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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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SUBSTRファンクション

SUBSTRファンクション群(SUBSTR、SUBSTRBおよびSUBSTRC)は、文字列内の指定した位置から始まる部分文字列を返します。

戻り値となるサブストリングの長さの計算方法は各ファンクションで異なります。

戻り値

戻り値は、文字列と同じデータ型です。

構文

{SUBSTR | SUBSTRB | SUBSTRC }(string, position [, substring_length ])

パラメータ

string

サブストリングが作成される基礎となる文字列のテキスト式。

position

返される文字列の最初の文字が始まる位置。

  • position0(ゼロ)の場合、1として扱われます。

  • positionが正の場合、ファンクションはstringの始めからカウントして最初の文字を見つけます。

  • positionが負の場合、ファンクションはstringの終わりから逆方向にカウントします。

substring_length

戻される文字列の長さ。SUBSTRは、入力キャラクタ・セットの定義どおりに文字を使用して長さを計算します。SUBSTRBは、文字数ではなくバイト数を使用します。SUBSTRCは、完全なUnicodeキャラクタを使用します。

この引数に値を指定しない場合、ファンクションはstringの終わりまでのすべての文字を返します。1未満の値を指定したり、stringの文字数を超える値を指定すると、ファンクションはNAを返します。

例8-122 文字サブストリングの取得

次の例では、「abcdefg」の指定したサブストリングが返されます。

SHOW SUBSTR('abcdefg',3,4) 
cdef

SHOW SUBSTR('abcdefg',-5,4) 
cdef

例8-123 バイトを使用したサブストリングの取得

AL32UTF8データベース・キャラクタ・セットを使用しているとします。Fußball文字列の場合、次の文では2バイト目からの長さ4バイトのサブストリングが戻されます。

SHOW SUBSTRB('Fußball',2,4)
ußb