ここでは、Pro*C/C++の各リリースの新機能について簡単に説明し、詳細情報の参照先を示します。現行リリースに移行するユーザーのために、以前のリリースでの新機能の情報も記載されています。
これ以降の項では、Oracle Pro*C/C++の新機能について次の事柄を説明します。
Oracle11gリリース2でのPro*C/C++アプリケーションの新機能は次のとおりです。
8バイト整数のサポート
Pro*C/C++では、C言語固有のlong long int
データ型がサポートされるようになりました。32ビットおよび64ビットのプラットフォームでは、最大18桁の整数を使用できます。
DECLARE CURSOR文のオプション句WITH HOLD
DECLARE CURSOR文の新しいWITH HOLD句では、COMMIT後オープンのまま維持するカーソルの保持を指定します。
Oracle11gリリース1でのPro*C/C++アプリケーションの新機能は次のとおりです。
SQL99構文サポート
この拡張機能により、SELECT、INSERT、DELETEおよびUPDATE文のSQL99構文と、DECLARE CURSOR文のカーソル本体がサポートされます。
修正実行計画
アウトライン機能を使用することにより、異なる環境にモジュールが統合されたり、デプロイされたりした場合に、データベースのパフォーマンスに影響が及ばないようにすることができます。
追加の配列の挿入/選択構文の使用
DB2プリコンパイラの配列INSERTおよび配列SELECT構文が、Pro*C/C++でサポートされるようになりました。
暗黙的バッファ挿入の使用
Pro*C/C++では、ループで実行される単一のINSERT文の暗黙的バッファリングがサポートされます。
動的SQL文のキャッシュ
動的SQL文のパフォーマンスを向上させるために、文のキャッシュを使用できます。