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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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COLVAL

COLVALファンクションは、ある列の数値を、レポート内の同じ行内で現行の列の左に返すファンクションです。COLVALは、ROWコマンドおよびREPORTコマンドでのみ使用できます。

戻り値

選択した列に数値データまたはブール・データが含まれる場合はDECIMAL、列(n)に含まれる値がTEXTまたはIDのみの場合はNA、現行の列、現行の列の右側の列または存在しない列を指定した場合はエラー。

構文

COLVAL(n)

パラメータ

n

値を取得する対象の、現行の行内の列の番号。nは任意のINTEGER式です。

絶対列番号(レポートの左端から右方向へカウント)で指定するには正の数を使用します。絶対列番号を指定する際は、レポート内にあるすべての列をカウントする必要があります。たとえば、レポートの左側にラベルの列を生成するREPORTコマンドを使用している場合、このラベルの列を列1としてカウントします。たとえば、COLVAL(2)はレポートの左端から2番目の列を表します。

相対列番号(現行の列から、右から左の方向へカウント)で指定するには負の数を使用します。たとえば、COLVAL(-2)は現行の列から2列左の列を表します。

例7-46 レポート内での列の計算

レポート上に、実際の売上高と予定売上高を、両者間の差額とともに表示するとします。この場合、COLVALファンクションを使用して差額を計算できます。

LIMIT month TO 'Jun96'
LIMIT district TO 'Boston'
FOR product
   ROW product sales sales.plan COLVAL(2)-COLVAL(3)

これらの文によって生成される出力は次のとおりです。

Tents          95,120.83  80,138.18  14,982.65
Canoes        157,762.08 132,931.39  24,830.69
Racquets       97,174.44  84,758.46  12,415.98
Sportswear     79,630.20  73,568.52   6,061.68
Footwear      153,688.02 109,219.15  44,468.87