REGEXP_REPLACEは、文字列内で正規表現パターンを検索して、別の文字列で置換します。デフォルトでは、この関数は、正規表現パターンのすべての出現箇所をreplace_stringで置換してsource_charを返します。
戻り値
CHAR | NCHAR | VARCHAR2 | NVARCHAR2
構文
REGEXP_REPLACE(source_char, pattern
[, replace_string
[, position
[, occurrence
[, match_parameter ]
]
]
]
)
引数
source_charは検索範囲のテキスト式です。
patternは検索対象のテキスト式です。通常は、テキスト・リテラルであり、最大512バイトを含むことができます。演算子のリストは、『Oracle Database SQL言語リファレンス』の付録DのOracle正規表現のサポートを参照してください。
replace_stringはsource_charのpatternを置換するテキストです。
positionはsource_char内で関数が検索を開始する文字を示す0以外の整数です。positionが負の場合、関数は文字列の最後から逆方向に数えて検索します。positionのデフォルト値の1では、関数がsource_charの最初の文字から検索を開始します。
occurrenceは関数で検索するpatternの出現箇所を示す整数です。occurrenceの値は正であることが必要です。occurrenceのデフォルト値1では、関数がpatternの最初の出現箇所を検索します。
match_parameterはテキスト・リテラルで、ファンクションが持つデフォルトの照合動作を変更できます。次の1つ以上の値を指定できます。
c: 照合で大文字と小文字を区別します。
i: 照合で大文字と小文字を区別しません。
m: ソース文字列を複数行とみなします。関数は、^および$をソース文字列全体の最初または最後としてだけではなく、ソース文字列における任意の行の、それぞれ最初および最後として解釈します。デフォルトでは、ソース文字列を単一行として処理します。
n: ピリオド(ワイルドカード文字)が一致する文字に改行文字を含めます。デフォルトでは含まれません。
x: 空白を無視します。
例
REGEXP_REPLACE('500 Oracle Parkway, Redwood Shores, CA', '( ){2,}', ' ')
余分な空白は削除されて文字列が返されます
500 Oracle Parkway, Redwood Shores, CA