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Oracle® Database Net Servicesリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56287-07
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C Oracle Net ServicesのLDAPスキーマ

この付録では、Oracle Net Servicesオブジェクトに対して、ディレクトリ・サーバーで定義されているOracleスキーマのオブジェクト・クラスおよび属性について説明します。将来の機能拡張のために予約されているか、別のOracle製品で使用されているオブジェクト・クラスおよび属性については説明されていません。

この付録では、次の項目について説明します。

構造化オブジェクト・クラス

Oracleスキーマは、Oracle Netディレクトリ・ネーミング参照用に、構造化オブジェクト・クラスをサポートしています。表C-1は、Oracle Connection Managerの構造化オブジェクト・クラスを一覧したものです。

表C-1 Oracle Net構造化オブジェクト・クラス

オブジェクト・クラス 属性 説明

orclDBServer


データベース・サービス・エントリの属性を定義します。

orclNetService


ネット・サービス名エントリの属性を定義します。

orclNetServiceAlias


ネット・サービス別名エントリの属性を定義します。

orclNetDescription


リスナープロトコル・アドレスとサービスへの接続情報が含まれた接続記述子を指定します。

orclNetDescriptionList


接続記述子のリストを指定します。

orclNetAddress


リスナー・プロトコル・アドレスを指定します。

orclNetAddressList


プロトコル・アドレスのリストを指定します。

orclNetDescriptionAux1


orclNetDescriptionエントリに属性を追加する補助オブジェクト・クラスを指定します。

orclNetAddressAux1


orclNetAddressエントリに属性を追加する補助オブジェクト・クラスを指定します。


属性

表C-2は、オブジェクト・クラスに使用される属性の一覧です。このリストは、変更される可能性があります。

表C-2 Oracle Net ServicesのLDAPスキーマ属性

属性 説明

orclCommonContextMap

ディレクトリ・サーバーにおける複数のデフォルトOracleコンテキストのマッピングを許可します。

orclNetAddrList

1つ以上のリスナー・プロトコル・アドレスを識別します。

orclNetAddressString

リスナー・プロトコル・アドレスを定義します。

orclNetConnParamList

接続データ・パラメータのプレースホルダです。

orclNetDescList

1つ以上の接続記述子を識別します。

orclNetDescName

接続記述子または接続記述子のリストを識別します。

orclNetFailover

プロトコル・アドレス・リストの接続時フェイルオーバーをオンにします。

orclNetFailoverModeString

実行時に最初のリスナーが失敗した場合に別のリスナーにフェイルオーバーするようOracle Netに指示します。構成に従って、実行していたセッションまたはSELECT文が自動的にフェイルオーバーされます。

orclNetHostname

ホスト名を指定します。

orclNetInstanceName

アクセスするインスタンス名を指定します。

orclNetInstanceRole

Oracle RAC構成のプライマリまたはセカンダリ・インスタンスへの接続を指定します。

orclNetLoadBalance

プロトコル・アドレス・リストのクライアント・ロード・バランシングをオンにします。

orclNetProtocol

orclAddressString属性に使用するプロトコルを識別します。

orclNetReceiveBufSize

セッションの受信操作に使用するバッファ領域の制限を指定します。

orclNetSdu

セッション・データ・ユニット(SDU)のサイズを指定します。

orclNetSendBufSize

セッションの送信操作に使用するバッファ領域の制限を指定します。

orclNetServiceName

CONNECT_DATA部分にデータベース・サービス名を指定します。

orclNetSourceRoute

Oracle Netに対して、接続先に到達するまで、各アドレスを順番に使用することを指示します。

orclSid

接続記述子のCONNECT_DATA部分のOracleシステム識別子(SID)を指定します。

orclVersion

エントリの作成に使用するソフトウェアのバージョンを指定します。