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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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HIDE

HIDEコマンドは、プログラムのテキストを非表示にし、DESCRIBE、EDITまたはOBJ文を使用したときにテキストを表示できないようにするコマンドです。そのプログラムに対しては、実行、コンパイル、名前の変更、エクスポートなどの他のすべてのアクションを実行できます。

プログラムを非表示にする場合、Oracle OLAPがプログラム・テキストをエンコードするために使用するシード式を指定します。このシード式を後でUNHIDE文とともに使用すると、テキストを表示できます。


注意:

このコマンドは、単純なエンコードを実行します。セキュアな暗号化の使用方法や、その他のOracleのセキュリティ機能については、『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』を参照してください。

構文

HIDE prog-name seed-exp

パラメータ

prog-name

テキストを非表示にするプログラムの名前。プログラム名は引用符で囲まないでください。

seed-exp

プログラム・テキストをエンコードする際にシード値として使用される単一行のテキスト式。この値にNAは指定できません。

後でUNHIDE文とともに使用するために、このシード式は記録しておく必要があります。UNHIDE文で指定するシード式は、HIDE文で使用していた値とすべてのバイトが同じである必要があります。さらに、シード式は大/小文字が区別されるので、記録するときに注意してください。

使用上の注意

エクスポートおよびインポートした場合のシード指定

非表示のプログラムをエクスポートおよびインポートするた場合、インポート先のアナリティック・ワークスペースでもテキストは非表示のままです。UNHIDEコマンドとともに使用するために、同じシード式が保持されます。

例10-2 プログラム・テキストの非表示

次の例は、sales_rptという名前のプログラムのテキストを非表示にします。

HIDE sales_rpt 'Crystal'