用語集
アトミックNULLオブジェクト
自分自身の値がNULL
であるオブジェクトを、アトミックNULLといいます。アトミックNULLオブジェクトは、すべての属性の値がNULL値であるオブジェクトとは異なります。
バイナリ・ラージ・オブジェクト(BLOB)
値がRAWバイナリ・データで構成されるラージ・オブジェクト・データ型。
キャラクタ・ラージ・オブジェクト(CLOB)
値がデータベース・キャラクタ・セットに対応する文字データで構成されるラージ・オブジェクト(LOB)データ型。
列オブジェクト
(オブジェクト表ではなく)リレーショナル・データベース表の列として格納されるオブジェクト。列オブジェクトは別のオブジェクトの属性になることもできます。格納されたインライン・オブジェクトまたは埋込みオブジェクトとも呼ばれます。
動的メソッド・ディスパッチ
オーバーライドを使用する同じメソッドの実装が複数存在する場合に、メソッド・コールが実行時に最も近いメソッド実装にディスパッチされること。
リーフ・レベル・スカラー・オブジェクト
コレクションではなく、かつ他の型で構成されていないオブジェクト。
リーフ・レベル・スカラー属性
リーフ・レベル・スカラー・オブジェクトの属性。
リテラル起動
すべての引数がリテラルまたはリテラル・メソッド起動である起動。引数は変数にできない。
マテリアライズド・ビュー
問合せとその結果の両方が含まれるビュー。
マルチレベル・コレクション型
要素が直接的または間接的にコレクション型であるコレクション型。
多重集合演算子
2つのネストした表の要素を結合して1つのネストした表にする演算子。
ネストした表
同じデータ型の、順序付けられていないデータ要素のセット。
正規化
データを複数の表に分割することでデータの冗長性をなくすプロセス。
オブジェクト列
ユーザー定義型または抽象データ型(ADT)の列。
オブジェクト識別子
行オブジェクトの識別子。システム生成のもの(デフォルト)と、CREATE
TABLE
文で指定された主キー・ベースのものがあります。
オブジェクト・インスタンス
オブジェクト型のインスタンス。オブジェクトとも呼ばれます。
オブジェクト表
各行がオブジェクトを表している表。「行オブジェクト」を参照してください。
オブジェクト型
オブジェクト・インスタンスの型。メソッドを持つレコードと似ています。ユーザーにより定義されます。
PL/SQL
OracleがSQLを手続き型言語に拡張したもの。
ポリモフィズム
総じて同じインタフェースを使用するデータ型とメソッドの取扱いを可能にします。ポリモフィックなオーバーライドにおいては、サブタイプは継承したメソッドを再定義します。ポリモフィックなオーバーロードにおいては、異なるパラメータを持つ同じメソッドのバージョンが複数存在することがあります。
主キー
表のPRIMARY KEY制約で指定された列または列セット。
REF
指定されたオブジェクト型の行オブジェクトの参照をカプセル化するOracleの組込みデータ型。
行オブジェクト
オブジェクト表の完全な行に格納されたオブジェクト。
特化
親のスーパータイプが持たない新しい属性またはメソッドをサブタイプに追加したり、メソッドの実装を変更すること。
ストアド・プロシージャ
データベースに格納された、アプリケーションから実行可能なPL/SQLブロック。
代入性
宣言された型がスーパータイプである変数または列に、スーパータイプの下位のサブタイプの1つが使用できる場合、スーパータイプは代入可能です。
型進化
型のサブタイプの変更。通常はALTER
文を使用して行われます。
VARRAY
同じデータ型または宣言されたデータ型のサブタイプからなる、順序付けられたデータ要素のセット。