BACKファンクションは、現在実行しているすべてのプログラムの名前を、それぞれ1行で表示する複数行のテキスト値として返すファンクションです。複数のプログラムを実行している場合、あるプログラムが、ネストしたプログラムの一連の実行として他のプログラムをコールしています。
戻り値の中の最初の名前は、BACKのコールが記述されているプログラムの名前です。最後の名前は、他のプログラムのコールを最初に実行したプログラムの名前です。
BACKは、プログラム内でのみ使用可能です。
例
例7-27 BACKファンクションによるプログラムのデバッグ
次の例では、3つのプログラムを使用します。program1
がprogram2
をコールし、program2
がprogram3
をコールします。
DEFINE program1 PROGRAM PROGRAM SHOW 'This is program number 1' CALL program2 END DEFINE program2 PROGRAM PROGRAM SHOW 'This is program number 2' CALL program3 END DEFINE program3 PROGRAM PROGRAM SHOW 'This is program number 3' SHOW 'These programs are currently executing:' SHOW BACK END
program1
の実行によって生成される出力は、次のとおりです。
This is program number 1 This is program number 2 This is program number 3 These programs are currently executing: PROGRAM3 PROGRAM2 PROGRAM1