Oracle Analytic Workspace Managerバージョン11.2では、カスタム・オブジェクトおよびメニューをユーザー・インタフェースに追加できます。次のことを行うことによって、Analytic Workspace Managerをカスタマイズできます。
ユーザーがナビゲーション・ツリー・オブジェクトを右クリックしたときに表示されるメニューへの選択肢の追加。
リレーショナル・データベース・オブジェクトまたはOLAPオブジェクト、あるいはその両方を表示または編集するためのグラフィカル・ユーザー・インタフェース要素の提供。
第1章「XMLドキュメントによるカスタマイズ」では、XMLドキュメントを使用してナビゲーション・ツリーにレポート・テンプレートおよび計算テンプレートを追加する方法について説明します。また、XMLドキュメント内でAnalytic Workspace ManagerのJavaプラグインを指定する方法についても説明します。
第2章「Analytic Workspace Managerプラグインの概要」では、Analytic Workspace ManagerでサポートされるJavaプラグイン・インタフェースについて説明し、プラグインを作成する方法を示します。プラグインを使用すると、Analytic Workspace Managerのナビゲーション・ツリー・オブジェクトの右クリック・メニューに項目を追加できます。Analytic Workspace Managerのプロパティ・インスペクタに表示されるビューアまたはエディタ・プラグインを提供することもできます。
このマニュアルでは、Analytic Workspace ManagerのXMLおよびJavaプラグイン・インタフェースについて説明し、これらの実装の簡単な例を示します。
ここでは、次の項目について説明します。
このドキュメントは、XMLドキュメントまたはJavaプラグインを使用してOLAPオプションを含むOracle Database 11gリリース2 (11.2)のAnalytic Workspace Managerの機能を拡張するXMLまたはJavaの開発者を対象としています。
オラクル社は、障害のあるお客様を含む、すべてのお客様にオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントをご利用いただけることを目標としています。 オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。 HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。 標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。 オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/
を参照してください。
ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて
スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧のみを行に記述する必要があります。しかし、一部のスクリーン・リーダーは括弧のみの行を読まない場合があります。
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Oracleサポートへのアクセス
Oracleカスタマは、My Oracle Supportから電子サポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/support/contact.html
またはhttp://www.oracle.com/accessibility/support.html
(聴覚障害者向け)を参照してください。
Oracle OLAP、Analytic Workspace Managerの使用方法およびOracle OLAP Java APIの使用方法の詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle OLAPユーザーズ・ガイド
Oracle OLAP Java APIリファレンス
Oracle OLAP Java API開発者ガイド
このマニュアルでは次の表記規則を使用します。
表記規則 | 意味 |
---|---|
太字 | 太字は、操作に関連するGraphical User Interface要素、または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。 |
イタリック体 | イタリックは、ドキュメントのタイトル、強調またはユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。 |
固定幅フォント |
固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。 |