Oracle XML DBバージョニング・インタフェースは、DBMS_XBD_VERSION
パッケージに含まれています。DBMS_XDB_VERSION
のファンクションとプロシージャは、バージョン履歴内のVCRの作成とバージョンの管理に役立ちます。
この章では、次の項目について説明します。
セキュリティ・モデル
関連項目: 『Oracle XML DB開発者ガイド』 |
表166-1 DBMS_XDB_VERSIONパッケージのサブプログラム
メソッド | 説明 |
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チェックアウトされたVCRをチェックインし、新規作成されたバージョンのリソースIDを戻します。 |
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VCRを更新または削除する前にチェックアウトします。 |
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内容を |
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内容を |
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内容を |
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先行リソースのリストをパス名を指定することによって取得します。 |
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先行リソースのリストをリソースIDを指定することによって取得します。 |
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リソース・オブジェクトIDを指定して、リソースを |
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後続リソースのリストをパス名を指定することによって取得します。 |
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後続リソースのリストをリソースIDを指定することによって取得します。 |
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パス名を指定した標準リソースをバージョン管理されたリソースに変換します。 |
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チェックアウトされたリソースをチェックインし、リソースがチェックアウトされる前にバージョンのリソースIDを戻します。 |
このファンクションは、チェックアウトされたVCRをチェックインし、新規作成されたバージョンのリソースIDを戻します。
使用上の注意
これは、自動コミットのSQL操作ではありません。CHECKINファンクションには、CHECKOUTプロシージャ操作で渡したパス名と同じパス名を取る必要はありません。ただし、操作が正しく行われるには、CHECKINファンクションとCHECKOUTプロシージャのパス名が同じリソースのパス名であることが必要です。リソースの名前が変更されている場合、変更前の名前はすでに無効になっているか、現在は別のリソースにバインドされているため、CHECKINファンクションでは新規の名前を使用する必要があります。パス名が存在しない場合は、例外が発生します。パス名が変更されている場合、リソースのCHECKINファンクションでは新規のパス名を使用する必要があります。
このプロシージャは、VCRを更新または削除する前にチェックアウトします。
使用上の注意
これは、自動コミットのSQL操作ではありません。同じ作業領域の2名のユーザーが、CHECKOUTプロシージャを使用して同時に同じVCRをチェックアウトすることはできません。同時にチェックアウトすると、いずれかのユーザーはロールバックする必要があります。このため、リソースの更新前にCHECKOUTプロシージャ操作をコミットし、トランザクションがロールバックされた場合の更新内容の消失を回避することをお薦めします。指定したリソースがVCRでない場合、VCRがすでにチェックアウトされている場合、またはリソースが存在しない場合は、例外が発生します。
このファンクションは、リソース・オブジェクトIDを指定して、リソースをXMLType
として取得します。システムではバージョン用のパス名を作成しないため、このファンクションは、リソースIDを使用してリソースを取得するときに役立ちます。
このファンクションは、指定されたパス名の標準リソースをバージョン管理されたリソースに変換します。これによって、この新規リソースはバージョン管理の対象になります。他のすべてのパス名は、元のリソースを参照し続けます。
このファンクションは、チェックアウトされたリソースをチェックインし、リソースがチェックアウトされる前にバージョンのリソースIDを戻します。
使用上の注意
これは、自動コミットのSQL操作ではありません。UNCHECKOUTファンクションでは、CHECKOUTプロシージャによって操作に渡したパス名と同じパス名を使用する必要はありません。ただし、操作が正しく行われるには、UNCHECKOUTファンクションとCHECKOUTプロシージャのパス名が同じリソースのパス名であることが必要です。リソースの名前が変更されている場合、変更前の名前はすでに無効になっているか、現在は別のリソースにバインドされているため、UNCHECKOUTファンクションでは新規の名前を使用する必要があります。パス名が変更されている場合、リソースのUNCHECKOUTファンクションでは新規のパス名を使用する必要があります。