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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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ADVISE_CUBEプロシージャ

ADVISE_CUBEプロシージャは、アナリティック・ワークスペースでキューブを事前集計する方法を決定する際に役立ちます。事前集計するキューブ・データの割合を指定すると、ADVISE_CUBEにより、キューブの各ディメンションの事前集計するメンバーのセットが推奨されます。

ADVISE_CUBEプロシージャは、入力としてaggmapと事前計算の割合をとります。aggmapは、各RELATION文にPRECOMPUTE句を含む必要があります。PRECOMPUTE句は値セットで構成されます。指定した事前計算の割合に基づき、ADVISE_CUBEは各値セットのディメンション・メンバーの組合せを返します。


注意:

OLAPワークシート内からはこのプロシージャを実行できません。SQL*PlusなどのSQLツール内で実行してください。

構文

ADVISE_CUBE ( 
          aggmap_name             IN   VARCHAR2,
          precompute_percentage   IN   INTEGER DEFAULT 20,
          compressed              IN   BOOLEAN DEFAULT FALSE);

パラメータ

表B-3 ADVISE_CUBEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

aggmap_name

キューブに関連付けられたaggmapの名前。

aggmapの各RELATION文は、値セットを含むPRECOMPUTE句を持っている必要がある。ADVISE_CUBEは、各値セットのディメンション・メンバーのリストを返す。値セットが空でない場合、ADVISE_CUBEは新しい値を追加する前にその内容を削除する。

precompute_percentage

事前集計するキューブ・データの割合。デフォルトは20%。

compressed

通常のコンポジット(FALSE)または圧縮コンポジット(TRUE)のいずれに関するアドバイスであるかを制御する。


この例では、ADVISE_CUBEプロシージャと、PRODUCTおよびTIMEでディメンション化されたUNITSというキューブについて説明します。ADVISE_CUBEは、キューブ・データの40%を事前集計する場合に必要なディメンションの組合せを返します。

SET SERVEROUTPUT ON
--- View valuesets
EXECUTE dbms_aw.execute('describe prodvals');
     DEFINE PRODVALS VALUESET PRODUCT
EXECUTE dbms_aw.execute('describe timevals');
     DEFINE TIMEVALS VALUESET TIME
--- View aggmap
EXECUTE dbms_aw.execute ('describe units_agg');
     DEFINE UNITS_AGG AGGMAP
          RELATION product_parentrel PRECOMPUTE (prodvals)
          RELATION time_parentrel PRECOMPUTE (timevals)
EXECUTE dbms_aw.advise_cube ('units_agg', 40);
 
---- The results are returned in the prodvals and timevals valuesets