(読取り専用)LINESLEFTオプションは、現行ページの残りの行数を保持するオプションです。LINESLEFTオプションは、PAGINGの設定がYES
の場合にのみ有効であり、REPORTやLISTNAMESなどのコマンドからの出力に対してのみ適用されます。
使用上の注意
改ページの制御
LINESLEFTは、主にレポート・プログラムで、特定のページ上の残りの行数を確認するために使用されます。レポートが1ページの途中で終わり、改ページで区切る必要がない場合、PAGE文を使用して新しいページをスキップできます。
LINESLEFTでのPAGESIZEの効果
PAGESIZEの値を変更すると、それに合せてLINESLEFTの値も調整されます。まず、PAGESIZEの古い値からLINESLEFTの値が差し引かれ、すでに使用されている行数が得られます。その後、この結果の値がPAGESIZEの新しい値から差し引かれ、LINESLEFTの新しい値が得られます。LINESLEFTが1よりも小さくなる場合は、次の出力行で新しいページが作成されます。
LINESLEFTでのPAGINGの効果
PAGINGをNO
に設定すると、LINESLEFTはPAGESIZEの値に設定され、PAGINGがYES
に設定されるまでこの値が保持されます。PAGINGをYES
に設定すると、LINESLEFTによって現行ページの行数のカウントが開始されます。
LINESLEFTでのOUTFILEの効果
OUTFILE文を使用して出力をファイルに送信すると、LINESLEFTはそのファイルに対して66
に設定され、PAGESIZEのデフォルト値と一致します。PAGESIZEを現行の出力ファイルの新しい値に設定すると、それに合せてLINESLEFTも調整されます。たとえば、出力をファイルに送信し、PAGESIZEを40
に設定するとします。この場合、Oracle OLAPによって、そのファイルのLINESLEFTが40
に設定され、これによって、PAGINGがYES
に設定されている場合は、ファイルへの出力の最初の行で新しいページが作成されます。
OUTFILE文でEOFキーワードを使用して出力をデフォルトの出力ファイルにリダイレクトすると、LINESLEFTの値は、デフォルトの出力ファイルに対して最後に保持していた値になります。
出力のLINESLEFTの送信
LINESLEFTの値を含む出力を生成した場合、この値を含む行はLINESLEFTを記録する値には含まれません。