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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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CHARLIST

CHARLISTファンクションは、1つの式をその値ごとに別の行にして、複数行のテキスト値に変換するファンクションです。

戻り値

NTEXT式の場合はNTEXT、それ以外の場合はTEXT

構文

CHARLIST(expression [dimensions])

パラメータ

expression

複数行のテキスト値に変換する式。式のデータ型がTEXTまたはNTEXT以外である場合、その式はCHARLISTにより自動的にTEXTに変換されます。

dimensions

戻り値のディメンション。ディメンションを指定しないと、CHARLISTの戻り値は単一の値になります。戻り値に1つ以上のディメンションを指定すると、CHARLISTによって、指定したディメンションの現行のステータス・リストにある値ごとに複数行のテキスト値が返されます。各ディメンションは、式の実際のディメンションである必要があり、関連ディメンションやベース・ディメンションは指定できません。

例7-41 ワークスペース・オブジェクトの削除

NAMEディメンションを指定してCHARLISTを使用すると、ワークスペース・オブジェクトのリストを作成できます。ワークスペース内にあるすべてのワークシートなど、特定の種類のオブジェクトをすべて削除するとします。この場合、CHARLISTとアンパサンド(&)を使用します。

LIMIT NAME TO OBJ(TYPE) EQ 'WORKSHEET'
DELETE &CHARLIST(NAME)

例7-42 営業成績最優秀者リストの作成

製品ごとの営業成績最優秀者の名前を、productというディメンションを指定したテキスト変数であるproduct.memoに格納してあるとします。次に、営業成績最優秀者のリストを製品別に作成します。これを行うには、productでディメンション化された変数を作成し、次にCHARLISTとproductを組み合せて使用して、すべての営業成績最優秀者のリストを製品ごとに作成します。

DEFINE topsales VARIABLE TEXT <product>
topsales = CHARLIST(product.memo product)