RETURN
文は、サブプログラムまたはこの文を含む無名ブロックの実行を即座に終了させます。
ファンクションの中のRETURN
文は、指定された値をファンクション識別子に代入し、起動元に制御を戻します(ここで、起動すると(多くは起動する文の内側で)実行が即座に再開されます)。ファンクション内のすべての実行パスは、RETURN
文へ導くものである必要があります(それ以外の場合、PL/SQLコンパイラはコンパイル時に警告PLW-05005を発行します)。
プロシージャでは、RETURN
文は起動元に制御を戻します。ここで、起動すると実行が即座に再開します。
無名ブロックでは、RETURN
文によってそのブロックおよびすべての外側のブロックが終了されます。
サブプログラムまたは無名ブロックでは、複数のRETURN
文を使用できます。
注意: RETURN 文は、ファンクションのヘッダー内で戻り値のデータ型を指定するRETURN 句とは異なります。 |
ここでのトピック
「expression ::=」を参照してください。
セマンティクス
expression
RETURN
文がパイプライン・テーブル・ファンクションに含まれている場合はオプションです。RETURN
文がその他のファンクションに含まれている場合は必須です。RETURN
文がプロシージャまたは無名ブロックに内にある場合は使用できません。
RETURN
文は、expression
の値をファンクション識別子に代入します。そのため、expression
のデータ型は、ファンクションのRETURN
句内のデータ型と互換性がある必要があります。式の詳細は、「式」を参照してください。