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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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PAGE

PAGEプログラムは、PAGINGの設定がYESである場合、出力に改ページを挿入するプログラムです。PAGEに対するオプションの引数は、ページの残りの行数を条件とする改ページを指定します。

PAGEプログラムは、レポート・プログラムで一般的に使用されます。これは、PAGINGがYESに設定されている場合にのみ有効で、REPORTやLISTNAMESなどの文の出力に対してのみ適用されます。

構文

PAGE [n]

パラメータ

n

現行ページの残りの行数がnより少ない場合にのみ改ページが発生することを示す正のINTEGER式。残りの行数がn以上の場合、改ページは発生しません。例10-70「まとまった行の保持」を参照してください。

使用上の注意

ページの先頭

PAGE文が実行されるときにすでにページの先頭が表示されている場合、改ページは発生しません。

ヘッダーの生成

PAGEプログラムからは、追加の出力が新しいページに生成されることが通知されますが、追加の出力が存在しないかぎり、新しいページにヘッダーは生成されません。追加の出力が存在する場合は、現在のPAGEPRGプログラムによって定義されるヘッダーが生成され、出力の生成が開始されます。

例10-70 まとまった行の保持

12行のデータがあり、改ページによって中断されると読み取りづらくなるため、中断されないようにするとします。12行のデータを生成する複数の文の直前にPAGE 12という文を使用します。12行のデータの前に改ページが発生するのは、ページの残りの行数が12行未満の場合のみです。その時点で12行以上残っている場合、出力は同じページ上で続行されます。

例10-71 改ページの挿入

レポート・プログラムの次の抜粋は、districtのループが開始されるたびに改ページが挿入されます。これにより、地区ごとのレポートがページの先頭から開始されます (レポート・プログラムでは、report.headというヘッダー・プログラムを使用して、カスタマイズされたヘッダーを作成します。カスタマイズされたヘッダー・プログラムについては、PAGEPRGオプションを参照)。

PUSH PAGING PAGEPRG
PAGING = YES
PAGEPRG = 'report.head'
FOR district
   DO
   PAGE
   ROW district
   BLANK
   FOR month
      ROW WIDTH 8 month sales sales.plan
   DOEND
PAGE
POP PAGING PAGEPRG