ADVISE_CUBEプロシージャは、アナリティック・ワークスペースでキューブを事前集計する方法を決定する際に役立ちます。事前集計するキューブ・データの割合を指定すると、ADVISE_CUBEにより、キューブの各ディメンションの事前集計するメンバーのセットが推奨されます。
ADVISE_CUBEプロシージャは、入力としてaggmapと事前計算の割合をとります。aggmapは、各RELATION文にPRECOMPUTE句を含む必要があります。PRECOMPUTE句は値セットで構成されます。指定した事前計算の割合に基づき、ADVISE_CUBEは各値セットのディメンション・メンバーの組合せを返します。
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注意: OLAPワークシート内からはこのプロシージャを実行できません。SQL*PlusなどのSQLツール内で実行してください。 |
構文
ADVISE_CUBE (
aggmap_name IN VARCHAR2,
precompute_percentage IN INTEGER DEFAULT 20,
compressed IN BOOLEAN DEFAULT FALSE);
パラメータ
表B-3 ADVISE_CUBEプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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キューブに関連付けられたaggmapの名前。 aggmapの各 |
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事前集計するキューブ・データの割合。デフォルトは20%。 |
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通常のコンポジット( |
例
この例では、ADVISE_CUBEプロシージャと、PRODUCTおよびTIMEでディメンション化されたUNITSというキューブについて説明します。ADVISE_CUBEは、キューブ・データの40%を事前集計する場合に必要なディメンションの組合せを返します。
SET SERVEROUTPUT ON
--- View valuesets
EXECUTE dbms_aw.execute('describe prodvals');
DEFINE PRODVALS VALUESET PRODUCT
EXECUTE dbms_aw.execute('describe timevals');
DEFINE TIMEVALS VALUESET TIME
--- View aggmap
EXECUTE dbms_aw.execute ('describe units_agg');
DEFINE UNITS_AGG AGGMAP
RELATION product_parentrel PRECOMPUTE (prodvals)
RELATION time_parentrel PRECOMPUTE (timevals)
EXECUTE dbms_aw.advise_cube ('units_agg', 40);
---- The results are returned in the prodvals and timevals valuesets