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Oracle® Database PL/SQL言語リファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56260-09
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OPEN FOR文

OPEN FOR文は、カーソル変数を問合せに関連付け、問合せを処理するデータベース・リソースを割り当て、結果セットを識別して、カーソルを結果セットの最初の行の前に配置します。問合せにFOR UPDATE句がある場合、結果セットの行はOPEN FOR文によってロックされます。

ここでのトピック

構文

open_for_statement ::=

open_for_statement.gifの説明が続きます
open_for_statement.gifの説明

using_clause ::=

using_clause.gifの説明が続きます
using_clause.gifの説明

セマンティクス

open_for_statement

cursor_variable

カーソル変数の名前。cursor_variableがサブプログラムの仮パラメータの場合、戻り型は指定しないでください。サブプログラム・パラメータとしてのカーソル変数の詳細は、「サブプログラム・パラメータとしてのカーソル変数」を参照してください。

:host_cursor_variable

PL/SQLホスト環境で宣言され、バインド変数としてPL/SQLに渡されるカーソル変数の名前。コロン(:)とhost_cursor_variableの間に空白は入れないでください。

ホスト・カーソル変数のデータ型は、PL/SQLカーソル変数の戻り型と互換性があります。

select_statement

SQLのSELECT文(PL/SQLのSELECT INTO文ではない)。通常、select_statementは複数の行を戻します。


参照:

SELECT文の構文は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。

dynamic_string

データ型がCHARVARCHAR2またはCLOBで、SQLのSELECT文を表す文字列リテラル、文字列変数または文字列式。通常、dynamic_statementは複数の行を戻すSQLのSELECT文を表します。

using_clause

位置表記法を使用して、バインド変数を指定します。


注意:

動的SQL文内でプレースホルダ名を繰り返す場合は、プレースホルダをバインド変数に関連付ける方法が動的SQL文の種類によって異なるということに注意してください。詳細は、「動的SQL文内でのプレースホルダ名の繰返し」を参照してください。

using_clauseの制限 

  • select_statementまたはdynamic_sql_stmtにバインド変数のためのプレースホルダがある場合にのみ使用します。

  • dynamic_sql_stmtRETURNING INTO句がある場合は、using_clauseにはINバインド変数のみを含めることができます。定義上、RETURNING INTO句のバインド変数はOUTバインド変数です。

bind_argument

実行時に、select_statementまたはdynamic_stringに含まれる対応するプレースホルダを置換する値を持つ式。すべてのプレースホルダにbind_argumentを指定する必要があります。

IN、OUT、IN OUT

バインド変数のパラメータ・モード。INバインド変数は、その値をselect_statementまたはdynamic_stringに渡します。OUTバインド変数は、dynamic_stringによって戻される値を格納します。IN OUTバインド変数は、その初期値をdynamic_stringに渡し、dynamic_stringによって戻される値を格納します。デフォルト: IN