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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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$LOOP_TYPE

$LOOP_TYPEプロパティは、複数の変数を含む計算式が、LOOP OPTIMIZED句を持つOLAP_TABLE SQLファンクションで使用されたときに、その計算式のループ処理方法を指定します。ループ処理のタイプは、計算式にNVLなどのNA対応ファンクションが含まれるとき、またはNULL TRACKINGが無効な場合に返される数値行およびパフォーマンスに影響を与える可能性があります。NULLトラッキングについては、「NA2ビットとNULLトラッキング」を参照してください。

構文

次のPROPERTY文を使用して、直近に定義または検討された計算式(DEFINEコマンドおよびCONSIDERコマンドを参照)に対し、$LOOP_TYPEプロパティの追加または削除を行います。

  • プロパティを追加する場合は、次の文を発行します。

    PROPERTY '$LOOP_TYPE' {'DENSE' | 'INNER' | 'OUTER'}

  • プロパティを削除する場合は、次の文を発行します。

    PROPERTY DELETE '$LOOP_TYPE'

パラメータ

DENSE

タプルの可能なすべての組合せに対する変数値を返します。コンポジットに対してNULLトラッキングが指定されていない場合は、存在しないデータおよび意図的にNULLにした値に対してNA値を受け取ります。

DENSEは、SQL SELECT文のcross結合に似ています。結果的に、変数のすべてのベース・ディメンションのデカルト積になります。

INNER

(デフォルト) タプルがすべての変数にデータを持っている場合にのみ、変数値を返します。NVL値を含みません。

INNERは、SQLの内部結合に似ています。

OUTER

タプルが変数のいずれかにデータを持っている場合に、変数値を返します。NVL値を含みます。

OUTERは、SQLの外部結合に似ています。