このビューでは、プロキシ・コピー機能を使用して作成したデータファイルのバックアップを説明します。このビューは、V$PROXY_DATAFILE
ビューに対応しています。
プロキシ・コピーでは、メディア・マネージャがデータのバックアップとリストアの操作を行います。各行が1データベース・ファイルの1バックアップを表します。
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
DB_KEY |
NUMBER |
ターゲット・データベースに対する主キー。この列を使用して、他のほとんどのカタログ・ビューと結合します。 |
DBINC_KEY |
NUMBER |
ターゲット・データベースのインカネーションに対する主キー。この列を使用して、RC_DATABASE_INCARNATION と結合します。 |
DB_NAME |
VARCHAR2(8) |
このレコードが属しているデータベース・インカネーションのDB_NAME 。 |
XDF_KEY |
NUMBER |
リカバリ・カタログのプロキシ・コピーの主キー。RMANがリカバリ・カタログに接続している間にLIST コマンドを発行すると、この値が出力のKEY 列に表示されます。 |
RECID |
NUMBER |
V$PROXY_DATAFILE のプロキシ・コピー・レコードの識別子。RECID とSTAMP は、ターゲット・データベース制御ファイル内でこのレコードを一意に識別する連結主キーを構成します。 |
STAMP |
NUMBER |
V$PROXY_DATAFILE のプロキシ・コピーのSTAMP。RECID とSTAMP は、ターゲット・データベース制御ファイル内でこのレコードを一意に識別する連結主キーを構成します。 |
TAG |
VARCHAR2(32) |
プロキシ・コピーのタグ。 |
FILE# |
NUMBER |
プロキシ・コピーが作成されたデータファイルの絶対ファイル番号。 |
CREATION_CHANGE# |
NUMBER |
データファイルの作成時のSCN。 |
CREATION_TIME |
DATE |
データファイルの作成時刻。 |
RESETLOGS_CHANGE# |
NUMBER |
データファイル・ヘッダー内の最新RESETLOGS のSCN。 |
RESETLOGS_TIME |
DATE |
データファイル・ヘッダー内の最新RESETLOGS のタイムスタンプ。 |
INCREMENTAL_LEVEL |
NUMBER |
このコピーが増分バックアップの一部の場合は0、それ以外の場合はNULL 。 |
CHECKPOINT_CHANGE# |
NUMBER |
コピー作成時におけるチェックポイントSCN。 |
CHECKPOINT_TIME |
DATE |
コピー作成時におけるチェックポイント時刻。 |
ABSOLUTE_FUZZY_CHANGE# |
NUMBER |
認識されている場合は、ファイルのいずれかのブロック内にある一番大きい値のSCN。ファイルがファジーにならないように、リカバリは少なくともこのSCNまで進行させる必要があります。 |
RECOVERY_FUZZY_CHANGE# |
NUMBER |
ファイルをファジーにしないために、リカバリ操作が到達する必要のあるSCN。NULL でない場合は、このファイルでデータベースをオープンする前に、少なくとも指定されたSCNまでのリカバリが必要です。 |
RECOVERY_FUZZY_TIME |
DATE |
RECOVERY_FUZZY_CHANGE# に対応付けられている時刻。 |
ONLINE_FUZZY |
VARCHAR2(3) |
YES またはNO 。YES に設定されている場合、このコピーはインスタンス障害またはOFFLINE IMMEDIATE の後に作成されたものです(またはデータベースがオープン状態で不適切に作成されたコピーのコピーです)。ファイルに一貫性を持たせるには、次のクラッシュ・リカバリ・マーカーまでのすべてのREDOを適用するリカバリが必要です。 |
BACKUP_FUZZY |
VARCHAR2(3) |
YES またはNO 。YES に設定されている場合、このコピーはBEGIN BACKUP /END BACKUP のバックアップ方式により作成されています。このコピーに一貫性を持たせるには、ALTER TABLESPACE END BACKUP 文を発行するときにREDOストリームに置かれたマーカーまで、すべてのREDOを適用するリカバリが必要です。 |
BLOCKS |
NUMBER |
データファイル・コピー内のブロック・サイズ(コピー作成時のデータファイル・サイズでもあります)。 |
BLOCK_SIZE |
NUMBER |
コピーのブロック・サイズ(バイト)。 |
DEVICE_TYPE |
VARCHAR2(255) |
順次メディア・デバイスのタイプ。 |
HANDLE |
VARCHAR2(1024) |
プロキシ・コピーの名前またはハンドル。RMANは、この値を、ファイルを識別するオペレーティング・システム固有のレイヤーに渡します。 |
COMMENTS |
VARCHAR2(255) |
プロキシ・コピーについてのコメント。 |
MEDIA |
VARCHAR2(80) |
このバックアップを作成したメディア・マネージャについての詳細コメント。 |
MEDIA_POOL |
NUMBER |
プロキシ・コピーを格納するメディア・プールの数。 |
START_TIME |
DATE |
プロキシ・コピーの開始時刻。 |
COMPLETION_TIME |
DATE |
プロキシ・コピーの完了時刻。 |
ELAPSED_SECONDS |
NUMBER |
プロキシ・コピーの実行時間。 |
STATUS |
VARCHAR2(1) |
バックアップ・セットの状態。A (使用可能)、U (使用不可能)、X (期限切れ)またはD (削除済)。 |
KEEP |
VARCHAR2(3) |
このプロキシ・コピーがCONFIGURE RETENTION POLICY の値とは異なる保存方針を持つかどうかを示します(YES またはNO )。 |
KEEP_UNTIL |
DATE |
BACKUP コマンドのKEEP UNTIL TIME 句を指定した場合は、この列にデータファイル・バックアップが不要になる直前の日付が表示されます。列がNULL で、KEEP OPTIONS がNULL でなければ、バックアップが不要とされることはありません。 |
KEEP_OPTIONS |
VARCHAR2(11) |
このバックアップに指定されたKEEP オプション。可能な値は、NOLOGS 、BACKUP_LOGS 、LOGS およびNULL です。NOLOGS は、データベースがマウントされたときに一貫性のあるバックアップが作成されたことを示します。BACKUP_LOGS は、オープン・モードでバックアップが作成されたことを示します。したがって、一貫性のある状態にするには、アーカイブ・ログ・バックアップを適用する必要があります。LOGS は、LOGS キーワード(現在は非推奨)で作成された長期バックアップを示します。NULL は、このバックアップにはKEEP オプションが指定されておらず、保存方針に基づいて不要とされることを示します。 |
RSR_KEY |
NUMBER |
このプロキシ・コピーを作成したジョブに対応するRC_RMAN_STATUS の行に対する一意のキー。 |
SITE_KEY |
NUMBER |
このファイルと関連付けられているData Guardデータベースの主キー。Data Guard環境にある各データベースのSITE_KEY の値は一意です。SITE_KEY を使用してRC_SITE ビューと結合すると、データベースのDB_UNIQUE_NAME を取得できます。 |
FOREIGN_DBID |
NUMBER |
このデータファイルのトランスポート元であるデータベースの外部DBID。バックアップされたファイルが外部データベース・ファイルでない場合、値は0 になります。 |
PLUGGED_READONLY |
VARCHAR2(3) |
トランスポートされた読取り専用外部ファイルのプロキシ・コピーである場合はYES 、そうでない場合はNO 。 |
PLUGIN_CHANGE# |
NUMBER |
外部データファイルがデータベースにトランスポートされたときのSCN。このファイルが外部データベース・ファイルでない場合、値は0 です。 |
PLUGIN_RESETLOGS_CHANGE# |
NUMBER |
この外部ファイルがトランスポートされたインカネーションに対するRESETLOGS 操作のSCN。このファイルが外部データベース・ファイルでない場合、値は0 です。 |
PLUGIN_RESETLOGS_TIME |
DATE |
この外部ファイルがトランスポートされたインカネーションに対するRESETLOGS 操作の時刻。このファイルが外部データベース・ファイルでない場合、値は0 です。 |