の場合は、各パーティションに1つずつ索引セグメントがある。

関連項目: 「索引」、「セグメント

索引タイプ (indextype)

ドメイン索引の管理でサポートされている一連の演算子とルーチンを指定して、新規の索引付けスキームを登録するオブジェクト。

サブタイプ (subtype)

ユーザー定義データ型の階層におけるサブタイプは、常にそのサブタイプのスーパータイプに依存している。

参照整合性 (referential integrity)

1つの表のキー(列または列の集合)に対して定義される規則であり、そのキーの値が関連する表のキーの値(参照値)と一致することを保証する。参照整合性には、参照先のデータに対してどのようなタイプのデータ操作を許可するか、およびその操作の結果として依存データがどのような影響を受けるかについて指示する規則が含まれている。

関連項目: 「キー

システム・グローバル領域 (system global area: SGA)

共有メモリー構造のグループ。1つのOracleデータベース・インスタンスに関するデータと制御情報が含まれている。複数のユーザーが同じインスタンスに同時に接続した場合、そのインスタンスのSGA内のデータはユーザー間で共有される。したがって、SGAは共有グローバル領域と呼ばれることもある。

関連項目: 「インスタンス

システム変更番号 (system change number: SCN)

特定の時点におけるデータベースのコミット済バージョンを定義するスタンプ。コミット済の各トランザクションには、Oracle Databaseにより一意のSCNが割り当てられる。

自動UNDO管理モード (automatic undo management mode)

専用UNDO表領域のUNDO領域が自動的に管理されるデータベースのモード。このモードでは、データベースによりUNDO保存期間も自動的にチューニングされる。Oracle Database 11g以降の新しいデータベース・インストールのデフォルト・モード。

関連項目: 「手動UNDO管理モード

自動診断リポジトリ (Automatic Diagnostic Repository)

システム全体のトレースとロギングを行うための中央リポジトリ。このリポジトリは、ファイルベースの階層データストアであり、ネットワークのトレースやロギングに関する情報など、様々な診断情報が蓄積される。

自動ストレージ管理 (Automatic Storage Management: ASM)

Oracle Databaseファイル専用に構築されたファイル・システムとボリューム・マネージャの両方が垂直方向に統合された機能。この機能により、stripe and mirror everythingの概念が拡張されてパフォーマンスが最適化される一方、手動でI/Oをチューニングする必要性がなくなる。

自動ストレージ管理インスタンス (Automatic Storage Management instance)

自動ストレージ管理ディスク・グループをマウントし、自動ストレージ管理ファイルをデータベース・インスタンスに対して使用可能にするために必要な管理機能を実行するOracleデータベース・インスタンス。自動ストレージ管理インスタンスは、データベースをマウントしない。

関連項目: 「インスタンス

自動ストレージ管理ディスク (Automatic Storage Management disk)

記憶域は、自動ストレージ管理ディスク・グループから自動ストレージ管理ディスク単位で追加および削除される。

自動ストレージ管理テンプレート (Automatic Storage Management template)

ファイル作成時に自動ストレージ管理で使用される属性のコレクション。テンプレートにより、複雑なファイル属性仕様が1つの名前にマッピングされ、ファイル作成処理が簡素化される。Oracle Databaseのファイル・タイプごとに、デフォルト・テンプレートが存在する。ユーザーはデフォルト・テンプレートの属性を変更するか、新規テンプレートを作成できる。

自動ストレージ管理ファイル (Automatic Storage Management file)

自動ストレージ管理ディスク・グループに格納されるOracle Databaseファイル。ファイルの作成時には、特定のファイル属性が永続的に設定される。たとえば、冗長性レベル(MIRRORHIGHまたはUNPROTECTED)やストライプ化ポリシーなどである。自動ストレージ管理ファイルは、オペレーティング・システムやそのユーティリティからは参照できないが、データベース・インスタンス、RMAN、またはASMCMDなどの他のOracle提供ツールからは参照可能。

自動ワークロード・リポジトリ (Automatic Workload Repository: AWR)

すべてのOracle Databaseに組み込まれているリポジトリ。Oracle Databaseは、定期的に、その稼働統計とワークロード情報すべてのスナップショットを作成し、AWRにそのスナップショットを格納する。

シノニム (synonym)

表、ビュー、マテリアライズド・ビュー、順序、プロシージャ、ファンクション、パッケージ、型、Javaクラスのスキーマ・オブジェクト、ユーザー定義オブジェクト型または他のシノニムの別名。

主キー (primary key)

主キー制約の定義に含まれる列(または列の集合)。主キーの値は、表内の各行を一意に識別する。各表には1つの主キーのみが定義できる。

関連項目: 「主キー制約

主キー制約 (PRIMARY KEY constraint)

列または列の集合に重複値とNULLを許可しない整合性制約。

関連項目: 「整合性制約」、「キー

手動UNDO管理モード (manual undo management mode)

UNDOブロックがユーザー管理ロールバック・セグメントに格納されるデータベース・モード。自動UNDO管理モードでは、UNDOブロックはシステム管理の専用UNDO表領域に格納される。

関連項目: 「自動UNDO管理モード

順序 (sequence)

データ実表の数値列について、連続する一意の数値のリストを生成する。

障害グループ (failure group)

フォルト・トレランスが必要な共通のリソースを共有する自動ストレージ管理(ASM)のディスク・グループ内のディスクのサブセット。障害グループは、どのASMディスクをデータの冗長コピーの格納に使用するかを決定するために使用される。たとえば、特定のディスク・グループで、ディスク・コントローラAにディスク1〜4があり、ディスク・コントローラBにディスク5〜8があるとする。また、ディスク1〜4を障害グループAに、ディスク4〜8を障害グループBに割り当てるとする。障害グループAのディスク上のファイル・エクステントの場合、ASMにより、障害グループBのディスク上にエクステントの冗長コピーが常に格納される。この方法では、ディスク・コントローラAが停止しても、各ファイル・エクステントのコピーが少なくとも1つは使用可能である。現在のストレージ・ハードウェア構成に基づいた障害グループの定義は、ストレージ管理者が行う。特に障害グループの割当てを行わない場合、ディスク・グループの各ディスクは、独自の障害グループに自動的に配置される。

初期化パラメータ・ファイル (initialization parameter file)

初期化パラメータ設定が含まれるテキスト・ファイル。サーバー・パラメータ・ファイルとは異なり、このパラメータ・ファイルはバイナリではなく、データベース・ホストに配置する必要はない。データベース・サーバーは、テキストベースの初期化パラメータ・ファイルを読み取ることはできるが、書き込むことはできない。ファイルの変更にはテキスト・エディタを使用できる。

スーパータイプ (supertype)

サブタイプ」を参照。

スキーマ (schema)

データベース・オブジェクトの集合。ビュー、順序、ストアド・プロシージャ、シノニム、索引、クラスタおよびデータベース・リンクなどの論理構造が含まれる。スキーマには、そのスキーマを制御するユーザーの名前が付いている。

関連項目: 「論理構造

スタンバイ・データベース (standby database)

障害時の保護に使用できる本番データベースのコピー。スタンバイ・データベースを本番データベースからのアーカイブREDOログで更新し、常に最新の状態に保つことができる。災害によって本番データベースが破損した場合は、スタンバイ・データベースをアクティブ化して新規の本番データベースにできる。

制御ファイル (control file)

データベースの物理構造を記録し、データベース名、関連データベースおよびREDOログ・ファイルの名前と位置、データベース作成のタイムスタンプ、カレント・ログ順序番号およびチェックポイント情報を含むファイル。

関連項目: 「物理構造」、「REDOログ

整合性 (integrity)

データ整合性」を参照。

整合性制約 (integrity constraint)

表の列に対してルールを定義する宣言メソッド。整合性制約によって、データベースに関連するビジネス・ルールが実施され、表への無効なエントリが防止される。

セグメント (segment)

論理データベース記憶域の第3レベル。セグメントはエクステントの集合で、それぞれ特定のデータ構造体に割り当てられ、それら全体が同じ表領域に格納されている。

関連項目: 「エクステント」、「データ・ブロック

セッション (session)

ユーザー・プロセスを使用した、ユーザーからOracleデータベース・インスタンスへの特定の接続。セッションは、ユーザーが接続した時点から、接続を切断するかデータベース・アプリケーションを終了する時点まで続く。

関連項目: 「接続」、「インスタンス」、「ユーザー・プロセス

接続 (connection)

ユーザー・プロセスとOracleデータベース・インスタンスとの間の通信経路。

関連項目: 「セッション」、「ユーザー・プロセス

専用サーバー (dedicated server)

1つのサーバー・プロセスが1つのユーザー・プロセスの要求を処理するデータベース・サーバー構成。

関連項目: 「共有サーバー

チェック制約 (CHECK constraint)

列または列の集合に対するチェック制約では、その表のすべての行について、指定した条件がTRUEまたはUNKNOWNであることが必要。DML文の結果でチェック制約の条件がFALSEに評価される場合、その文はロールバックされる。

チェックポイント (checkpoint)

データベースのREDOスレッド内でSCNを定義するデータ構造。制御ファイルと各データファイルのヘッダーに記録される重要なリカバリ要素。

データ整合性 (data consistency)

多数のユーザーがデータに同時にアクセスできる(同時実行性)マルチユーザー環境におけるデータ整合性とは、ユーザー自身および他のユーザーのトランザクションによる変更を表示可能にし、各ユーザーが整合性のとれたデータのビューを参照することを意味する。

関連項目: 「同時実行性

データ整合性 (data integrity)

受入れ可能なデータに関する規格を指定するビジネス・ルール。このルールは整合性制約およびトリガーを使用してデータベースに適用され、無効なエントリが表に登録されることを防止する。

関連項目: 「整合性制約」、「トリガー

データ・セグメント (data segment)

クラスタ化されていない表には、それぞれ1つのデータ・セグメントがある。表のデータはすべて、そのデータ・セグメントのエクステントに格納される。パーティション表の場合は、各パーティションに1つずつデータ・セグメントがある。

各クラスタには、1つのデータ・セグメントがある。クラスタ内のあらゆる表のデータが、そのクラスタのデータ・セグメントに格納される。

関連項目: 「クラスタ」、「エクステント」、「セグメント

データ・ディクショナリ (data dictionary)

特定のデータベースに関する読取り専用の参照として使用される中心的な一連の表やビュー。データ・ディクショナリには、次の情報が保存される。

データ・ディクショナリはデータベースの作成時に作成され、データベースの構造が更新されると自動的に更新される。

データファイル (datafile)

ディスク上にOracleが作成した物理ファイルで、表や索引などのデータ構造が含まれる。データファイルに、データベースのデータが保存される。データファイルが属することのできるデータベースは1つのみで、オペレーティング・システムのファイル・システムか、自動ストレージ管理のディスク・グループに配置される。

関連項目: 「索引」、「物理構造

データファイルのコピー (datafile copy)

次のどちらかによって生成されるディスク上のデータファイルのコピー。

データ・ブロック (datablock)

Oracle Database内にあるデータ記憶域の最小論理単位。論理ブロック、Oracleブロックまたはページとも呼ばれる。1つのデータ・ブロックは、ディスク上の特定のバイト数の物理データベース領域に対応する。

関連項目: 「エクステント」、「セグメント

データベース (database)

1つの単位として取り扱われるデータの集まり。データベースの目的は、関連する情報の格納や取出しである。各Oracleデータベース・インスタンスは、1つのデータベースにのみアクセスする。

データベース全体のバックアップ (whole database backup)

データベースに属する制御ファイルとすべてのデータファイルのバックアップ。

データベース・バッファ (database buffer)

システム・グローバル領域内の情報を格納する各種メモリー構造のタイプの1つ。データベース・バッファには、直前に使用されたデータのブロックが格納される。

関連項目: 「システム・グローバル領域

データベース・バッファ・キャッシュ (database buffer cache)

直前に使用されたデータのブロックが格納されるシステム・グローバル領域内のメモリー構造。

関連項目: 「システム・グローバル領域

データベース・ライター・プロセス (database writer process: DBWn)

データファイルにバッファの内容を書き込むOracleバックグラウンド・プロセス。DBWnプロセスは、データベース・バッファ・キャッシュ内の変更された(使用済)バッファをディスクに書き込む。

関連項目: 「バッファ・キャッシュ

データベース・リンク (database link)

名前を持つスキーマ・オブジェクト。あるデータベースから別のデータベースへのパスを記述する。分散データベースでグローバル・オブジェクト名が参照されると、データベース・リンクが暗黙的に使用される。

データ・リカバリ・アドバイザ (Data Recovery Advisor)

永続的なデータ障害を自動的に診断してユーザーに修復オプションを提示し、ユーザーのリクエストで修復を実行するOracle Databaseインフラストラクチャ。データ・リカバリ・アドバイザの目的は、自動データ修復用の集中管理ツールを提供して平均リカバリ時間を短縮し、Oracle Databaseの管理性と信頼性を向上することにある。

定義変数 (define variables)

フェッチされた各値を受け取るために定義された変数(位置、サイズおよびデータ型)。

ディスク・グループ (disk group)

1つの論理単位として管理される1つ以上の自動ストレージ管理ディスク。自動ストレージ管理ディスクは、グループ内のファイルの内容を保持しながらディスク・グループとの間で追加または削除できる。データを均等に再配分するために必要な最小量のI/Oのみが自動的に実行される。ディスク・グループに対するすべてのI/Oは、そのグループの全ディスクに自動的に分散される。

ディスパッチャ・プロセス (dispatcher processes: Dnnn)

オプションのバックグラウンド・プロセス。共有サーバー構成を使用している場合のみ存在する。使用中の通信プロトコルごとに、少なくとも1つのディスパッチャ・プロセス
(D000、. . .、Dnnn)が作成される。各ディスパッチャ・プロセスは、接続されたユーザー・プロセスから利用できる共有サーバー・プロセスへの要求の経路を指示し、適切なユーザー・プロセスにその応答を戻す。

関連項目: 「共有サーバー

問合せブロック (query block)

表に対する自己完結型DML。問合せブロックは、トップレベルのDMLまたは副問合せの場合がある。

関連項目: 「DML

同時実行性 (concurrency)

多数のユーザーによる同一のデータへの同時アクセス。マルチユーザー・データベース管理システムには、データが正しく更新または変更され、データ整合性が維持されるように、適切な同時実行性制御が必要である。

関連項目: 「データ整合性

トランザクション (transaction)

1つ以上のSQL文を含む論理的な作業単位。トランザクション内のすべての文は、まとめてコミットまたはロールバックされる。

関連項目: 「コミット」、「ロールバック

トランザクション・リカバリ (transaction recovery)

トランザクション・リカバリでは、障害が発生したインスタンスのコミットされていないトランザクションをすべてロールバックする必要がある。これらは、コミットされていなかった進行中のトランザクションであり、Oracle Databaseで取り消す必要がある。コミットされていないトランザクションがディスクに保存されることがある。この場合Oracle Databaseは、UNDOデータを使用して、データファイルに書き込まれたがコミットされていない変更の効果を元に戻す。

トリガー (trigger)

表またはビューの変更時に、自動的に起動されるストアド・データベース・プロシージャ。たとえば、INSERTUPDATEまたはDELETE操作によって起動される。

パーティション (partition)

表または索引の下位の管理しやすいピース。表はパーティション化キーに基づいてパーティション化される。たとえば、販売履歴表は販売日によってパーティション化され、各カレンダ四半期に1つのパーティションが割り当てられる。大規模な表の場合は、パーティションによって問合せパフォーマンスが向上し、表の管理が簡単になる。

バイト・セマンティクス (byte semantics)

文字列の長さがバイトで測定される。

バックグラウンド・プロセス (background process)

バックグラウンド・プロセスでは、各ユーザー・プロセスごとに実行される複数のOracleプログラムによって処理されるようなファンクションを統合する。バックグラウンド・プロセスは、I/Oを非同期的に実行し、他のOracleプロセスを監視することにより、並列性を強化してパフォーマンスおよび信頼性を向上させる。

Oracle Databaseは、インスタンスごとに一連のバックグラウンド・プロセスを作成する。

関連項目: 「インスタンス」、「プロセス」、「Oracleプロセス」、「ユーザー・プロセス

バッファ・キャッシュ (buffer cache)

Oracle Databaseデータ・ブロックのコピーを保持するSGA部分。インスタンスに同時接続されたユーザー・プロセスはすべて、バッファ・キャッシュへのアクセスを共有する。

このキャッシュのバッファは、次の2つのリストで編成される。使用済リストおよび最低使用頻度リスト(LRU)である。使用済リストは、使用済バッファを保持する。使用済バッファとは、修正されたが、まだディスクに書き込まれていないデータを含むバッファである。最低使用頻度リスト(LRU)は、使用可能バッファ(変更されておらず使用可能)、使用中バッファ(現在アクセス中)および使用済リストに移動していない使用済バッファを保持する。

関連項目: 「システム・グローバル領域

非一貫性バックアップ (inconsistent backup)

一部のファイルにそのファイルのチェックポイントより後に行われた変更が含まれているバックアップ。このタイプのバックアップは、リカバリを実行しないと一貫性を維持できない。通常、非一貫性バックアップは、データベース・バックアップをオンライン化することで作成される。つまり、ファイルのバックアップ中はデータベースがオープン状態になっている。非一貫性バックアップを作成するには、次のどちらかの時点でデータベースがクローズ状態になっているときにデータファイルのバックアップを作成する方法もある。

非一貫性バックアップが役立つのは、データベースがARCHIVELOGモードの場合のみである。

関連項目: 「一貫性バックアップ」、「オンライン・バックアップ」、「システム変更番号」、「データベース全体のバックアップ

ビュー (view)

ビューとは、1つ以上の表のデータをユーザーの必要にあわせて調整したデータ表現。ビューは、ストアド・クエリーとみなすこともできる。ビューにデータは実際には含まれていない。データは基になる表から導出される。

表の場合と同じように、ビューに対しても、いくつかの制限付きで、問合せ、更新、挿入および削除を実行できる。ビュー上で実行されるすべての操作は、その実表に影響する。

(table)

Oracle Databaseにおけるデータ記憶域の基本単位。表データは、行と列に格納されている。

関連項目: 「」、「

表領域 (tablespace)

関連する論理構造をまとめてグループ化したデータベース記憶域の単位。

関連項目: 「論理構造

品質保証契約 (service level agreement: SLA)

サービス・プロバイダとサービス・コンシューマの間の契約。通常は、サービス内容、サービスの最大許容中断、サービス配信の評価の担当者、およびプロバイダが契約条件を履行できなかった場合の対応などが定められている。

物理構造 (physical structures)

データファイル、REDOログ・ファイルおよび制御ファイルを含めたOracle Databaseの物理データベース構造。

関連項目: 「論理構造

物理バックアップ (physical backups)

ある場所から別の場所にコピーされた物理データベース・ファイル。この場合のファイルは、データファイル、アーカイブREDOログまたは制御ファイル。物理バックアップを作成するには、Recovery Managerを使用する方法と、UNIXのcpなどのオペレーティング・システム・コマンドを使用する方法がある。

関連項目: 「論理バックアップ

フラッシュ・リカバリ領域 (flash recovery area)

制御ファイルやオンラインREDOログのコピー、アーカイブ・ログ、フラッシュバック・ログおよびRMANのバックアップなど、リカバリ関連ファイルの格納に使用できるオプションのディスク位置。フラッシュ・リカバリ領域のファイルは、Oracle Databaseにより自動的に管理される。ユーザーは、フラッシュ・リカバリ領域の最大サイズであるディスクの割当てを指定できる。

プログラム・グローバル領域 (program global area: PGA)

サーバー・プロセス用のデータや制御情報を含むメモリー・バッファ。PGAはサーバー・プロセスの起動時に、Oracle Databaseによって作成される。PGA内の情報はOracle Databaseの構成によって異なる。

プロセス (process)

Oracleデータベース・インスタンスにおけるプロセスごとに特定のジョブが実行される。Oracle Databaseとデータベース・アプリケーションの作業を複数のプロセスに分割することにより、複数のユーザーやアプリケーションが同時に1つのデータベース・インスタンスに接続できる。

関連項目: 「Oracleプロセス」、「ユーザー・プロセス

分散処理 (distributed processing)

複数のコンピュータを使用するソフトウェア・アーキテクチャ。関連するジョブの集まりを分割処理する。分散処理により、1つのコンピュータでのワークロードが軽減する。

平均リカバリ時間 (mean time to recover: MTTR)

データベースのインスタンス・リカバリまたはメディア・リカバリの所要時間。たとえば、ディスク障害からのメディア・リカバリについて、目標を10分に設定できる。メディア・リカバリのMTTRには、検出速度、メディア・リカバリの実行に使用する方法のタイプおよびデータベースの規模など、様々な要因が影響する。

マウントされたデータベース (mounted database)

起動されており、オープンしているデータベースに対応付けられた制御ファイルを持つインスタンス。データベースはオープンせずにマウントできる。通常、データベースをこの状態にするのは、メンテナンスやリストアおよびリカバリ操作を実行する場合である。

マテリアライズド・ビュー (materialized view)

マテリアライズド・ビューは、問合せ結果を別々のスキーマ・オブジェクトに格納して、表データへのアクセスを提供する。

関連項目: 「ビュー

ユーザー・プロセス (user process)

ユーザー・プロセスは、アプリケーションまたはOracleのツール製品のコードを実行する。

関連項目: 「プロセス」、「Oracleプロセス

ユーザー名 (user name)

Oracle Databaseおよび他のユーザーがユーザーを識別するための名前。すべてのユーザー名にはパスワードが関連付けられており、Oracle Databaseに接続するときはユーザー名とパスワードの両方を入力する必要がある。

優先順位逆転 (priority inversion)

優先順位逆転は、優先順位の高いジョブが優先順位の低いジョブより少ないリソース量で実行される場合に発生する。したがって、予定した優先順位が逆転する。

読取り一貫性 (read consistency)

マルチユーザー環境では、Oracle Databaseの読取り一貫性によって次の内容が保証される。

関連項目: 「同時実行性」、「データ整合性

読取り専用データベース (read-only database)

ALTER DATABASE OPEN READ ONLYコマンドを使用してオープンされたデータベース。その名が示すように、読取り専用データベースは問合せ専用であり、変更はできない。Oracle Databaseでは、スタンバイ・データベースを読取り専用モードで実行できる。つまり、プライマリ・データベースの最新の緊急時代替としての役割を果しながら問い合せることができる。

ラージ・プール (large pool)

Oracle Databaseのバックアップ処理とリストア処理、I/Oサーバー・プロセスおよび共有サーバーとOracle XAのセッション・メモリー用に、大量のメモリー割当てを提供するシステム・グローバル領域内のオプション領域。

関連項目: 「システム・グローバル領域」、「プロセス」、「共有サーバー」、「Oracle XA

(column)

特定のデータ・ドメインを表すデータベース表内の垂直方向の領域。列には、列名および特定のデータ型がある。たとえば、従業員情報の表では、すべての従業員の採用年月日は1つの列で構成される。

関連項目: 「」、「

ロールバック (rolling back)

リカバリのロールフォワード段階でデータベースに適用されたコミットされていないトランザクションを、ロールバック・セグメントを使用して取り消すこと。

関連項目: 「コミット」、「ロールフォワード

ロールバック・セグメント (rollback segment)

ロールバック情報を一時的に格納するために、データベース管理者が作成した論理データベース構造。ロールバック・セグメントには、コミットされるまでに、トランザクションのSQL文で変更された古いデータが格納される。このUNDO格納方法は非推奨になった。

関連項目: 「コミット」、「論理構造」、「セグメント」、「自動UNDO管理モード

ロールフォワード (rolling forward)

データファイルと制御ファイルに対する変更をリカバリするために、これらのファイルにREDOレコードまたは増分バックアップを適用すること。

関連項目: 「ロールバック

ログ・ライター・プロセス (log writer process: LGWR)

ログ・ライター・プロセス(LGWR)は、REDOログ・バッファ管理、つまりディスク上のREDOログ・ファイルへのREDOログ・バッファの書込みを実行する。LGWRは、最後の書込み以後にバッファにコピーされたREDOエントリすべてを、REDOログ・ファイルに書き込む。

関連項目: 「REDOログ

論理構造 (logical structures)

表領域、スキーマ・オブジェクト、データ・ブロック、エクステントおよびセグメントを含めたOracle Databaseの論理構造。物理構造と論理構造は分離されているので、論理記憶構造へのアクセスに影響を与えずに、データの物理記憶域を管理できる。

関連項目: 「物理構造

論理バックアップ (logical backups)

Oracle Export UtilityがSQLを使用してデータベース・データを読み取り、オペレーティング・システム・レベルでバイナリ・ファイルにエクスポートするバックアップ。その後、Oracleユーティリティを使用してデータをデータベースにインポートできる。Oracle Export Utilityを使用して実行したバックアップは、Recovery Managerによるバックアップと次の点で異なる。

関連項目: 「物理バックアップ


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