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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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LIMIT.SORTREL

LIMIT.SORTRELオプションは、ディメンションを関連ディメンションに制限する際に、ソートを行うかどうかを制御するオプションです。

データ型

BOOLEAN

構文

LIMIT.SORTREL = {YES|NO}

パラメータ

YES

(デフォルト)ディメンションを関連ディメンションに制限する際に、Oracle OLAPによってソートが実行されます。

NO

ディメンションを関連ディメンションに制限する際に、Oracle OLAPによってソートは実行されません。

使用上の注意

ソートの説明

通常、ディメンションを関連ディメンションに制限すると、制限されるディメンションの値は、関連ディメンションの順序に従って配置されます。関連ディメンションの値に関連する最初のディメンションの値が複数の場合、値は、最初のディメンションのデフォルト・ステータスの順序でソートされます。LIMIT.SORTRELで抑制するのはこのソートです。

LIMIT.SORTRELがNOの場合の出力リスト

LIMIT.SORTRELをNOに設定すると、指定した任意のディメンションの値に対するリストが論理的な順序で出力されない場合があります。

例5-43 効率的な処理

productという大きなディメンションでディメンション化されている変数で計算を実行するとします。productディメンションには、カテゴリ、ベンダー、ブランドなど、製品階層のすべてのレベルが組み込まれています。productproductlevelの間の関係を使用して、一度に1レベルずつ計算を実行するとします。この計算では、ディメンション値の順序は重要でなく、さらにproductを関連ディメンションで制限しているため、処理の効率がより向上するLIMIT.SORTRELを使用して不要なソートを抑制します。

LIMIT.SORTREL = NO