セッションは、ページ・ビュー間で永続性(またはステートフルな動作)を確立する論理的な構成体です。各セッションには、一意のIDが割り当てられ、Application Expressエンジンは、このセッションIDを使用して、各ページ・ビューの前後に、アプリケーションで作業中のデータ・セット(セッション・ステート)を格納および取得します。セッションは、削除されるまでデータベース内に存在します。
このセクションの構成は次のとおりです。
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参照: Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「セッション・ステートの管理」 |
セッションはページ・ビュー間で永続性(またはステートフルな動作)を確立します。カレント・セッションまたは最近のセッションに関する詳細を確認できます。カレント・セッション・ステートを消去、または経過時間に基づいてセッションを消去することもできます。
このセクションの構成は次のとおりです。
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参照: Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「セッションの概要」 |
セッションの詳細を確認した後に既存のセッションを削除するかどうかを決定できます。セッションの詳細ページから、セッション・レコードまたはセッション・ステートを削除できます。
セッションの詳細を表示し、セッション・ステートを削除するには、次の手順を実行します。
「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
「管理」リストで、「サービスの管理」をクリックします。
サービスの管理ページが表示されます。
「セッション・ステート」で、「セッション・ステートの管理」をクリックします。
「最近のセッション(ドリルダウンで詳細を表示)」をクリックします。
結果を絞り込むには、時間枠を選択し、ユーザーを指定して、「実行」をクリックします。
セッションの詳細を表示するには、セッションIDを選択します。
セッションの詳細ページが表示されます。
次のいずれかのボタンをクリックします。
セッションの削除: セッションに関連付けられた(コレクション・データを含む)セッション・ステートとともにセッションのレコードをSESSIONS表から削除します。
削除されたセッションを使用していたユーザーは、そのセッションを使用できなくなり、(ほとんどの場合)次のページ・リクエストで再認証を求められます。このオプションは、管理者が特定のユーザーをOracle Application Expressアプリケーションにアクセスできないようにする必要がある場合に使用できます。
ステートの削除: セッション・ステート表(コレクション・データを含む)からセッション・データをクリアしますが、セッション・レコードは削除しません。デバッグ中に開発者がセッションを削除するのは適切な対応です。
これは、f?p URLでClear Cache引数値SESSIONを使用してカレント・セッションのセッション・ステートをクリアすることに相当します。このオプションは、開発者がデバッグ中に使用することもできます。
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参照: Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「アプリケーションのデバッグ」 |
現在または最近のセッションに関するセッション・ステートを表示するには、次の手順を実行します。
「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
「管理」リストで、「サービスの管理」をクリックします。
サービスの管理ページが表示されます。
「セッション・ステート」で、「セッション・ステートの管理」をクリックします。
セッション・ステートの管理ページで、次のステップを実行します。
カレント・セッションに関する情報を表示するには、「現行セッションのセッション・ステートのレポート」をクリックします。詳細内のアイテムを検索するには、アイテムを入力して「実行」をクリックします。
最近のセッションのリストを表示するには、「最近のセッション(ドリルダウンで詳細を表示)」をクリックします。
カレント・セッションのセッション・ステートを消去するには、次の手順を実行します。
「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
「管理」リストで、「サービスの管理」をクリックします。
サービスの管理ページが表示されます。
「セッション・ステート」で、「セッション・ステートの管理」をクリックします。
セッション・ステートの管理ページで、「現行セッションのセッション・ステートの消去」をクリックします。
セッション・ステートの消去ページで、次のステップを実行します。
カレント・セッションの情報を表示するには、「セッション・ステートの表示」をクリックします。
カレント・セッションのセッション・ステートをリセットするには、「セッション・ステートの消去」をクリックします。
経過時間別に既存のセッションを消去するには、次の手順を実行します。
「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
「管理」リストで、「サービスの管理」をクリックします。
サービスの管理ページが表示されます。
「セッション・ステート」で、「セッション・ステートの管理」をクリックします。
「経過時間別にセッションを消去」を選択します。
「セッション」からリストより古いものを選択します。
次のいずれかのボタンをクリックします。
セッションをレポート: ワークスペースのセッションの合計数、ユーザー数および古いセッション数の詳細が記載されているレポートを生成します。
セッションの消去: 選択した経過時間別に既存のセッションを消去します。
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参照: Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「セッション・ステートの表示」 |
プリファレンスを使用すると、特定のApplication Expressユーザーの値を異なるセッションにわたって格納できます。これらのプリファレンスは、設定後、プログラムによって、または手動で削除できます。ユーザー・プリファレンスは、ページ・プロセスの作成またはプリファレンスのアイテム・ソース値の計算によって、あるいはPL/SQL APIを使用してプログラムによって設定できます。
このセクションの構成は次のとおりです。
現行ユーザーのユーザー・プリファレンスを管理するには、次のステップを実行します。
「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
「管理」リストで、「サービスの管理」をクリックします。
サービスの管理ページが表示されます。
「セッション・ステート」で、「プリファレンスの管理」をクリックします。
プリファレンスの管理ページが表示されます。
カレント・ユーザーに関するプリファレンス情報を表示するには、「現行のユーザー・プリファレンスのレポート」をクリックします。
現行のユーザー・プリファレンス・ページが表示されます。
カレント・ユーザーのプリファレンスを表示およびリセットするには、「現行ユーザーのプリファレンスの消去」をクリックします。プリファレンスの消去ページで、適切なボタンをクリックします。
プリファレンスをリセット
プリファレンスの表示
特定のユーザーのプリファレンスを表示するには、次のステップを実行します。
「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
「管理」リストで、「サービスの管理」をクリックします。
サービスの管理ページが表示されます。
「セッション・ステート」で、「プリファレンスの管理」をクリックします。
プリファレンスの管理ページが表示されます。
特定のユーザーのプリファレンス情報を表示するには、「ユーザー別のプリファレンス」をクリックします。
ページ上部にある検索バーを使用して、表示を絞り込みます。
現行ユーザーのプリファレンスを表示およびリセットするには、次のステップを実行します。
「ユーザー別にプリファレンスを消去」をクリックします。
リストからユーザーを選択して、「レポート」をクリックします。
レポートが表示されます。
ユーザー・プリファレンスを消去するには、「ユーザー・プリファレンスの消去」をクリックします。
ユーザー・プリファレンスは、ページ・プロセスの作成またはプリファレンス・アイテムの作成によって、あるいはプログラムを介してアプリケーション内に設定できます。
このセクションの構成は次のとおりです。
ページ・プロセスの作成によってユーザー・プリファレンスを設定するには、次の手順を実行します。
該当するページ定義にナビゲートします。Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「ページ定義へのアクセス」を参照してください。
「プロセス」で、「作成」アイコンをクリックします。
ページ・プロセスの作成ウィザードが表示されます。
プロセス・カテゴリには、「セッション・ステート」を選択します。
プロセス・タイプには、次のいずれか1つを選択します。
プリファレンスをアイテムの値に設定
アイテムがNULLでない場合、プリファレンスをアイテムの値に設定
プロセス名、順序およびプロセス・ポイントを指定します。
表示されるフィールドに、次の形式でプリファレンスを指定します。
PreferenceName:Item
「ページ・アイテム」をクリックして、使用可能なアイテムのリストを表示します。
「プロセスの作成」をクリックします。
アイテム・ソース・タイプをプリファレンスとして定義することによって、ユーザー・プリファレンスに基づいてアイテムのソースを設定できます。
ユーザー・プリファレンスに基づいてアイテムのソースを定義するには、次の手順を実行します。
該当するページ定義にナビゲートします。Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「ページ定義へのアクセス」を参照してください。
「アイテム」で、「作成」アイコンをクリックします。
アイテムの作成ウィザードが表示されます。
アイテム・タイプには、「非表示」を選択します。
アイテム名、順序およびリージョンを指定します。
「アイテム・ソース」リストから、「プリファレンス」を選択します。
「アイテム・ソース値」で、プリファレンスの名前を入力します。
「アイテムの作成」をクリックします。
ユーザー・プリファレンスをプログラム的に設定または参照するには、PL/SQL APIを使用する必要があります。ユーザー・レベルのキャッシュが、プログラムを介して使用できます。ユーザー・レベルのプリファレンスNAMED_PREFERENCEを設定するには、SET_PREFERENCEプロシージャを使用します。次に例を示します。
APEX_UTIL.SET_PREFERENCE( p_preference=>'NAMED_PREFERENCE', p_value =>:ITEM_NAME);
ユーザー・プリファレンスの値を参照するには、GET_PREFERENCEファンクションを使用します。次に例を示します。
NVL(APEX_UTIL.GET_PREFERENCE('NAMED_PREFERENCE'),15)
前述の例では、プリファレンスに値が含まれていない場合、このプリファレンスの値はデフォルトの15になります。
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参照: Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「GET_PREFERENCEファンクション」および「SET_PREFERENCEプロシージャ」 |
ユーザー・プリファレンスをプログラムによって削除するには、PL/SQL APIを使用する必要があります。ユーザー・レベルのプリファレンスNAMED_PREFERENCEを削除するには、REMOVE_PREFERENCEプロシージャを使用します。次に例を示します。
APEX_UTIL.REMOVE_PREFERENCE( p_preference=>'NAMED_PREFERENCE');
ユーザー・プリファレンスをリセットするには、ページ・プロセスを作成し、プロセス・タイプの「プリファレンスをリセット」を選択します。
ページ・プロセスを使用してユーザー・プリファレンスをリセットするには、次の手順を実行します。
該当するページ定義にナビゲートします。Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「ページ定義へのアクセス」を参照してください。
「プロセス」で、「作成」アイコンをクリックします。
ページ・プロセスの作成ウィザードが表示されます。
プロセス・カテゴリには、「セッション・ステート」を選択します。
「タイプ」から、「プリファレンスをリセット」を選択します。
プロセス名、順序およびプロセス・ポイントを指定します。
画面に表示される手順に従います。
プリファレンスの消去ページで特定のユーザーのプリファレンスを消去します。
特定のユーザーのユーザー・プリファレンスを消去するには、次の手順を実行します。
「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
「管理」リストで、「サービスの管理」をクリックします。
サービスの管理ページが表示されます。
「セッション・ステート」で、「プリファレンスの管理」をクリックします。
「ユーザー別にプリファレンスを消去」をクリックします。
プリファレンスの消去ページが表示されます。
特定のユーザーを選択して、「レポート」をクリックします。
レポートがページの下部に表示されます。
表示されているユーザー・プリファレンスを消去するには、「ユーザー・プリファレンスの消去」をクリックします。