ヘッダーをスキップ
Oracle® Databaseバックアップおよびリカバリ・リファレンス
11gリリース2(11.2)
B56270-05
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

RMANコマンドの形式

RMANの言語は自由区分形式です。複数のキーワードは、少なくとも1つの空白文字(空白、タブ、改行など)で区切る必要があります。RMANコマンドは、構文図で示すように、第2章「RMANコマンド: @(アットマーク)からQUITまで」で説明するコマンドに対応するキーワードで始まり、引数がその後に続き、セミコロンで終了します。次の例は、RMANのバックアップ・コマンドを示しています。

BACKUP DATABASE;

コマンドは、複数行になることがあります。たとえば、前述のコマンドの各キーワードを次のように別々の行に書き直すことができます。

BACKUP
  DATABASE
;

単一行のRMANコマンド最大長は4000文字です。コマンドがこの長さを超過した場合は、複数のコマンドに分割するか、コマンド行を複数使用([Enter]キーを使用して複数行にわたるコマンドを作成)することができます。たとえば、複数データファイルをバックアップするBACKUPコマンドが4000文字を超える場合、このコマンドを2つの別のBACKUPコマンドに分割するか、複数行にわたる単一のBACKUPコマンドにできます。

コメントは行の任意の場所で番号記号(#)文字を使用して挿入することができます。#文字に後続する行の部分は無視されます。次に例を示します。

# run this command once each day
BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 
  FOR RECOVER OF COPY      # using incrementally updated backups
  WITH TAG "DAILY_BACKUP"  # daily backup routine
  DATABASE;