ODP.NETタイプは、Oracleネイティブ・データ型およびPL/SQLデータ型を構造またはクラスとして表します。ODP.NETタイプの構造は値セマンティクスに従い、ODP.NETタイプのクラスは参照セマンティクスに従っています。.NETタイプと比べ、ODP.NETタイプは.NETアプリケーションでOracleのネイティブ・データおよびPL/SQLデータ型を取得する、より安全で効率的な方法を提供します。 たとえば、OracleDecimal
構造では最大38桁までの精度を保持できますが、.NET Decimal
では最大28桁までの精度しか保持できません。
表3-9に、ODP.NETによりサポートされているすべてのデータ型とそれらに対応するODP.NETタイプを示します。1列目のデータ型は、その名前のOracleネイティブ・データ型およびPL/SQLデータ型を表します。PL/SQLにのみ存在するデータ型は、データ型の名前の後の(PL/SQLのみ)で示されています。また、PL/SQLデータ型のエントリは、データ型のサブタイプも表します(ある場合)。第3列には、各ODP.NETタイプのValue
プロパティに対応する.NETフレームワーク・データ型がリストされています。
表3-9 ODP.NETタイプのValueプロパティのタイプ
Oracleネイティブ・データ型またはPL/SQLデータ型 | ODP.NETタイプ | .NETフレームワーク・データ型 |
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