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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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DECIMALS

DECIMALSオプションは、数値出力に表示する小数点以下の桁数を制御します。値は、指定された小数桁数に収まるように丸められます。(ただし、DECIMALSの設定は、出力のINTEGER値の書式には影響しません。HEADING、REPORTまたはROWコマンドで明示的にDECIMAL属性を適用しないかぎり、INTEGER値には小数桁は表示されません。)

データ型

INTEGER

構文

DECIMALS = n

パラメータ

n

DECIMAL値およびSHORTDECIMAL値のすべての出力における小数点以下の桁数を指定するINTEGER式で、nには、0から40までの任意の数字または255になります。(DECIMALSを255に設定すると、SHORTDECIMALとDECIMALの両方のデータ型について値の書式を指定できます。「最適表示書式と小数2桁表示との比較」を参照してください。)デフォルトは2です。 

例5-20 小数桁なしでのデータの表示

数値の出力に小数桁を表示しないようにするには、レポートを生成する前に、DECIMALSオプションを0(ゼロ)に設定します。

DECIMALS = 0
LIMIT line TO 'COGS'
LIMIT month TO 'Jan96' 'Feb96'
REPORT DOWN division ACROSS month: budget

これらの文によって生成される出力は次のとおりです。

LINE: COGS
               -------BUDGET--------
               --------MONTH--------
DIVISION         Jan96      Feb96
-------------- ---------- ----------
Camping           355,933    385,308
Sporting          279,773    323,982
Clothing          528,370    546,468

例5-21 最適表示書式と小数2桁表示との比較

この例では、DECIMALSを2に設定した場合とDECIMALSを255(最適表示書式)に設定した場合の結果を比較します。

OLAP DML文

DECIMALS = 2
SHOW JOINCHARS(1.1 'A')

によって、次の出力が生成されます。

1.10A

OLAP DML文

DECIMALS = 255
SHOW JOINCHARS(1.1 'A')

によって、次の出力が生成されます。

1.1A