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SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス
リリース11.1
E05784-01
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ARCHIVE LOG

構文

ARCHIVE LOG {LIST | STOP} | {START | NEXT | ALL | integer } [TO destination]

オンラインREDOログ・ファイルの自動アーカイブの開始または終了、指定したREDOログ・ファイルの手動による(明示的な)アーカイブ、あるいはREDOログ・ファイルの情報の表示を行います。

LIST

アーカイブ予定のREDOログ・ファイルの範囲、現行のログ・ファイル・グループの順序番号および現行のアーカイブ先(オプションのコマンド・テキストまたは初期化パラメータLOG_ARCHIVE_DESTで指定します)を表示するよう要求します。

ARCHIVELOGモードおよび自動アーカイブを使用すると、次のように表示されます。

ARCHIVE LOG LIST

Database log mode              Archive Mode
Automatic archival             Enabled
Archive destination            /vobs/oracle/dbs/arch
Oldest online log sequence     221
Next log sequence to archive   222
Current log sequence           222

現行のログ・グループと次にアーカイブするログ・グループのログ順序番号は同一なので、自動アーカイブによって、現行のログ・グループまでのすべてのログ・グループがアーカイブされています。

ARCHIVELOGモードで、自動アーカイブを無効にする場合、最後の3行を次のように指定します。

Oldest online log sequence            222
Next log sequence to archive          222
Current log sequence                  225

NOARCHIVELOGモードの場合は、「アーカイブする次のログ順序 %lu」の行が表示されません。

ログ順序番号は、ログ・ライターが他のREDOログ・ファイル・グループに書込みを開始するたびに増加します。ログ順序番号は、使用したログの数を示すものではありません。 オンラインREDOログ・ファイルが再利用されると、毎回その内容に新しいログ順序番号が割り当てられます。

STOP

自動アーカイブを無効にします。 インスタンスがARCHIVELOGモードで、すべてのREDOログ・ファイル・グループが一杯の場合、データベース処理はREDOログ・ファイルがアーカイブされるまで(たとえば、ARCHIVE LOG NEXTまたはARCHIVE LOG ALLコマンドを入力するまで)中断されます。

START

自動アーカイブを有効にします。 バックグラウンド・プロセスARCHを起動し、要求に応じて自動アーカイブを実行します。, ARCHが起動され、ファイル名が指定されると、そのファイル名が新しいアーカイブの標準の出力先になります。 初期化パラメータLOG_ARCHIVE_STARTがTRUEに設定されている場合、インスタンス起動時にARCHが自動的に起動します。

NEXT

アーカイブされていない次のオンラインREDOログ・ファイル・グループを手動でアーカイブします。

ALL

アーカイブされていないすべてのオンラインREDOログ・ファイル・グループを、手動でアーカイブします。

integer

ログ順序番号nで、オンラインREDOログ・ファイル・グループのアーカイブを指定します。 オンラインのREDOログ・ファイル・グループであれば、どれでも指定できます。 ログ・ファイルがオンラインに見つからない、または順序番号が無効の場合は、エラーが発生します。 このオプションは、ログ・ファイル・グループの再アーカイブに使用します。

destination

オペレーティング・システムでの出力先デバイスまたはディレクトリを指定します。 アーカイブ先デバイスは、インストール時に指定します。アーカイブ先を指定する方法については、ご使用のプラットフォーム固有のOracle Databaseのマニュアルを参照してください。 オペレーティング・システムの多くは、複数のログ・ファイルを同一のテープにスプールできます。

アーカイブ先がコマンドラインで指定されていない場合は、初期化パラメータLOG_ARCHIVE_DESTの指定に従います。 コマンドARCHIVE LOG STARTのdestinationで指定されたデバイスまたはディレクトリは、今後すべての自動または手動アーカイブの新しい標準出力先になります。 他のオプションで出力先が指定された場合は、一時的に、現行の(手動の)アーカイブのみで有効な出力先になります。 その後の自動アーカイブでは、標準出力先を変更しません。 アーカイブ先の指定方法については、ご使用のプラットフォーム固有のOracle Databaseのマニュアルを参照してください。

使用方法

SYSOPERまたはSYSDBAでデータベースに接続している必要があります。 データベース接続については、「CONNECT」コマンドを参照してください。

アーカイブ先の指定方法については、ご使用のプラットフォーム固有のOracle Databaseのマニュアルを参照してください。


注意:

このコマンドを使用できるのは、現行のインスタンスのみです。 Real Application Clusters内の異なるインスタンスまたはすべてのインスタンスに対してアーカイブを指定するには、SQLコマンドのALTER SYSTEMを使用します。 SQLコマンドの使用方法の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。

アーカイバ・プロセスを起動し、LOG_ARCHIVE_DESTで指定したアーカイブ先を使用して自動アーカイブを開始するには、次のように入力します。

ARCHIVE LOG START

自動アーカイブを停止するには、次のように入力します。

ARCHIVE LOG STOP

順序番号1001を使用して、指定した出力先へアーカイブ・ログ・ファイル・グループをアーカイブするには、次のように入力します。

ARCHIVE LOG 1001 '/vobs/oracle/dbs/arch'

archは、出力先デバイス上のファイル名に接頭辞を指定します。残りのファイル名は、初期化パラメータLOG_ARCHIVE_FORMATによって、アーカイブREDOログ・ファイルのファイル名の書式を指定します。