LINENUMオプションは、出力の現行の行数を示すオプションです。出力行が生成されるごとに、値が自動的に増加します。LINENUMオプションは、PAGINGの設定がYES
の場合にのみ有効であり、REPORTやLISTNAMESなどのコマンドからの出力に対してのみ適用されます。
使用上の注意
新しいページの開始
PAGINGをYES
に設定すると、出力に各行が生成されるたびにLINENUMが1
ずつ増加します。LINENUMがPAGESIZEからBMARGINを引いた値と等しくなると、新しいページが自動的に作成されます。
新しいページの最初の行で、LINENUMは自動的に1
にリセットされます。
LINENUMとPAGESIZEの比較
PAGESIZEにはページ下の余白の行も含まれるため、BMARGINに0
(ゼロ)よりも大きい数字が設定されている場合は、LINENUMがPAGESIZEに到達することはありません。
LINENUMでのPAGINGの効果
PAGINGをNO
(デフォルト)に設定すると、LINENUMオプションの値は出力行の生成数に応じて増加します。PAGINGをYES
に設定すると、LINENUMは1
に設定され、現行ページの行数のカウントが開始されます。
LINENUMでのOUTFILEの効果
OUTFILE文を使用して出力をファイルに送信すると、LINENUMはそのファイルに対して1
に設定されます。OUTFILEでEOFキーワードを使用して出力をデフォルトの出力ファイルにリダイレクトすると、LINENUMの値は、デフォルトの出力ファイルに対して最後に保持していた値になります。
出力のLINENUMの送信
LINENUMの値を含む出力を生成し、この出力によって新しいページが作成されると、出力が単一行から構成されている場合、LINENUMの値は1
として記録されます。ただし、出力が複数行の値で構成されている場合は、LINENUMの値がPAGESIZEより大きい値として記録されることもあります。