ヘッダーをスキップ
Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

PARENS

PARENSオプションは、負数を出力で表示する場合、カッコまたはマイナス記号を付けるかどうかを制御します。

データ型

BOOLEAN

構文

PARENS = {YES|NO}

パラメータ

YES

負数をカッコで囲み、マイナス記号を使用しません。

NO

(デフォルト)マイナス記号を使用して負数を表示します。

使用上の注意

PARENSの変更

PARENSオプションの設定は、HEADING、REPORTまたはROWコマンドのPAREN属性またはNOPAREN属性によって変更されます。PAREN属性はカッコの使用を指定し、NOPAREN属性はマイナス記号の使用を指定します。

カッコのための領域の確保

レポート内で負数をカッコを使用して表現する場合、Oracle OLAPは正数および負数の列を揃えます。このため、各数値列の右端の文字が閉じカッコのために予約されます。出力に負数がない場合でも、この列が常に予約されます。その結果、マイナス記号を使用する場合より各値に必要な領域が増加するため、データが収まるように列幅を増やす必要があることがあります。

例5-89 カッコによる負数の表示

レポートで負数をカッコで表示するため、最初にPARENSをYESに設定します。

LIMIT line TO 'Cogs'
LIMIT division TO 'Sporting'
LIMIT month TO 'Jan96' TO 'Jun96'
PARENS = YES
DECIMALS = 0
REPORT DOWN month budget actual budget-actual

これらの文によって生成される出力は次のとおりです。

DIVISION: SPORTING
               --------------LINE--------------
               --------------COGS--------------
                                     BUDGET-ACT
MONTH            BUDGET     ACTUAL      UAL
-------------- ---------- ---------- ----------
Jan96            279,773    287,558     (7,785)
Feb96            323,982    315,299      8,683
Mar96            302,178    326,185    (24,007)
Apr96            386,101    394,544     (8,443)
May96            433,998    449,862    (15,864)
Jun96            448,042    457,348     (9,305)