この章では、Oracle Streams Advanced Queuing(AQ)管理インタフェースのビューおよびOracle Messaging Gateway(MGW)のビューについて説明します。
注意: この章で説明していないビューはすべて『Oracle Databaseリファレンス』で説明されています。 |
内容は次のとおりです。
AQ$INTERNET_USERS: インターネット・アクセスが登録されたOracle Streams AQエージェント
(G)V$PERSISTENT_SUBSCRIBERS: インスタンスにある永続キューのすべてのアクティブなサブスクライバ
DBA_QUEUE_TABLES
ビューは、キュー表の所有者インスタンスを示します。キュー表は、複数のキューを含むことがあります。この場合、キュー表内の各キューはキュー表と同じ所有者インスタンスを持ちます。列は、ALL_QUEUE_TABLES
の列と同じです。
USER_QUEUE_TABLES
ビューは、ユーザー・スキーマ内のキュー表のみを表示する点を除いて、DBA_QUEUE_TABLES
と同じです。このビューには、OWNER
の列は含まれません。
ALL_QUEUES
ビューは、現行ユーザーにエンキューまたはデキュー権限が付与されているすべてのキューを示します。MANAGE
ANY
QUEUE
、ENQUEUE
ANY
QUEUE
またはDEQUEUE
ANY
QUEUE
などのアドバンスト・キューイング・システムの権限がユーザーに付与されている場合、このビューはデータベース内のすべてのキューを示します。
USER_QUEUE_SCHEDULES
ビューは、ユーザー・スキーマ内のキュー・スケジュールのみを表示する点を除いて、DBA_QUEUE_SCHEDULES
と同じです。
QUEUE_PRIVILEGES
ビューは、ユーザーが権限付与者、権限受領者または所有者になっているキューを示します。また、使用可能なロールがPUBLIC
に付与されているキューも示します。
AQ$
Queue_Table_Name
ビューは、メッセージ・データが格納されているキュー表を示します。このビューはキュー表ごとに自動的に作成され、キュー・データの問合せに使用されます。デキュー履歴データ(時間、ユーザーIDおよびトランザクションID)は、シングル・コンシューマ・キューについてのみ有効です。
compatible
パラメータを8.1以上に設定して作成されたキュー表では、コンシューマによってデキューされなかったメッセージが「UNDELIVERABLE
」と表示されます。これらのメッセージは、msgid
でデキューできます。Oracle Streams AQのキュー・プロセス・モニターが実行されている場合、メッセージは最終的に例外キューに移動されます。これらのメッセージは、通常のデキュー方法で例外キューからデキューできます。
compatible
パラメータなしで作成されたマルチ・コンシューマ・キュー表、またはcompatible
パラメータを8.0に設定して作成されたマルチ・コンシューマ・キュー表は、コンシューマごとのメッセージ状態を表示せず、全体的なメッセージの状態のみを表示します。
注意: compatible が8.0 に設定されているキュー表で作成されたキュー(このマニュアルでは8.0形式のキューと呼びます)は、Oracle Streams AQ 10gリリース2(10.2)では廃止されています。したがって、新しいキューの作成には8.1以降の形式を使用し、既存の8.0形式のキューをなるべく早く移行することをお薦めします。
|
REMOVE
モードでメッセージがデキューされると、メッセージをデキューしたコンシューマのDEQ_TIME
、DEQ_USER_ID
およびDEQ_TXN_ID
が更新されます。
MSGID
およびORIGINAL_MSGID
を使用して、伝播されたメッセージを連鎖させることができます。メッセージ識別子がm1
のメッセージがリモート・キューに伝播されると、m1
はリモート・キューのORIGINAL_MSGID
列に格納されます。
Oracle Database 10g以降は、AQ$
Queue_Table_Name
にバッファ済メッセージが含まれます。MSG_STATE
に、バッファ済メッセージが次のいずれかの値で示されます。
IN MEMORY
ユーザーによってエンキューされたバッファ済メッセージ
DEFERRED
取得プロセスによってエンキューされたバッファ済メッセージ
SPILLED
ユーザーによってエンキューされ、ディスクに流出したバッファ済メッセージ
DEFERRED SPILLED
取得によってエンキューされ、ディスクに流出したバッファ済メッセージ
BUFFERED EXPIRED
期限切れのバッファ済メッセージ
表9-1 AQ$Queue_Table_Nameビュー
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
QUEUE
|
VARCHAR2(30)
|
- | キュー名 |
MSG_ID
|
RAW(16)
|
NOT NULL
|
メッセージの一意識別子 |
CORR_ID
|
VARCHAR2(128)
|
- | ユーザー指定の相関識別子 |
MSG_PRIORITY
|
NUMBER
|
- | メッセージの優先順位 |
MSG_STATE
|
VARCHAR2(16)
|
- | メッセージ状態 |
DELAY
|
DATE
|
- | 待機状態のメッセージが準備完了になる日付書式の時間。ENQUEUE_TIME およびユーザーがDELAY を指定した場合と同じです。
|
DELAY_TIMESTAMP
|
TIMESTAMP
|
- | 待機状態のメッセージが準備完了になるタイムスタンプ書式の時間。ENQUEUE_TIMESTAMP およびユーザーがDELAY を指定した場合と同じです。
|
EXPIRATION
|
NUMBER
|
- | メッセージがREADY 状態になってから、期限切れになるまでの秒数
|
ENQ_TIME
|
DATE
|
- | エンキュー時刻 |
ENQ_TIMESTAMP
|
TIMESTAMP
|
- | エンキュー時刻 |
ENQ_USER_ID
|
NUMBER
|
- | エンキュー・ユーザーID |
ENQ_USER_ID (10.1のキュー表)
|
VARCHAR2(30)
|
- | エンキュー・ユーザー名 |
ENQ_TXN_ID
|
VARCHAR2(30)
|
- | エンキュー・トランザクションID |
DEQ_TIME
|
DATE
|
- | デキュー時刻 |
DEQ_TIMESTAMP
|
TIMESTAMP
|
- | デキュー時刻 |
DEQ_USER_ID
|
NUMBER
|
- | デキュー・ユーザーID |
DEQ_USER_ID (10.1のキュー表)
|
VARCHAR2(30)
|
- | デキュー・ユーザー名 |
DEQ_TXN_ID
|
VARCHAR2(30)
|
- | デキュー・トランザクションID |
RETRY_COUNT
|
NUMBER
|
- | 再試行回数 |
EXCEPTION_QUEUE_OWNER
|
VARCHAR2(30)
|
- | 例外キューのスキーマ |
EXCEPTION_QUEUE
|
VARCHAR2(30)
|
- | 例外キュー名 |
USER_DATA
|
- | - | ユーザー・データ |
SENDER_NAME
|
VARCHAR2(30)
|
- | メッセージをエンキューしたエージェント名(8.1互換のキュー表でのみ有効) |
SENDER_ADDRESS
|
VARCHAR2(1024)
|
- | 最後に伝播を行ったソース・キュー名およびデータベース名(8.1互換のキュー表でのみ有効)。ソース・キューがローカル・データベースにあるときは、データベース名は指定されません。 |
SENDER_PROTOCOL
|
NUMBER
|
- | 送信者アドレスのプロトコル。今後の使用のために確保されています(8.1互換のキュー表でのみ有効)。 |
ORIGINAL_MSGID
|
RAW(16)
|
- | ソース・キューにおけるメッセージID(8.1互換のキュー表でのみ有効) |
CONSUMER_NAME
|
VARCHAR2(30)
|
- | メッセージを受け取るエージェント名(8.1互換のマルチ・コンシューマ・キュー表でのみ有効) |
ADDRESS
|
VARCHAR2(1024)
|
- | メッセージを受け取るエージェントのキュー名およびデータベース・リンク名。ソース・キューがローカル・データベースにあるときは、データベース・リンク名は指定されません。メッセージを受け取るエージェントがそのキューのローカル・エージェントである場合はNULL になります(8.1互換のマルチ・コンシューマ・キュー表でのみ有効)。
|
PROTOCOL
|
NUMBER
|
- | メッセージを受け取るエージェント・アドレスのプロトコル(8.1互換のキュー表でのみ有効) |
PROPAGATED_MSGID
|
RAW(16)
|
- | メッセージを受け取るエージェントのキューにおけるメッセージID(8.1互換のキュー表でのみ有効) |
ORIGINAL_QUEUE_NAME
|
VARCHAR2(30)
|
- | メッセージの送信元であるキューの名前 |
ORIGINAL_QUEUE_OWNER
|
VARCHAR2(30)
|
- | メッセージの送信元であるキューの所有者 |
EXPIRATION_REASON
|
VARCHAR2(19)
|
- | メッセージが例外キューに格納された理由。TIME_EXPIRATION (指定の時間が経過したために期限切れになった)、MAX_RETRY_EXCEEDED (再試行回数が最大値を超えた)およびPROPAGATION_FAILURE (伝播の途中で配信不能な状態になった)のいずれかの値で示されます。
|
注意: RETRY_COUNT がMAX_RETRIES より大きいメッセージは、例外キューに移動されます。サーバー・プロセスがインスタンスで停止した(ALTER SYSTEM KILL SESSION またはSHUTDOWN ABORT など)ためにデキュー・トランザクションが失敗した場合、RETRY_COUNT は増分されません。
|
AQ$
Queue_Table_Name
_S
ビューは、指定されたキュー表の、すべてのキューのサブスクライバに関する情報を示します。このビューは、ユーザーがDBMS_AQADM.ADD_SUBSCRIBER
を使用することによって作成されたサブスクライバ、およびユーザー作成イベントを適用するための適用プロセスのために作成されたサブスクライバを表示します。また、作成時に変換が使用されたサブスクライバについては、その変換名も表示します。このビューは、キュー表の作成時に生成されます。
このビューの機能は、DBMS_AQADM.QUEUE_SUBSCRIBERS()
プロシージャに相当します。これらのキューのサブスクライバを参照する場合、プロシージャではなくビューを使用することをお薦めします。このビューは、8.1互換のキュー表でのみ作成されます。
AQ$
Queue_Table_Name
_R
ビューは、指定されたキュー表のすべてのキューのサブスクライバのうち、ルール・ベースのサブスクライバ(各サブスクライバによって定義されたルールのテキストを含む)のみ示します。サブスクライバの変換が指定されている場合は、その変換名も示します。このビューは、キュー表の作成時に生成されます。
このビューは、8.1互換のキュー表でのみ作成されます。
DBA_QUEUE_SUBSCRIBERS
ビューは、データベースのすべてのキューの全サブスクライバのリストを戻します。列は、ALL_QUEUE_SUBSCRIBERS
の列と同じです。
USER_QUEUE_SUBSCRIBERS
ビューは、現行のユーザーのスキーマにあるキューのサブスクライバのリストを戻します。OWNER
列を含まない場合、列はALL_QUEUE_SUBSCRIBERS
の列と同じです。
ALL_QUEUE_SUBSCRIBERS
ビューは、現行のユーザーがデキューする権限を持っているキューへのサブスクライバのリストを戻します。
DBA_TRANSFORMATIONS
ビューは、データベース内のすべての変換を示します。これらの変換をエンキュー、デキュー、サブスクライブなどのアドバンスト・キューイング操作で指定すれば、メッセージ交換での変換が自動的に統合されます。このビューは、DBA権限を持つユーザーのみがアクセスできます。
DBA_ATTRIBUTE_TRANSFORMATIONS
ビューは、データベース内のすべての変換の変換ファンクションを示します。
USER_TRANSFORMATIONS
ビューは、ユーザーが所有するすべての変換を示します。変換の定義を参照するには、USER_ATTRIBUTE_TRANSFORMATIONS
を問い合せます。
USER_ATTRIBUTE_TRANSFORMATIONS
ビューは、ユーザーのすべての変換の変換ファンクションを示します。
DBA_SUBSCR_REGISTRATIONS
ビューは、データベース内のすべてのサブスクリプション登録をリストします。
USER_SUBSCR_REGISTRATIONS
ビューは、現行ユーザーのデータベース内のすべてのサブスクリプション登録をリストします。列は、DBA_SUBSCR_REGISTRATIONS
の列と同じです。
AQ$INTERNET_USERS
ビューは、Oracle Streams AQへのインターネット・アクセスが登録されたエージェントの情報を示します。また、各インターネット・エージェントがマップするデータベース・ユーザーのリストも示します。
9-4 AQ$INTERNET_USERSビュー
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
AGENT_NAME
|
VARCHAR2(30)
|
- | Oracle Streams AQインターネット・エージェントの名前 |
DB_USERNAME
|
VARCHAR2(30)
|
- | このインターネット・エージェントのマップ先のデータベース・ユーザーの名前 |
HTTP_ENABLED
|
VARCHAR2(4)
|
- | このエージェントがOracle Streams AQへのHTTPアクセスを許可されている場合はYES 、許可されていない場合はNO
|
FTP_ENABLED
|
VARCHAR2(4)
|
- | このエージェントがOracle Streams AQへのFTPアクセスを許可されているかどうか(このリリースでは常にNO )
|
(G)V$AQ
ビューは、データベース全体における状態ごとのメッセージ数に関する情報を示します。
Real Application Clusters環境では、各インスタンスはそれぞれのOracle Streams AQ統計情報を固有のシステム・グローバル領域(SGA)に所有し、他のインスタンスによって収集された統計については認識しません。ただし、あるインスタンスでGV$AQ
ビューに対して問い合せると、その他のすべてのインスタンスからそれぞれのOracle Streams AQ統計情報が問合せ元のインスタンスに集計されます。
V$BUFFERED_QUEUES
ビューは、インスタンスにあるすべてのバッファ済キューに関する情報を示します。1つのキューに対して1行ずつ示されます。
V$BUFFERED_SUBSCRIBERS
ビューは、インスタンスにあるすべてのバッファ済キューのサブスクライバに関する情報を示します。サブスクライバ、キュー各1つに対して1行ずつ示されます。
V$BUFFERED_PUBLISHERS
ビューは、インスタンスにあるすべてのバッファ済パブリッシャに関する情報を示します。送信者、キュー各1つに対して1行ずつ示されます。データベース(またはOracle RAC環境のインスタンス)を再起動すると、値はゼロにリセットされます。
V$PERSISTENT_QUEUES
ビューは、インスタンスにあるすべてのアクティブな永続キューに関する情報を示します。1つのキューに対して1行ずつ示されます。データベース(またはOracle RAC環境のインスタンス)を再起動すると、行は削除されます。
V$PERSISTENT_SUBSCRIBERS
ビューは、データベースにある永続キューのすべてのアクティブなサブスクライバに関する情報を示します。インスタンス、キュー、サブスクライバ各1つに対して1行ずつ示されます。データベース(またはOracle RAC環境のインスタンス)を再起動すると、行は削除されます。
V$PERSISTENT_PUBLISHERS
ビューは、データベースにある永続キューのすべてのアクティブなパブリッシャに関する情報を示します。インスタンス、キュー、パブリッシャ各1つに対して1行ずつ示されます。データベース(またはOracle RAC環境のインスタンス)を再起動すると、行は削除されます。
V$PROPAGATION_SENDER
ビューは、送信(ソース)側のバッファ・キュー伝播スケジュールに関する情報を示します。データベース(またはReal Application Clusters(RAC)インスタンス)を再起動する、伝播が別のインスタンスに移行する、またはスケジュールが解除された伝播を試行すると、値はゼロにリセットされます。
V$PROPAGATION_SENDER
ビューは、受信(宛先)側のバッファ・キュー伝播スケジュールに関する情報を示します。データベース(またはReal Application Clusters(RAC)インスタンス)を再起動する、伝播が別のインスタンスに移行する、またはスケジュールが解除された伝播を試行すると、値はゼロにリセットされます。
V$METRICGROUP
ビューは、ストリームの4つの主要コンポーネント、取得、伝播、適用およびキューそれぞれのメトリック・グループに関する情報を示します。
このビューは、最新の間隔の取得、伝播および適用メトリックを示します。
表9-5 GV$STREAMSMETRICビュー
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
INST_ID
|
インスタンス | ID(GV$のみ) |
BEGIN_TIME
|
DATE
|
間隔の開始時間 |
END_TIME
|
DATE
|
間隔の終了時間 |
INTSIZE_CSEC
|
NUMBER
|
間隔サイズ(センチ秒) |
COMPONENT_TYPE
|
VARCHAR2(32)
|
コンポーネントのタイプ('CAPTURE '、'PROPAGATION 'または'APPLY 'のいずれか)
|
COMPONENT_NAME
|
VARCHAR2(32)
|
ストリーム・コンポーネントの名前 |
COMPONENT_START_TIME
|
DATE
|
コンポーネントが開始された時間 |
RATE1_VALUE
|
NUMBER
|
率1の値 |
RATE1_NAME
|
VARCHAR2(64)
|
率1の名前 |
RATE1_UNIT
|
VARCHAR2(64)
|
率1の測定単位 |
RATE2_VALUE
|
NUMBER
|
率2の値 |
RATE2_NAME
|
VARCHAR2(64)
|
率2の名前 |
RATE2_UNIT
|
VARCHAR2(64)
|
率2の測定単位 |
LATENCY
|
NUMBER
|
コンポーネントで処理された最後のメッセージがREDOに書き込まれた時間から、メッセージがこのコンポーネントで処理されるまでの待機時間 |
このビューは、過去1時間のストリーム・メッセージのすべてのメトリック値を戻します。これは、(G)V$STREAMSMETRIC: 最新の間隔のストリーム・メトリックと同じ形態です。
このビューは、最新の間隔のキュー・メトリックを示します。
表9-6 GV$QUEUEMETRICビュー
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
INST_ID
|
インスタンス | ID(GV$のみ) |
BEGIN_TIME
|
DATE
|
間隔の開始時間 |
END_TIME
|
DATE
|
間隔の終了時間 |
INTSIZE_CSEC
|
NUMBER
|
間隔サイズ(センチ秒) |
QUEUE_NAME
|
VARCHAR2(32)
|
キュー名 |
QUEUE_START_TIME
|
DATE
|
キューが開始された時間 |
ENQUEUED_PER_SECOND
|
NUMBER
|
1秒当たりにエンキューされたメッセージ数 |
SPILLED_PER_SECOND
|
NUMBER
|
1秒当たりに流出したメッセージ数 |
NUM_MESSAGES
|
NUMBER
|
キューの現在のメッセージ数 |
このビューは、過去1時間のキュー・メッセージのすべてのメトリック値を戻します。これは、(G)V$QUEUEMETRIC: 最新の間隔のキュー・メトリックと同じ形態です。
このビューは、ストリーム・メトリックの履歴へのカタログ・アクセスを示します。
表9-7 DBA_HIST_STREAMSMETRICビュー
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
SNAP_ID
|
NUMBER
|
AWRで必須のスナップショットID |
DBID
|
NUMBER
|
AWRで必須のデータベースID |
INSTANCE_NUMBER
|
NUMBER
|
AWRで必須のインスタンス番号 |
BEGIN_TIME
|
DATE
|
間隔の開始時間 |
END_TIME
|
DATE
|
間隔の終了時間 |
INTSIZE
|
NUMBER
|
間隔サイズ(センチ秒) |
COMPONENT_TYPE
|
VARCHAR2(32)
|
コンポーネントのタイプ('CAPTURE '、'PROPAGATION 'または'APPLY 'のいずれか)
|
COMPONENT_NAME
|
VARCHAR2(32)
|
ストリーム・コンポーネントの名前 |
COMPONENT_START_TIME
|
DATE
|
コンポーネントが開始された時間 |
RATE1_VALUE
|
NUMBER
|
率1の値 |
RATE2_VALUE
|
NUMBER
|
率2の値 |
LATENCY
|
NUMBER
|
コンポーネントで処理された最後のメッセージがREDOに書き込まれた時間から、メッセージがこのコンポーネントで処理されるまでの待機時間 |
このビューは、キュー・メトリックの履歴へのカタログ・アクセスを示します。
表9-8 DBA_HIST_QUEUEMETRICビュー
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
SNAP_ID
|
NUMBER
|
AWRで必須のスナップショットID |
DBID
|
NUMBER
|
AWRで必須のデータベースID |
INSTANCE_NUMBER
|
NUMBER
|
AWRで必須のインスタンス番号 |
QUEUE_NAME
|
VARCHAR2(32)
|
キュー・プロセス名 |
QUEUE_START_TIME
|
DATE
|
キューが開始された時間 |
BEGIN_TIME
|
DATE
|
間隔の開始時間 |
END_TIME
|
DATE
|
間隔の終了時間 |
INTSIZE
|
NUMBER
|
間隔サイズ(センチ秒) |
ENQUEUED_PER_SECOND
|
NUMBER
|
1秒当たりにエンキューされたメッセージ |
SPILLED_PER_SECOND
|
NUMBER
|
1秒当たりに流出したメッセージ |
NUMMESSAGES
|
NUMBER
|
キューのメッセージ数 |
このビューは、メッセージ・ゲートウェイの構成およびステータスに関する情報をリストします。
表9-9 MGW_GATEWAYビューのプロパティ
名前 | 型 | 説明 |
---|---|---|
AGENT_DATABASE
|
VARCHAR2
|
メッセージ・ゲートウェイ・エージェントが使用するデータベース接続文字列。NULL は、ローカル接続を使用することを示します。
|
AGENT_INSTANCE
|
NUMBER
|
メッセージ・ゲートウェイ・エージェントが現在実行されているデータベース・インスタンス。エージェントが実行されていない場合、NULL です。
|
AGENT_JOB
|
NUMBER
|
[廃止] メッセージ・ゲートウェイ・エージェントのプロセスの起動に使用するキューされたジョブのジョブ番号。ジョブ番号は、メッセージ・ゲートウェイの開始時に設定され、停止時に削除されます。 |
AGENT_NAME
|
VARCHAR2
|
メッセージ・ゲートウェイ・エージェントの名前。 |
AGENT_PING
|
VARCHAR2
|
ゲートウェイ・エージェントのpingステータス。値は次のとおりです。
|
AGENT_START_TIME
|
TIMESTAMP
|
現在実行されているメッセージ・ゲートウェイ・エージェントが起動された時間。エージェントが実行されていない場合、NULL です。
|
AGENT_STATUS
|
VARCHAR2
|
メッセージ・ゲートウェイ・エージェントのステータス。値は次のとおりです。
|
AGENT_USER
|
VARCHAR2
|
メッセージ・ゲートウェイ・エージェントがデータベースへの接続に使用するデータベース・ユーザー名。 |
COMMENTS
|
VARCHAR2
|
エージェントに関するコメント。 |
CONNTYPE
|
VARCHAR2
|
エージェントが使用する接続タイプ。
|
INITFILE
|
VARCHAR2
|
エージェントが使用するメッセージ・ゲートウェイ初期化ファイルの名前。NULL は、デフォルトの初期化ファイルを使用することを示します。
|
LAST_ERROR_DATE
|
DATE
|
メッセージ・ゲートウェイ・エージェントの最終エラーの日付。メッセージ・ゲートウェイが開始すると、最終エラー情報は削除されます。これは、異常な状態によりメッセージ・ゲートウェイ・エージェントが起動に失敗または終了した場合に設定されます。 |
LAST_ERROR_MSG
|
VARCHAR2
|
メッセージ・ゲートウェイ・エージェントの最終エラーに関するメッセージ。 |
LAST_ERROR_TIME
|
VARCHAR2
|
メッセージ・ゲートウェイ・エージェントの最終エラーの時間。 |
MAX_CONNECTIONS
|
NUMBER
|
[廃止] Oracleデータベースへのメッセージ・コネクションの最大数。 |
MAX_MEMORY
|
NUMBER
|
メッセージ・ゲートウェイ・エージェントにより使用される最大ヒープ・サイズ(MB)。 |
MAX_THREADS
|
NUMBER
|
メッセージ・ゲートウェイ・エージェントにより作成されるメッセージ・スレッドの最大数。 |
SERVICE
|
VARCHAR2
|
エージェントにより使用されるOracle Schedulerジョブ・クラスに関連付けられたデータベース・サービスの名前。 |
このビューは、メッセージ・ゲートウェイ・エージェントのサプリメンタル・オプションおよびプロパティに関する情報をリストします。
表9-10 DBA_AGENT_OPTIONSビュー
列 | 型 | 説明 |
---|---|---|
AGENT_NAME
|
VARCHAR2
|
メッセージ・ゲートウェイ・エージェントの名前。 |
ENCRYPTED
|
VARCHAR2
|
値を暗号化して格納するかどうかを示します。
|
NAME
|
VARCHAR2
|
オプションの名前。 |
TYPE
|
VARCHAR2
|
オプションタイプまたは使用方法。オプションを使用してJavaシステム・プロパティを設定する場合、JAVA_SYSTEM_PROP です。
|
VALUE
|
VARCHAR2
|
オプションの値。値が暗号化されたフォームで格納される場合、<<ENCRYPTED >>です。
|
このビューは、WebSphere MQメッセージ・システム・リンクに関する情報をリストします。このビューには、リンク作成時に指定された大部分のメッセージ・システムのプロパティが表示されます。
表9-12 MGW_MQSERIES_LINKSビューのプロパティ
名前 | 型 | 説明 |
---|---|---|
AGENT_NAME
|
VARCHAR2
|
このリンクの伝播ジョブを処理するメッセージ・ゲートウェイ・エージェントの名前 |
CHANNEL
|
VARCHAR2
|
接続チャネル |
HOSTNAME
|
VARCHAR2
|
WebSphere MQホストの名前 |
INBOUND_LOG_QUEUE
|
VARCHAR2
|
インバウンド伝播のログ・キュー |
INTERFACE_TYPE
|
VARCHAR2
|
メッセージ・インタフェース・タイプ。値は次のとおりです。
|
LINK_COMMENT
|
VARCHAR2
|
リンクに関するユーザー・コメント |
LINK_NAME
|
VARCHAR2
|
メッセージ・システム・リンクの名前 |
MAX_CONNECTIONS
|
NUMBER
|
メッセージ・コネクションの最大数 |
OPTIONS
|
SYS.MGW_PROPERTIES
|
リンク・オプション |
OUTBOUND_LOG_QUEUE
|
VARCHAR2
|
発信伝播のログ・キュー |
PORT
|
NUMBER
|
ポート番号 |
QUEUE_MANAGER
|
VARCHAR2
|
WebSphereキュー・マネージャの名前 |
このビューは、TIB/Rendezvousメッセージ・システム・リンクに関する情報をリストします。このビューには、リンク作成時に指定された大部分のメッセージ・システムのプロパティが表示されます。
表9-13 MGW_TIBRV_LINKSビューのプロパティ
プロパティ名 | 型 | 説明 |
---|---|---|
AGENT_NAME
|
VARCHAR2
|
このリンクの伝播ジョブを処理するメッセージ・ゲートウェイ・エージェントの名前 |
CM_LEDGER
|
VARCHAR2
|
TIB/Rendezvous CM ledgerのファイル名 |
CM_NAME
|
VARCHAR2
|
TIB/Rendezvous CM ledgerのファイル名 |
DAEMON
|
VARCHAR2
|
RDVトランスポート用のTIB/Rendezvousデーモン・パラメータ |
LINK_COMMENT
|
VARCHAR2
|
リンクに関するユーザー・コメント |
LINK_NAME
|
VARCHAR2
|
メッセージ・システム・リンクの名前 |
NETWORK
|
VARCHAR2
|
RDVトランスポート用のTIB/Rendezvousネットワーク・パラメータ |
OPTIONS
|
SYS.MGW_PROPERTIES
|
リンク・オプション |
SERVICE
|
VARCHAR2
|
RDVトランスポート用のTIB/Rendezvousサービス・パラメータ |
このビューは、外部キューに関する情報をリストします。このビューには、キュー登録時に指定された大部分のキューのプロパティが表示されます。
表9-14 MGW_FOREIGN_QUEUESビューのプロパティ
名前 | 型 | 説明 |
---|---|---|
DOMAIN
|
VARCHAR2
|
キュー・ドメイン・タイプ。値は次のとおりです。
|
LINK_NAME
|
VARCHAR2
|
メッセージ・システム・リンクの名前 |
NAME
|
VARCHAR2
|
登録キューの名前 |
OPTIONS
|
SYS.MGW_PROPERTIES
|
オプションのキュー・プロパティ |
PROVIDER_QUEUE
|
VARCHAR2
|
メッセージ・プロバイダ(ネイティブ)のキュー名 |
QUEUE_COMMENT
|
VARCHAR2
|
外部キューに対するユーザー・コメント |
このビューは、メッセージ・ゲートウェイ伝播ジョブに関する情報をリストします。このビューには、伝播ジョブの作成時に指定された大部分のジョブのプロパティが、その他のステータスおよび統計情報とともに表示されます。
表9-15 MGW_JOBSビュー
列 | 型 | 説明 |
---|---|---|
AGENT_NAME
|
VARCHAR2
|
このジョブを処理するメッセージ・ゲートウェイ・エージェントの名前 |
COMMENTS
|
VARCHAR2
|
伝播ジョブに関するコメント |
DESTINATION
|
VARCHAR2
|
メッセージの伝播先の宛先キュー |
ENABLED
|
VARCHAR2
|
ジョブが有効化されているかどうかを示します。値は次のとおりです。
|
EXCEPTION_QUEUE
|
VARCHAR2
|
伝播のロギングの目的で使用される例外キュー |
EXCEPTIONQ_MSGS
|
NUMBER
|
オプションタイプまたは使用方法。オプションを使用してJavaシステム・プロパティを設定する場合、JAVA_SYSTEM_PROP です。
|
FAILURES
|
NUMBER
|
最後にエージェントが起動されてから例外キューに移動されたメッセージの数 |
JOB_NAME
|
VARCHAR2
|
伝播ジョブの名前 |
LAST_ERROR_MSG
|
VARCHAR2
|
伝播の最終エラーに関するメッセージ |
LAST_ERROR_DATE
|
DATE
|
伝播の最終エラーの日付 |
LAST_ERROR_TIME
|
VARCHAR2
|
伝播の最終エラーの時間 |
LINK_NAME
|
VARCHAR2
|
このジョブで使用されるメッセージ・ゲートウェイ・リンクの名前 |
OPTIONS
|
SYS.MGW_PROPERTIES
|
ジョブ・オプション |
POLL_INTERVAL
|
INTEGER
|
伝播のポーリング間隔(秒) |
PROPAGATED_MSGS
|
NUMBER
|
最後にエージェントが起動されてから例外キューに伝播されたメッセージの数 |
PROP_STYLE
|
VARCHAR2
|
メッセージの伝播スタイル。値は次のとおりです。
|
PROPAGATION_TYPE
|
VARCHAR2
|
伝播タイプ。値は次のとおりです。
|
RULE
|
VARCHAR2
|
伝播ソースで使用されるサブスクリプション・ルール |
SOURCE
|
VARCHAR2
|
メッセージの伝播元のソース・キュー |
STATUS
|
VARCHAR2
|
ジョブ・ステータス。値は次のとおりです。
|
TRANSFORMATION
|
VARCHAR2
|
メッセージ変換に使用される変換 |
このビューは、メッセージ・ゲートウェイ・サブスクライバの構成およびステータスに関する情報をリストします。このビューには、サブスクライバの追加時に指定された大部分のサブスクライバのプロパティが、その他のステータスおよび統計情報とともに表示されます。
表9-16 MGW_SUBSCRIBERSビューのプロパティ
名前 | 型 | 説明 |
---|---|---|
DESTINATION
|
VARCHAR2
|
メッセージの伝播先の宛先キュー |
EXCEPTIONQ_MSGS
|
NUMBER
|
最後にエージェントが起動されてから伝播例外キューに移動されたメッセージの数 |
EXCEPTION_QUEUE
|
VARCHAR2
|
ロギングの目的で使用される例外キュー |
FAILURES
|
NUMBER
|
伝播の失敗数 |
LAST_ERROR_DATE
|
DATE
|
伝播の最終エラーの日付 |
LAST_ERROR_MSG
|
VARCHAR2
|
伝播の最終エラーに関するメッセージ |
LAST_ERROR_TIME
|
VARCHAR2
|
伝播の最終エラーの時間 |
OPTIONS
|
SYS.MGW_PROPERTIES
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サブスクライバ・オプション |
PROP_STYLE
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VARCHAR2
|
メッセージの伝播スタイル。値は次のとおりです。
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PROPAGATED_MSGS
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NUMBER
|
最後にエージェントが起動されてから宛先キューに伝播されたメッセージの数 |
PROPAGATION_TYPE
|
VARCHAR2
|
伝播タイプ。値は次のとおりです。
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QUEUE_NAME
|
VARCHAR2
|
サブスクリプション・ソース・キュー |
RULE
|
VARCHAR2
|
サブスクリプション・ルール |
STATUS
|
VARCHAR2
|
サブスクライバ・ステータス。値は次のとおりです。
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SUBSCRIBER_ID
|
VARCHAR2
|
伝播サブスクライバの識別子 |
TRANSFORMATION
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VARCHAR2
|
メッセージ変換に使用される変換 |
このビューは、メッセージ・ゲートウェイ・スケジュールの構成およびステータスに関する情報をリストします。このビューには、スケジュールの作成時に指定された大部分のスケジュールのプロパティが、その他のステータス情報とともに表示されます。
表9-17 MGW_SCHEDULESビューのプロパティ
名前 | 型 | 説明 |
---|---|---|
DESTINATION
|
VARCHAR2
|
伝播の宛先 |
LATENCY
|
NUMBER
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伝播枠の待機時間(秒) |
NEXT_TIME
|
VARCHAR2
|
将来の使用に備えて確保されています。 |
PROPAGATION_TYPE
|
VARCHAR2
|
伝播タイプ。値は次のとおりです。
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PROPAGATION_WINDOW
|
NUMBER
|
将来の使用に備えて確保されています。 |
SCHEDULE_DISABLED
|
VARCHAR2
|
スケジュールが使用不可かどうかを示します。Y は、スケジュールが使用不可であることを示します。N は、スケジュールが使用可能であることを示します。
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SCHEDULE_ID
|
VARCHAR2
|
伝播スケジュールの識別子 |
SOURCE
|
VARCHAR2
|
伝播ソース |
START_DATE
|
DATE
|
将来の使用に備えて確保されています。 |
START_TIME
|
VARCHAR2
|
将来の使用に備えて確保されています。 |