Oracle® Database Clientインストレーション・ガイド 11g リリース2 (11.2) for Apple Mac OS X (Intel) E49831-02 |
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この章では、Oracle Instant Clientをインストールする前に完了する必要がある作業について説明します。次の情報が含まれています。
Oracleソフトウェアをインストールする前に、root
ユーザーとしていくつかのタスクを完了しておく必要があります。root
ユーザーとしてログインするには、次の手順を実行します。
admin
グループのメンバーであるユーザーとしてシステムにログインします。
ローカル・ターミナル・セッション(/Applications/Utilities/Terminal
)を開始します。
root
ユーザーとしてログインしていない場合には、次のコマンドを実行してroot
権限でシェル・セッションを開始します。
$ sudo sh
プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。
システムは、次のOracle Database Client 11gリリース2の最小ハードウェア要件を満たしている必要があります。
Oracle Database Client 11gリリース2(11.2)のメモリー要件は次のとおりです。
512MB以上のRAM。
物理RAMのサイズを決定するには、System Profiler (/Applications/Utilities/System Profiler
)を使用するか、次のコマンドを入力します。
# /usr/sbin/system_profiler SPHardwareDataType | grep Memory
物理RAMのサイズが必要サイズより小さい場合は、先に進む前にメモリーを増設する必要があります。
次の表では、インストールされているRAMと構成済スワップ領域要件の関連を示します。
RAM | スワップ領域 |
---|---|
512MB以下 | RAMのサイズの2倍 |
513MBから726MB | RAMのサイズの1.5倍 |
726MBより大きい | RAMサイズの0.75倍 |
構成済スワップ領域のサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。
# df -h
注意: Mac OS Xは、必要に応じて |
次のコマンドを入力して、使用可能なRAMおよびスワップ領域を確認します。
# free
重要:
|
システム・アーキテクチャでソフトウェアを実行できるかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。
# uname -p
注意: このコマンドでは、プロセッサ・タイプが表示されます。コマンド出力は、i386 である必要があります。想定した出力が表示されない場合、このシステムにそのソフトウェアはインストールできません。 |
Oracle Database Client 11gリリース2 (11.2)のソフトウェア・ファイルのための最小ディスク領域要件は220MBです。
次のコマンドを入力して、使用可能な空きディスク領域のサイズを確認します。
# df -h
インストールする製品に応じて、次のソフトウェアがシステムにインストールされているかどうかを確認します。これらの要件を満たしているかどうかを確認する手順が、表の後に記載されています。
システムがこれらの要件を満たしていることを確認するには、次の手順を実行します。
オペレーティング・システムのバージョンを確認するには、次のコマンドを実行します。
# sw_vers
コマンドの出力は、次のようになります。
ProductName: Mac OS X ProductVersion: 10.7.4 BuildVersion: 11D50
注意: 前述の表に示されているバージョンのみがサポートされています。他のバージョンのApple Mac OS Xには、このソフトウェアをインストールしないでください。 |
必要なバージョンのgcc
がインストールされているかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。
# gcc -v
このコマンドによって、以下のような出力が返されます。
Using built-in specs. Target: i686-apple-darwin11 Configured with: /private/var/tmp/11vmgcc42/11vmgcc42-2336.9~22/src/configure --disable-checking --enable-werror --prefix=/Applications/Xcode.app/Contents/Developer/usr/llvm-gcc-4.2 --mandir=/share/man --enable-languages=c,objc,c++,obj-c++ --program-prefix=llvm- --program-transform-name=/^[cg][^.-]*$/s/$/-4.2/ --with-slibdir=/usr/lib --build=i686-apple-darwin11 --enable-llvm=/private/var/tmp/llvmgcc42/llvmgcc42-2336.9~22/dst-llvmCore/Developer/usr/local --program-prefix=i686-apple-darwin11- --host=x86_64-apple-darwin11 --target=i686-apple-darwin11 --with-gxx-include-dir=/usr/include/c++/4.2.1 Thread model: posix gcc version 4.2.1 (Based on Apple Inc. build 5658) (LLVM build 2336.9.00)
必要なバージョン(日付とビルド番号を含む)以上がインストールされていない場合には、Xcode 4.3.1以上をダウンロードしてインストールします。このソフトウェアは、Apple Developer Connection Webサイトからダウンロードできます。
正しいバージョンのXcodeがインストールされているかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。
# /usr/bin/xcodebuild -version
このコマンドによって、次のような出力が返されます。
Xcode 5.0.2 Build version 5A3005
必要なバージョン(日付とビルド番号を含む)以上がインストールされていない場合には、Xcode 4.3.1以上をダウンロードしてインストールします。このソフトウェアは、Apple Developer Connection Webサイトからダウンロードできます。
Instant Client Lightを使用する場合は、前の項で説明した要件の他に、アプリケーションで次の言語とキャラクタ・セットを使用する必要があります。
言語: Oracleでサポートされる言語
地域: Oracleでサポートされる地域
シングルバイト
US7ASCII
WE8DEC
WE8MSWIN1252
WE8ISO8859P1
Unicode
UTF8
AL16UTF16
AL32UTF8
Instant Client Lightは、次のデータベース・キャラクタ・セットのいずれかを備えるデータベースに接続できます。
US7ASCII
WE8DEC
WE8MSWIN1252
WE8ISO8859P1
WE8EBCDIC37C
WE8EBCDIC1047
UTF8
AL32UTF8
Instant Client Lightは、OCI_UTF16モードで作成されたOCI環境ハンドルでも操作できます。
言語、地域およびキャラクタ・セットは、NLS_LANG
環境変数によって決定されます。
注意: Oracle Database Instant Clientを実行する前に、環境変数NLS_LANG が必要なキャラクタ・セットに設定されていることを確認します。 |