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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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BASEDIM

BASEDIMファンクションは、連結ディメンションのループ処理を行い、連結ディメンションの現行値の基になるディメンションの名前を返します。

戻り値

TEXT

構文

BASEDIM(concatdim [LEAF])

パラメータ

concatdim

ベース・ディメンションまたはコンポーネントのディメンションの名前を必要とする連結ディメンションを指定します。戻り値のデータ型はTEXTです。

LEAF

LEAFキーワードを指定すると、concatdimディメンションのコンポーネント・ディメンションの名前がBASEDIMによって返されます。連結ディメンションのベース・ディメンションは、連結ディメンションを定義したときにbasedimlist引数で指定した単純なディメンション、結合ディメンションまたは他の連結ディメンションです。単純なディメンションおよび結合ディメンションは、連結ディメンションの最下位レベルのコンポーネント、つまりリーフです。

連結ディメンションを定義する際に連結ディメンションをベース・ディメンションとして指定すると、内部連結のベース・ディメンションは外部連結のコンポーネントのディメンションになります。LEAFキーワードを指定すると、内部連結ディメンションのコンポーネントの単純なディメンションおよび結合ディメンションの名前がBASEDIMによって返されます。

ベース・ディメンションがすべて単純なディメンションまたは結合ディメンションの場合は、ベース・ディメンションが最下位レベルのコンポーネントになるため、LEAFキーワードの指定の有無にかかわらず、BASEDIMによってこれらのディメンションの名前が返されます。

ベース・ディメンションがすべて単純なディメンションまたは結合ディメンションの場合は、ベース・ディメンションが最下位レベルのコンポーネントになるため、LEAFキーワードの指定の有無にかかわらず、BASEDIMによってこれらのディメンションの名前が返されます。

例7-28 ベース・ディメンション名の戻り値

この例では、productディメンションは2つの値に、districtディメンションは最初の3つの値に、regionディメンションは3つの値のみに制限されます。ベース・ディメンションとしてregionおよびdistrictを持つ一意ではない連結ディメンションを定義し、次に、ベース・ディメンションとしてproductディメンションと最初の連結ディメンションを持つ一意でない別の連結ディメンションを定義します。さらに、外部連結ディメンションのベース・ディメンションの名前を取得します。

LIMIT district TO 'Boston' TO 'Chicago'
LIMIT product TO 'Tents''Canoes'
DEFINE region.district DIMENSION CONCAT(region district)
DEFINE product.region.district DIMENSION CONCAT(product region.district)
REPORT BASEDIM(product.district.region)

この文によって生成される出力は、次のとおりです。

PRODUCT
PRODUCT
REGION.DISTRICT
REGION.DISTRICT
REGION.DISTRICT
REGION.DISTRICT
REGION.DISTRICT
REGION.DISTRICT

例7-29 コンポーネントのディメンション名の戻り値

この例では、前の例と同じオブジェクトを使用します。ここでは、連結ディメンションのコンポーネント・ディメンションの名前を取得します。

REPORT BASEDIM(product.region.district LEAF)

この文によって生成される出力は、次のとおりです。

PRODUCT
PRODUCT
REGION
REGION
REGION
DISTRICT
DISTRICT
DISTRICT