ここでは、『Oracle C++ Call Interfaceプログラマーズ・ガイド』の新機能について説明し、追加情報の参照先を示します。
Oracle Database 11gリリース2で導入されたOCCI新機能は次のとおりです。
SecureFiles
は、コンテンツ・タイプに関連付けられるようになりました。コンテンツ・タイプはsetContentType()メソッドを使用して設定でき、getContentType()メソッドを使用して取得できます。コンテンツ・タイプは128バイトに制限されています。この機能の主要なマニュアルは、『Oracle Database SecureFilesおよびラージ・オブジェクト開発者ガイド』です。
この機能により、次の新規メソッドがBlobクラスに追加されます。
この機能により、次の新規メソッドがClobクラスに追加されます。
Oracle Database 11g リリース1で導入されたOCCI新機能は次のとおりです。
この機能については、「データベース常駐接続プーリング」で説明しています。
「データベース常駐接続プールの管理」では、この機能のアクティブ化および保持に関するSYSDBA
ユーザーの職責について、また「データベース常駐接続プールの使用」ではプログラムの手順を説明しています。
この機能により、次のメソッドの新規バージョンがEnvironmentクラスに追加されます。
createConnection()、2つの新規バージョン
この機能により、次のメソッドの新規バージョンがStatelessConnectionPoolクラスに追加されます。
getConnection()、6つの新規バージョン
getProxyConnection()、4つの新規バージョン
この機能については、『Oracle Database SecureFilesおよびラージ・オブジェクト開発者ガイド』で詳細に説明しています。OCCIに固有の情報は、第7章「LOBによるプログラミング」の「SecureFilesの使用」にあります。「SecureFilesのLOBの型および定数」では、新しいLOB属性について説明しています。また、第13章「OCCI Application Program Interface (API)」では、OCCIインタフェースの新しいAPIおよび変更されたAPIを示しています。
「SecureFilesのLOBの型および定数」では、LOBの新規属性型を2つ示しており、既存の型にオプションを追加しています。これらの型はすべて次の表に示しています。
次の新規メソッドがBlobクラスに追加されています。
次の新規メソッドがClobクラスに追加されています。
さらに、BlobクラスおよびClobクラスの両方について、メソッドgetChunkSize()
およびcopy()
の動作が変更されています。
この機能については、「ステートレスな接続プールのランタイム・ロード・バランシング」で説明しています。
この機能の新しいAPIについては、第13章「OCCI Application Program Interface(API)」で説明しています。
StatelessConnectionPoolクラスの定義済属性PoolType
には、この機能をオフにするための新規オプションNO_RLB
があります。
この機能については、「障害診断」で説明しています。
この機能については、「クライアントの結果キャッシュ」で説明しています。