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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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CONTEXTファンクション

CONTEXTファンクションは、コンテキストに保存されているオブジェクト値についての情報を取得するためのファンクションです。最初にCONTEXTコマンドを使用してコンテキストを作成する必要があります。

戻り値

CONTEXTファンクションの戻り値のデータ型は、指定する引数に応じて異なります。引数を指定せずにCONTEXTファンクションを使用する場合は、現行のセッション内のすべてのコンテキストの名前を含む複数行のテキスト値が返されます。

構文

CONTEXT ([context-name [UPDATE|name]])

パラメータ

context-name

コンテキストの名前を含むテキスト式。CONTEXTファンクションの引数としてcontext-nameしか指定しない場合は、コンテキストに保存されているすべてのオブジェクトの名前を含む複数行のテキスト値が返されます。

UPDATE

CONTEXTファンクションでUPDATEを指定すると、値がコンテキストに保存または削除された回数が返されます。

name

コンテキスト内に値が保存されているオブジェクトの名前。CONTEXTファンクションでnameを指定すると、そのオブジェクトの保存済のステータスまたは値が返されます。

例7-47 コンテキスト名のリスト

次の文では、CONTEXTファンクションは現行セッションのコンテキスト名のみを返します。これは、例9-72「ディメンション・ステータスの保存」で使用されているのと同じコンテキストです。

SHOW CONTEXT

この文によって生成される出力は、次のとおりです。

democontext1

例7-48 保存値のリスト

次の文では、CONTEXTファンクションはdemocontext1という名前のコンテキストに保存されているproductディメンションの値を返します。

SHOW CONTEXT('democontext1' product)

この文によって生成される出力は、次のとおりです。

Tents
Canoes