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Oracle® Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド
11gリリース2 (11.2)
B61350-02
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13 デプロイメントと実行の監査

配布および実行情報の監査により、ターゲットのロード方法と、マッピングおよびプロセス・フローの設定とパラメータをより最適化するために可能な処理について、有益な情報が提供されます。また、配布情報に関する迅速なフィードバックが提供され、オブジェクトの配布履歴を取得できます。監査および配布情報は、Oracle Warehouse Builderのリポジトリ・ブラウザで参照できます。

この章の内容は次のとおりです。

デプロイメントと実行の監査について

オブジェクトをデプロイメントし、実行する場合は、Oracle Warehouse Builderでデプロイメントおよび実行に関連する監査情報を生成し、格納します。監査情報を表示および監査するには、次のいずれかの方法を使用します。

リポジトリ・ブラウザについて

リポジトリ・ブラウザは、Oracle Warehouse Builderリポジトリに格納されるデータからレポートを生成するブラウザ・ベースのツールです。リポジトリ・ブラウザを使用すると、次の情報を参照できます。

  • ワークスペースの設計に関する詳細情報。レポートはワークスペースに格納されたデータから生成されます。

  • 高水準かつ詳細なETLランタイム情報へのアクセスを可能にするレポート。この情報に含まれる内容は次のとおりです。

    • マッピングおよびプロセス・フローごとのタイミング

    • プロセス・フローごとのアクティビティの詳細

    • エラー詳細

    • 個別のターゲット環境を管理するデプロイメント情報

リポジトリ・ブラウザを使用しなくても、同じ情報にWarehouse Builderのパブリック・ビューからアクセスできます。SQL*Plusセッションを起動し、パブリック・ビューの問合せを実行します。パブリック・ビューのリストは、Oracle Warehouse Builder APIおよびスクリプト・リファレンスを参照してください。

Oracle Warehouse Builderを使用して、Microsoft SQL Server、IBM DB2 UDBなどのOracle以外のデータベースにデータをデプロイできます。ただし、これらの場合では、設計時オブジェクト・データおよびデプロイメント監査データを表示することはできません。実行監査データを含むレポートのみを表示できます。

異機種間環境のリポジトリ・ブラウザ用に生成するレポートの詳細は、「異機種間リポジトリ・ブラウザ・レポートのリスト」を参照してください。

異機種間リポジトリ・ブラウザ(HRAB)について

異機種間リポジトリ・ブラウザ(HRAB)は、DB2、SQL ServerなどのOC4Jサーバーまたは異機種間データベースにデプロイされたオブジェクトに関するレポートを生成するブラウザ・ベースのツールです。異機種間リポジトリ・ブラウザでは、Oracle Warehouse Builderがインストールされていないシステムの監査情報にアクセスできます。

異機種間リポジトリ・ブラウザを使用すると、次の情報を提供するレポートを表示できます。

  • SQL Server、DB2などの異機種間データベースにデプロイされているETLオブジェクトに関する実行情報

  • WebサービスなどのOC4Jサーバーにデプロイされているオブジェクトに関する実行情報

異機種間データベースまたはOC4Jサーバーの監査情報にアクセスするには、そのデータベースまたはOC4Jサーバーを表すデータ・ストアを作成する必要があります。管理者はデータ・ストアを作成し、リポジトリ・ブラウザまたはOC4Jサーバーに割り当てます。

リポジトリ・ブラウザおよび異機種間リポジトリ・ブラウザの相違点

  • 異機種間リポジトリ・ブラウザ・レポートでは、オブジェクト実行に関する情報のみが提供され、設計およびデプロイメントに関する情報は提供されません。

  • 異機種間リポジトリ・ブラウザは、リポジトリ・ブラウザ・レポートが提供する情報のサブセットのみを含みます。

    たとえば、リポジトリ・ブラウザ・レポートには、マッピングのデバッグ時に生成されるトレース情報を含みます。異機種間リポジトリ・ブラウザ・レポートにはこの情報は含まれません。

異機種間データベースおよびOC4Jサーバーへの異機種間リポジトリ・ブラウザのインストール

異機種間データベースおよびOC4Jサーバーへのデプロイメントのための監査情報へのアクセスを使用可能にするには、ターゲット・データベースの監査表および監査ビューをインストールする必要があります。

監査表をインストールするスクリプトは、OWB_HOME/owb/rtasst/jrtauditディレクトリに格納されています。このディレクトリには、db2sqlserverおよびoracleというサブディレクトリがあります。ターゲット・データベースに応じて、インストール・スクリプトを実行するサブディレクトリを選択します。

たとえば、DB2上に監査表および監査ビューをインストールするには、OWB_HOME/owb/rtasst/jrtaudit/db2ディレクトリに格納されているinstall.sqlファイルを実行します。

データ・ストアの作成

データ・ストアを使用すると、DB2、SQL Serverなどの異機種間データベースおよびOracle Warehouse Builderインストールの一部ではないOC4Jサーバーへのデプロイメントに関する監査情報にアクセスできます。

管理者がデータベース(SQL ServerまたはDB2)またはOC4Jサーバーの異機種間リポジトリ・ブラウザ内にデータ・ストアを作成します。データ・ストアの名前はAuditDSである必要があります。

admin_client.jarコマンドライン・ユーティリティを使用してデータ・ストアを作成できます。次は、データ・ストアtestDataStoreの作成例です。

java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin
  -addManagedDataSource -applicationName default -dataSourceName testDataSource 
  -jndiLocation jdbc/testDataSource -connectionPoolName scottConnectionPool

oc4jadminユーザーのパスワードを入力するように求められます。パスワードを入力して、[Enter]キーを押してください。

また、データ・ストアも暗黙的に作成されます。コード・テンプレート(CT)・マッピングがデータベース・ロケーションに格納されているオブジェクトを参照している場合で、CTマッピングがデプロイされているときは、最適なデータ・ソースが作成されます。

監査のタイプ

リポジトリ・ブラウザが表示する監査情報は次のように分類できます。

  • PL/SQLランタイム監査

    これは、PL/SQLスクリプトを使用してデプロイされたオブジェクトの従来のOracle Warehouse Builderランタイム監査の監査情報のことです。

    データ・オブジェクト、マッピング、プロセス・フローではPL/SQLデプロイメントを使用します。

  • 異機種間ランタイム監査

    これは、OC4JサーバーまたはDB2、SQL Serverなどの異機種間データベースにデプロイされているオブジェクトに関する監査情報を参照します。複数のコントロール・センター・エージェント(CCA)の監査を含みます。

    これには、コード・テンプレート、Webサービスおよびコード・テンプレート・マッピングに関する情報を含みます。

表13-1に、Oracle Warehouse Builderオブジェクトを他のターゲット・ロケーションにデプロイする場合に使用できる監査のタイプを示します。

表13-1 他のデプロイメント・ロケーションの監査のタイプ

デプロイメント・ロケーション PL/SQLランタイム監査 異機種間ランタイム監査

Oracle Warehouse BuilderをインストールしたOracle Database

はい

はい

Oracle Warehouse BuilderをインストールしていないOracle Database

いいえ

はい

異機種間データベース

いいえ

はい

OC4Jサーバー

いいえ

はい


異機種間リポジトリ・ブラウザ・レポートのリスト

異機種間リポジトリ・ブラウザが生成するレポートの内容は、このリポジトリ・ブラウザによって生成される対応レポートに基づいています。レポートはOracle Database環境用に生成されたレポートのサブセットです。異機種間リポジトリ・ブラウザ・レポートで使用する用語は、異機種間データベースに関連しています。たとえば、プロセスという用語はタスクに置き換えられ、マップという用語はステップに置き換えられます。

ただし、異機種間リポジトリ・ブラウザ・レポートには、Oracle Database用のリポジトリ・ブラウザ・レポートほど詳細な情報は含まれていません。異機種間リポジトリ・ブラウザでは、次のリポジトリ・ブラウザ・レポートを使用できます。

  • 実行スケジュール・レポート

  • 実行サマリー・レポート

  • マップ実行レポート

  • マップ開始レポート

  • マップ実行の実行レポート

  • マップ実行のトレース・レポート

  • マップ実行のファイル・レポート

  • 実行エラー診断レポート

  • 管理レポート

異機種間リポジトリ・ブラウザ・レポートを使用すると次の機能を使用できます。

  • ジョブの実行監査データを削除

  • ジョブのエラーおよびトレース・データを削除

監査レポートの表示

監査レポートでは、デプロイメントおよびETLジョブに関する情報が提供されます。オブジェクトをデプロイしたりジョブを開始したりするたびに、それらのアクティビティの詳細がワークスペースに格納されます。この情報は、次の環境からアクセスできます。

  • コントロール・センター・マネージャ

  • リポジトリ・ブラウザ

リポジトリ・ブラウザでは、情報が事前定義済のレポート形式で表示されます。レポートは、デフォルトのWebブラウザで表示されます。リポジトリ・ブラウザ・リスナーを実行している必要があります。

リポジトリ・ブラウザを開く

異機種間データベースまたはOC4Jサーバーにデプロイされたオブジェクトの監査データにアクセスするには、異機種間データベースまたはOC4Jサーバーに必要な監査表がインストールされていることを確認する必要があります。

監査表の作成の詳細は、「異機種間データベースおよびOC4Jサーバーへの異機種間リポジトリ・ブラウザのインストール」を参照してください。

リポジトリ・ブラウザを開く操作は、次に示すマルチステップ・プロセスです。

  1. リポジトリ・ブラウザを開く前に、「リポジトリ・ブラウザ・リスナーの管理」の説明に従って、リポジトリ・ブラウザ・リスナーを起動する必要があります。

  2. リポジトリ・ブラウザ・リスナーが実行中である場合、「リポジトリ・ブラウザへのアクセス」の説明に従って、リポジトリ・ブラウザを複数の方法で起動できます。

  3. リポジトリ・ブラウザが開き、ログイン・ページが表示されます。このページでは、「ワークスペースへのログイン」の説明に従ってワークスペースにログインします。


注意:

リポジトリ・ブラウザを開くには、ACCESS_PUBLICVIEW_BROWSERシステム権限が必要です。この権限は、参照するワークスペースの所有者であれば自動的に付与されます。そのワークスペースの所有者でない場合は、この権限を取得するにはデータベース管理者に問い合せてください。

リポジトリ・ブラウザ・リスナーの管理

リポジトリ・ブラウザを開く前に、リポジトリ・ブラウザ・リスナーを起動する必要があります。

Windowsでのリポジトリ・ブラウザ・リスナーの起動

コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、startOwbbInst.batを実行します。このファイルは、OWB_HOME\owb\bin\win32ディレクトリにあります。OC4J管理者のパスワードを設定するように求められます。パスワードを入力して、[Enter]キーを押してください。パスワードの確認を求められたら、同じパスワードを再度入力します。

Windowsでのリポジトリ・ブラウザ・リスナーの停止

コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、OWB_HOME\owb\bin\win32ディレクトリに格納されているstopOwbbInst.batを実行します。リポジトリ・ブラウザ・リスナーの起動時に設定したOC4J管理者のパスワードを指定するように求められます。パスワードを入力して、[Enter]キーを押してください。

UNIXでのリポジトリ・ブラウザ・リスナーの起動

OWB_HOME/owb/bin/unixディレクトリにある./startOwbbInst.shを実行します。OC4J管理者のパスワードを設定するように求められます。パスワードを入力して、[Enter]キーを押してください。パスワードの確認を求められたら、同じパスワードを再度入力します。

UNIXでのリポジトリ・ブラウザ・リスナーの停止

OWB_HOME/owb/bin/unixディレクトリにある./stopOWBBInst.shを実行します。リポジトリ・ブラウザ・リスナーの起動時に設定したOC4J管理者のパスワードを指定するように求められます。パスワードを入力して、[Enter]キーを押してください。

リポジトリ・ブラウザへのアクセス

リスナーが実行中である場合、次のいずれかの方法でリポジトリ・ブラウザを起動できます。

  • 「スタート」メニューから「プログラム」、Warehouse Builderフォルダ、「Warehouse Builder」「リポジトリ・ブラウザ」を選択します。

  • デザイン・センターの「ツール」メニューから「リポジトリ・ブラウザ」を選択します。

  • 任意のWebブラウザから、リポジトリ接続ページのロケーションを入力します。たとえば、リポジトリ・ブラウザ・リスナーがowb_serverというコンピュータ上で実行されている場合、次のアドレスを入力すると、リポジトリ・ブラウザが起動します。

    https://owb_server:8999/owbb/RABLogin.uix?mode=design

    または

    https://owb_server:8999/owbb/RABLogin.uix?mode=runtime

どの方法を取った場合でも、リポジトリ・ブラウザを起動すると、ブラウザでリポジトリ接続ページが開き、ここからリポジトリ・ブラウザにログインします。

ワークスペースへのログイン

ワークスペースにログインするには、アクセスするワークスペースの接続情報を指定します。接続情報が不明な場合は、データベース管理者に問いわ合せてください。

ワークスペース所有者またはワークスペース・ユーザーとしてコントロール・センターに接続できます。ワークスペース所有者として接続した場合、監査詳細を削除したり、検証を検証したり、ロケーションの登録を解除したり、サービス・ノード設定を変更したり、ユーザー・データ値を表示したり、実行ジョブを開始または停止したりできます。管理権限を使用してワークスペース・ユーザーとして接続した場合、監査詳細を削除したり、ロケーションの登録を解除したり、サービス・ノード設定を変更したり、実行ジョブに関連するユーザー・データ値を表示したり、実行ジョブを開始または停止したりすることができます。

一度リポジトリ・ブラウザにログインすると、次のレポートをすべて表示できます。

  • デプロイメント

  • 実行

  • 管理


注意:

異機種間データベースまたはOC4Jサーバーにログインする場合は、実行レポートのみを表示できます。

監査情報のロケーションに応じて、次の項を参照してください。

複数のワークスペースへのアクセス権を持っている場合、リポジトリ・ブラウザでは該当するワークスペースを含むリストが表示されます。接続するワークスペースを選択します。

「デザイン・センター」を選択し、オブジェクト設計に関するレポートへのアクセスを可能にするリポジトリ・ナビゲータを表示します。「コントロール・センター」を選択し、リポジトリ・ブラウザで使用できるレポートのすべてのタイプをリストするコントロール・センター・レポート・ページを表示します。

Oracleデータベースへの接続

ユーザー名: ワークスペースへの接続に使用するワークスペース所有者またはワークスペース・ユーザーの名前を指定します。

パスワード: 「ユーザー名」フィールドで指定したユーザーのパスワードを指定します。

ホスト・アドレス、ポート番号およびサービス名の選択: ワークスペースを含むOracle Databaseのホスト名、ポート番号およびサービス名を指定してワークスペースに接続する場合は、このオプションを選択してください。

ネット・サービス名の選択: Oracle Warehouse Builderリポジトリを含むOracle Databaseに関連付けられているネット・サービス名を指定してワークスペースに接続する場合は、このオプションを選択してください。

異機種間データベースまたはOC4Jサーバーへの接続

Oracle Warehouse Builderを使用すると、異機種間データベース(SQL ServerおよびDB2など)や外部のOC4Jサーバーへのデプロイメントに関する監査情報にアクセスできます。異機種間データベースまたはOC4Jサーバーへの接続には、データ・ストアを使用します。データベース管理者に、データ・ストアに使用するユーザー資格証明を問い合せ、これを「ユーザー名」および「パスワード」フィールドに入力します。

設計レポート

リポジトリ・ブラウザでは、Oracle Warehouse Builderの設計に関するレポートを提供します。これらのレポートには、オブジェクト・サマリー・レポート、系統レポートおよび影響分析を含みます。

次は、リポジトリ・ブラウザが提供する設計レポートのリストです。

リポジトリ・ナビゲータ

リポジトリ・ナビゲータ・ページを使用して、ワークスペースのメタデータの検索、およびメタデータの主なプロパティ、系統、影響分析、およびワークスペースの関連レポートおよびコントロール・センター・レポートのリストへのアクセスが可能になります。リポジトリ・ナビゲータには、「検索」「すべて」および「関連リンク」のセクションがあります。

検索

オブジェクト・タイプまたは名前(あるいはその両方)により検索します。

  • オブジェクト・タイプによって検索するには、「タイプ別検索」リストから検索するオブジェクトのタイプを選択します。検索結果はこのタイプのすべてのオブジェクトのリストとなります。

  • 名前で検索するには、「検索」フィールドにオブジェクト名を入力します。名前の最初の文字(1文字または複数の文字)のみを検索することが可能で、その場合の検索結果は、名前がこれらの文字で始まるオブジェクトのリストとなります。

「実行」をクリックして検索を開始します。

リポジトリ・ブラウザでは、ワークスペース・オブジェクトの検索ページという新規ページに検索結果が表示されます。このページから新規オブジェクトを検索することもできます。

すべて

ワークスペースのナビゲータ・ツリーが含まれています。

表13-2に、列の用途を示します。

表13-2 すべてのセクションのテーブルの列の説明

列ヘッダー 説明:

フォーカス

この列内のアイコンをクリックすると、ツリーのフォーカスが変更されます。

名前

ツリー内のアイテムの名前。

ツリー内のアイテムの隣にあるプラス記号(+)またはマイナス記号(-)をクリックすると、ツリーが拡張または縮小されます。

オブジェクトの「名前」をクリックすると、そのオブジェクトのオブジェクトのプロパティ・ページが開きます。

レポート

この列内のアイコンをクリックすると、関連アイテムのオブジェクト・レポート・ページが開きます。

オブジェクト・レポートにリストされるレポートは、レポートを表示するオブジェクトによって異なります。たとえば、ワークスペースのレポート・リンクをクリックするとワークスペース、コネクタ、コントロール・センターおよびロケーションに関するサマリー・レポートが示されます。プロジェクトの「レポート」リンクをクリックすると、詳細プロジェクト・レポートおよびサマリー・レポートが表示されます。

系統

この列内のアイコンをクリックすると、関連アイテムのオブジェクト系統ページが開きます。

影響

この列内のアイコンをクリックすると、関連アイテムのオブジェクトの影響ページが開きます。


関連リンク

「コントロール・センター - レポート」をクリックするとコントロール・センター・レポート・ページが開き、ここから、デプロイメント、実行または管理レポートを選択できます。

リフレッシュ

「リフレッシュ」をクリックすると、ワークスペースのビューがリフレッシュされます。

データをリフレッシュするとツリーが閉じます。リフレッシュの前に特定の領域にナビゲートまたはフォーカスを置いた場合は、ツリー内の目的のノードにナビゲートまたはフォーカスを置く必要があります。

オブジェクトのプロパティ

オブジェクトのプロパティ・ページには、リポジトリ・ナビゲータで選択したオブジェクトのプロパティが表示されます。プロパティには、オブジェクト名、ビジネス名、検証ステータス、作成タイムスタンプおよびオブジェクトを作成し、更新したユーザーの名前が含まれます。

このページから、ページの左側にある対応するリンクをクリックして、オブジェクト・レポートオブジェクト系統またはオブジェクトの影響の各ページに移動できます。

オブジェクト・レポート

オブジェクト・レポート・ページでは、リポジトリ・ナビゲータで選択したオブジェクトに関する事前定義済デザイン・センター・レポートにアクセスできます。メタデータを調べるには、これらのレポートを使用します。

レポート名をクリックするとレポートが表示されます。

次のタイプのレポートを使用できます。

サマリー・レポート

サマリー・レポートに表示される情報のタイプは、選択したオブジェクトによって決まります。たとえば、表サマリー・レポートには、モジュール内のすべての表がリストされます。マテリアライズド・ビュー・サマリー・レポートには、モジュール内のすべてのマテリアライズド・ビューがリストされます。モジュールを識別するヘッダー情報も表示されます。アイテム名を選択すると、そのアイテムの詳細レポートが表示されます。

サマリー・レポートは、次のオブジェクトについて使用できます。


アドバンスト・キュー
コレクション
コネクタ
コントロール・センター
キューブ
データ・プロファイル
ディメンション
外部表
フラット・ファイル
ファンクション
ロケーション
マッピング
マテリアライズド・ビュー
ネストした表
オブジェクト・タイプ
パッケージ
プラッガブル・マッピング
プロシージャ
プロセス・フロー
順序
テーブル・ファンクション
テーブル
可変長配列
ビュー

詳細レポート

詳細レポートに表示される情報のタイプは、選択したオブジェクトによって決まります。詳細レポートには、アイテムに関する総合的な情報が示されます。たとえば、詳細表レポートには表の列、キー、外部キーおよび物理構成パラメータに関する情報がリストされます。

詳細レポートは、次のオブジェクトについて使用できます。


アドバンスト・キュー
代替ソート順序
アプリケーション・サーバー
ビジネス・エリア
コレクション
構成テンプレート
キューブ
顧客アプリケーション
DB2
DRDA
データ・プロファイル
データ・ルール
ディメンション・ドリル・パス
ディメンション
ドリル・パス
ディテール・ドリル
エキスパート・モジュール
エキスパート
エキスパート・タスク
外部表
ファイル・モジュール
ファイル
ファンクション
ゲートウェイ
Informix
インストレーション
アイテム・フォルダ
コントロール・コード・テンプレート
ファンクション・コード・テンプレート
コード・テンプレート・フォルダ
統合コード・テンプレート
ジャーナル・コード・テンプレート
ロード・コード・テンプレート
Oracle Targetコード・テンプレート
コード・テンプレート・タスク
値リスト
MIV
マッピング・モジュール
マッピング
マテリアライズド・ビュー
モジュール
ネストした表
ODBC
オブジェクト・タイプ
Oracle Business Intelligenceモジュール
Oracle Discovererモジュール
パッケージ
Peoplesoftアプリケーション
プラッガブル・マッピング
プロシージャ
プロセス・フロー・モジュール
プロセス・フロー
プロジェクト
RDBモジュール
レコード
登録済ファンクション
SQL Server
順序
Siebelアプリケーション
ソース・モジュール
Sybaseモジュール
テーブル・ファンクション
テーブル
ターゲット・モジュール
Teradataモジュール
可変長配列
ビュー
Webサービス・パッケージ

インプリメンテーション・レポート

インプリメンテーション・レポートは、ディメンションおよびキューブについて実行できます。このレポートは、物理オブジェクトが論理オブジェクトの実装にどのように使用されているかについて情報を提供します。

影響分析レポート

影響分析レポートには、レポートのサブジェクトに属するすべてのアイテムがリストされます。マッピング名およびマップ先のアイテム名も表示されます。このレポートでは、選択したアイテムに関連するすべてのアイテムのワンステップ影響分析が示されます。

たとえば、マッピングでソースとして使用している表のすべての列のリストが必要である場合、このレポートを使用します。

影響分析レポートの詳細は、「オブジェクトの影響」を参照してください。

系統レポート

系統レポートには、マッピングでターゲットとして使用されているアイテムがリストされます。系統レポートの詳細は、「オブジェクト系統」を参照してください。

オブジェクト系統

オブジェクト系統ページでは、リポジトリ・ナビゲータで選択したオブジェクトの系統ダイアグラムが表示されます。系統ダイアグラムでは、図のサブジェクトを形成するために使用するすべてのオブジェクトおよび変換が図で表示されます。

オブジェクト・レベルまたはアイテム・レベルのいずれかで系統を実行できます。オブジェクト・レベルでは、図に表、ビュー、マテリアライズド・ビュー、ディメンション、キューブ、レコードおよび演算子を含むことができます。アイテム・レベルでは、図に列、メジャー、フィールド、演算子パラメータ、レベル属性を含むことができます。系統ダイアグラムは、画面の右側にサブジェクトを表示して表示されます。

オブジェクト系統ページから、ページの左側にある対応するリンクをクリックして、オブジェクトのプロパティオブジェクト・レポートまたはオブジェクトの影響の各ページに移動できます。

オブジェクトの影響

オブジェクトの影響ページでは、リポジトリ・ナビゲータで選択したオブジェクトの影響分析ダイアグラムが表示されます。影響分析ダイアグラムは、選択したオブジェクトの定義が依存するオブジェクトを図で表したものです。選択したオブジェクトの定義における変更の潜在的な影響を表します。サブジェクトは画面の左側に表示されます。

このページから、ページの左側にある対応するリンクをクリックして、オブジェクト・レポートオブジェクトのプロパティまたはオブジェクト系統の各ページに移動できます。

系統ダイアグラムおよび影響分析ダイアグラムは、依存性索引に基づいて作成されます。ダイアグラムに表示されているデータを最新の状態にするには、索引をリフレッシュする必要があります。

オブジェクトの「影響分析」をクリックすると、impact_objectID.jpegファイルが生成され、ブラウザ・ページに表示されます。objectIDは選択したオブジェクトのオブジェクトIDを表します。同様に、オブジェクトの「系統」をクリックすると、lineage_objectID.jpegファイルが生成されます。系統と影響分析のどちらでも、.jpegファイルに加えて同名の.svgファイルが生成されます。これらのファイルを使用する場合、ファイルは次の場所にあります。UNIXの場合、これらのファイルはOWB_HOME/owb/j2ee/applications/owbb/generated_images/フォルダに格納されています。

Windowsでは、これらのファイルはOWB_HOME\owb\j2ee\applications\owbb\generated_images\フォルダに格納されています。

コントロール・センター・レポート

リポジトリ・ブラウザの「コントロール・センター」セクションには、デプロイメント・レポート実行レポートおよび管理レポートというタイプのレポートが用意されています。


注意:

レポート・ページの「デザイン・リポジトリ: ナビゲータ」リンクをクリックして、任意のコントロール・センター・レポートから設計オブジェクト・レポートにアクセスできます。

デプロイメント・レポート

トップレベル・デプロイメント・レポートは次のとおりです。

これらのトップレベル・デプロイメント・レポートから、特定のプロセス・フロー、マッピングまたはデータ・オブジェクトのデプロイメントに関する詳細を提供する、デプロイメント・エラーの詳細レポートおよびデプロイメント・レポートにアクセスできます。

実行レポート

トップレベル実行レポートは次のとおりです。

これらのトップレベル実行レポートから、次の操作が可能な他のレポートにアクセスできます。

管理レポート

主要なリポジトリ・ブラウザ管理レポートである「サービス・ノード・レポート」では、Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)システムのサービス・ノード情報を管理できます。

また、ロケーション・レポート(トップレベル・デプロイメント・レポート)から、基本的なロケーション属性、現在のコントロール・センター接続詳細および現在のロケーション接続詳細を示すロケーション検証レポートにアクセスできます。

デプロイメント・レポート

トップレベル・デプロイメント・レポートは、デプロイメント・スケジュール・レポートオブジェクト・サマリー・レポートおよびロケーション・レポートです。これらのトップレベル・デプロイメント・レポートから、特定のプロセス、マップまたはデータ・オブジェクトのデプロイメントに関する詳細を提供する、デプロイメント・エラーの詳細レポートおよびデプロイメント・レポートにアクセスできます。

デプロイメント・スケジュール・レポート

デプロイメント・スケジュール・レポートは、基本属性を示し、すべてのデプロイメントのノード・ツリー形式の詳細を時間順に表示する、トップレベルのコントロール・センター・レポートです。

実行詳細を表示し、データ・オブジェクト、マップおよびプロセス・デプロイメント・レポートにアクセスするには、デプロイメント・スケジュール・レポートを使用します。

デプロイメント・スケジュール・レポートには、表13-3に表示される列を含むノード・ツリーを含みます。

表13-3 デプロイメント・スケジュール・レポートの内容

列名 説明

選択

デプロイメント・ツリーでこのノードを選択する場合にクリックします。この機能は、デプロイメント・スケジュール・レポートの削除機能と組み合せて使用します。

フォーカス

この列内のアイコンをクリックすると、ツリーのフォーカスがこのノードに変更されます。

名前

このデプロイメント・レポート内のすべてのアイテムを表すツリーです。ノードを拡張するには、ノードの+(プラス)アイコンをクリックします。ノードを縮小するには、ノードの-(マイナス)アイコンをクリックします。

ロケーション・デプロイメント・スケジュール・レポートを表示するには、ロケーション名をクリックします。オブジェクト名をクリックし、オブジェクトのデプロイメント・レポートを表示します。

デプロイメント

デプロイメント実行を識別する番号。

タイプ

アイテムのタイプ。

オブジェクト・ステータス

オブジェクトのステータス。

日付

デプロイメントの日付。

デプロイメント・ステータス

デプロイメントのステータス。これには、次のステータスがあります。

  • 完了: デプロイメントが完了したことを示します。

  • ビジー: デプロイメントが進行中であることを示します。

  • 準備完了: ジョブが開始された直後か、終了する直前であることを示します。

注意: デプロイメント・ステータスが非常に長い間「準備完了」になっている場合は、フォルダOWB_HOME/owb/rtp/sqlにあるスクリプトdeactivate_deployment.sqlを使用して、デプロイメント・ステータスを無効にしてください。

関連情報

関連するデプロイメント・エラーの詳細レポートへのリンクを含む他の関連情報(適切な場合)。


デプロイメント・スケジュール・レポートでは、次の操作が可能です。

  • デプロイメントを拡張して実行詳細を表示します。

  • 日付範囲に基づいてデプロイメントをフィルタします。

  • デプロイメントを表示する日付範囲を設定します。

  • レポートをリフレッシュしてデプロイメント詳細を表示します。

  • 権限に不足がない場合、選択したデプロイメント監査詳細を削除できます。

ロケーション・デプロイメント・スケジュール・レポート

ロケーション・デプロイメント・スケジュール・レポートは、外見上はデプロイメント・スケジュール・レポートに似ていますが、特定のロケーションのデプロイメントのみを表示し、監査詳細を削除できないという点を除きます。

ロケーションにデプロイされたオブジェクトを表示するには、ロケーションのノード・ツリーを展開します。オブジェクト名をクリックし、オブジェクトのデプロイメント・レポートを表示します。デプロイメントが失敗したオブジェクトでは、「関連情報」列内のリンクを使用して、デプロイメント・エラーの詳細レポートにアクセスします。

ロケーション・レポート

このデプロイメント・レポートには、オブジェクトがデプロイされたすべてのロケーションが示されます。

このレポート内では、次の操作が可能です。

  • 名前および最新デプロイメント時間によりロケーションをソートします。

  • 権限に不足がない場合、選択したロケーションを登録解除できます。

  • 権限に不足がなく、「検証」列にリンクが表示されている場合、ロケーションの接続詳細をテストおよび更新するための関連するロケーション検証レポートを開くことができます。

ロケーション・レポートには、「コントロール・センター接続」「論理詳細」および「物理詳細」の3つのセクションがあります。

コントロール・センター接続 このセクションでは、コントロール・センターのサービスの説明が表示されます。

論理的な詳細 この項では、名前、タイプ、サービスの説明およびこのロケーションへの前回のデプロイメントの日付、デプロイメントに使用するユーザー名などのすべてのロケーションの詳細が表示されます。ロケーションのオブジェクト・サマリー・レポートを表示するには、そのロケーション名をクリックします。

ロケーションの登録を解除するには、ロケーションの右側にある「選択」をクリックしてロケーションを選択し、次に「選択したロケーションの登録解除」をクリックします。

物理的な詳細 このセクションにはコントロール・センターに関連付けられているホスト名、ポートおよびサービス名を表示するノード・ツリーとコントロール・センターに属するロケーションのリストがあります。

オブジェクト・サマリー・レポート

オブジェクト・サマリー・レポートは、基本属性を示し、デプロイされたオブジェクト(プロセス・フロー、マッピングおよびデータ・オブジェクト)を最新のデプロイメントの詳細とともにタイプまたは名前順でリストします。

オブジェクト名をクリックし、選択したオブジェクトのデプロイメント・レポートを表示します。ロケーションのロケーション・オブジェクト・サマリー・レポートを表示するには、そのロケーション名をクリックします。

このレポート内では、次の操作が可能です。

  • 名前、タイプ、ロケーション、最新デプロイメント時間およびオブジェクト・ステータスにより実行をソートします。

  • タイプおよびステータスによりオブジェクトをフィルタします。

ロケーション・オブジェクト・サマリー・レポート

ロケーション・オブジェクト・サマリー・レポートでは、選択したロケーションにデプロイされるすべてのオブジェクト(プロセス・フロー、マッピングおよびデータ・オブジェクト)がリストされます。提供される詳細には、オブジェクト名、オブジェクト・タイプ、最新デプロイメント日付およびオブジェクト・ステータスが含まれます。

このレポートは、オブジェクト・サマリー・レポートに類似していますが、「ロケーション・パラメータ」セクションも含まれるという点を除きます。「ロケーション・パラメータ」セクションでは、ホスト名、ポート番号、スキーマ名、FTPユーザー名、データベース・リンク名などのロケーションの詳細が表示されます。権限が十分である場合、Webサーバー・ベース・パラメータを更新できます(該当する場合)。

オブジェクト名をクリックし、選択したオブジェクトのデプロイメント・レポートを表示します。

デプロイメント・レポート

このデプロイメント・レポートは、特定のプロセス・フロー、マッピングまたはデータ・オブジェクトのデプロイメントに関する詳細を提供します。

アイテムがプロセス・フローである場合、このレポートは、基本的なプロセス・フロー属性を示し、プロセス・フローとそのサブプロセスのすべてのデプロイメントを時間順にリストします。アイテムがマッピングである場合、このレポートは、基本的なマッピング属性を示し、すべてのデプロイメントを時間順にリストします。アイテムがデータ・オブジェクトである場合、このレポートは、基本的なデータ・オブジェクト属性を示し、データ・オブジェクトとそのセカンドクラス・データ・オブジェクトのすべてのデプロイメントを時間順にリストします。

デプロイメント中に発生したエラーの詳細を表示するには、デプロイ・メッセージセクションのリンクをクリックします。

このレポート内では、次の操作が可能です。

  • デプロイメント時間によってデプロイメントをソートします。

  • デプロイメント・ステータスによってデプロイメントをフィルタします。

デプロイメント・エラーの詳細レポート

デプロイメント・エラーの詳細レポートでは、特定のデプロイメント・エラーの詳細を示し、デプロイメント・エラーに関するすべてのメッセージをリストします。

このレポート内では、次の操作が可能です。

  • メッセージ番号によりエラー・メッセージをソートします。

  • 重大度によりエラー・メッセージをフィルタします。

実行レポート

トップレベル実行レポートは、実行スケジュール・レポートおよび実行サマリー・レポートです。

これらのトップレベル実行レポートから、エラー表実行レポートジョブ・エラー診断レポートトレース・レポート実行ジョブ・レポートジョブ・ファイル・レポートジョブ開始レポートおよび実行レポートにアクセスできます。

実行スケジュール・レポート

この実行レポートは、基本属性を示し、すべてのプロセス・フロー実行およびトップレベルのマッピング実行のノード・ツリー形式の詳細を時間順に表示します。各実行の詳細には、名前、ジョブID、タイプ、ロケーション名、実行日および実行ステータスが含まれます。

オブジェクト名をクリックし、オブジェクトの実行レポートを表示します。「関連情報」列では実行ジョブ・レポートへのリンクを提供します。十分な権限を持っている場合、オブジェクトを選択して、「選択した監査詳細の削除」をクリックすることで、オブジェクトの実行の監査詳細を削除できます。

このレポート内では、次の操作が可能です。

  • 1つのプロセス実行の詳細にフォーカスを置きます。

  • プロセス実行を拡張してアクティビティ実行詳細を表示します。

  • 実行名、実行ステータスおよび日付範囲によりプロセス実行をフィルタします(ビジー・ステータスの実行のみを表示する場合など)。

  • 日付範囲の開始および終了の設定に使用できる日付ピッカーに対し、カレンダ・アイコンを使用します。

  • レポートをリフレッシュして実行詳細を表示します。

  • 権限に不足がない場合、選択したプロセス実行監査詳細を削除できます。

実行サマリー・レポート

この実行レポートでは、プロセス・フローおよびマッピング実行のすべてをタイプまたは名前順でリストします。「関連情報」列内のリンクをクリックすると実行ジョブ・レポートにアクセスできます。

実行サマリー・レポート内では、次の操作が可能です。

  • 名前、タイプ、最新実行時間および実行ステータスにより実行をソートします。

  • タイプおよび実行ステータスによりプロセス(およびマップ)をフィルタします。

実行レポート

実行レポート(場合によっては実行詳細レポートと呼ばれます)は、指定のプロセスのすべての実行詳細、指定のマップまたは指定のデータ・オブジェクトがソースまたはターゲットであるすべてのマップの実行を示します。

実行レポートがプロセスまたはマップについてのものである場合、このレポートは、基本的なプロセスまたはマップの属性を示し、プロセスまたはマップの実行が時間順にリストされます。

ジョブ開始レポートを表示するには、このページの最上部にある「開始」リンクをクリックします。

実行レポート内では、次の操作が可能です。

  • 実行開始時間によりプロセスまたはマップの実行をソートします。

  • アクティビティ実行詳細を示すためのプロセスまたはマップの実行を表示または非表示にします。

  • 実行ステータスおよび実行重大度によりプロセスまたはマップの実行をフィルタします。

エラー表実行レポート

この実行レポートは、マップの実行時に検出された指定ターゲットに関する論理エラーの詳細を示します。

このレポート内では、次の操作が可能です。

  • マップ・タイプ、マップ名、実行開始時間、ルール・タイプおよびルール使用方法により論理エラーをソートします。

  • マップ名、ルール・タイプおよびルール使用方法により論理エラーをフィルタします。

  • 権限に不足がない場合、「エラー表のパージ」を使用して、選択した論理エラーを削除できます。

実行ジョブ・レポート

実行ジョブ・レポートは、プロセス実行またはマップ実行に関する詳細情報を示します。

実行ジョブ・レポートには、次のセクションがあります。実行詳細、「実行パラメータ」、「ステップ詳細」、「エラー・メッセージ」、「論理エラー」および監査詳細です。

プロセス実行に関する実行ジョブ・レポート

実行ジョブ・レポートがプロセス実行に関するものである場合、このレポートは、基本的なプロセス実行詳細を示し、実行パラメータをリストし、アクティビティ(マップおよびサブプロセス)詳細を時間順にリストし、さらにエラー・メッセージをリストします。

プロセス実行に関する実行ジョブ・レポートでは、次の操作が可能です。

  • マップ実行詳細を示すためのアクティビティ詳細を表示または非表示にします。

  • レポートをリフレッシュして実行詳細を表示します。

  • プロセス実行を終了します。

マップ実行に関する実行ジョブ・レポート

実行ジョブ・レポートがマップ実行に関するものである場合、このレポートは、ソースおよびターゲットのデータ・オブジェクトを含む基本的なマップ実行詳細を示し、実行パラメータをリストし、マップ・ステップ詳細を時間順にリストし、エラー・メッセージをリストし、論理エラー詳細をリストし、SQL Loaderのログ・ファイルの内容を表示します(該当する場合)。

マップ実行に関する実行ジョブ・レポートでは、次の操作が可能です。

  • ソースおよびターゲットのデータ・オブジェクトを含むマップ・ステップ詳細を表示および非表示にします。

  • レポートをリフレッシュして実行詳細を表示します。

  • エラー表、マップ・ステップ、ルール・タイプおよびルール使用方法により論理エラーをソートします。

  • マップ実行を終了します。

  • ロールに十分な権限がある場合、マップ実行のエラーおよびトレース監査詳細を削除し、エラー表を削除して選択した論理エラーを削除できます。

トレース・レポート

この実行レポート(マップの実行トレース・レポートとも呼ばれます)は、ソース値およびターゲット値の詳細およびマップの実行時に検出されたデータ・エラーを示します。

このレポート内では、次の操作が可能です。

  • 行キー、表名によりファイルをソートします。

  • 実行重大度およびソースまたはターゲットで診断トレースをフィルタします。


注意:

トレース診断は、マップの実行が「監査レベル」ランタイム・パラメータの特定の設定により実行される場合に使用できます。このトレース機能は、大量の監査データを生成する可能性があるため、注意して使用してください。

ジョブ・ファイル・レポート

この実行レポートは、基本的なプロセス・フローまたはマッピング属性を示し、プロセス・フローまたはマップの実行時に外部プロセスによって作成されたログ・ファイルおよびデータ・ファイルをリストし、さらに選択済ファイルの内容を表示します。

ジョブ・ファイル・レポートでは、次の操作が可能です。

  • ファイル・タイプ、作成時間によりファイルをソートします。

  • 任意の選択済ファイルの内容を表示します。

ジョブ開始レポート

この実行レポートは、プロセス・フローまたは実行可能マップの識別プロパティ(最新デプロイメント日および最新実行日を含む)を示し、最新のデプロイメントにより指定されたプロセスまたは実行可能マップのすべての実行パラメータをリストし、さらに最新のデプロイメント仕様からパラメータのデフォルト値を割り当てます。

ジョブ開始レポートでは、次の操作が可能です。

  • 名前、カテゴリにより実行パラメータをソートします。

  • 入力パラメータ値を変更します(許可されている場合)。

  • 必要に応じてデフォルトの実行名を変更します。

  • すべてのパラメータ設定をデフォルト値にリセットします。

  • 基本検証をパラメータ値に適用します。

  • ただちに実行するようにスケジュールされるようにプロセスまたはマップの実行を開始します。

  • プロセスまたはマップの最新のデプロイメント詳細に関するデプロイメント・レポートにナビゲートします。

  • 現行のプロセスまたはマップの最新の実行に関する実行レポートにナビゲートします。

ジョブ・エラー診断レポート

この実行レポート(実行エラー診断レポートとも呼ばれます)は、プロセス・フローまたはマッピング実行中に発生したランタイム・エラーについて収集された診断情報を表示します。また、ランタイム・エラーの詳細を示し、ターゲット詳細を示し、可能な場合はソースおよびターゲット列の詳細をリストします。一部の列値は、ロールに適切な権限がある場合にのみ表示されます。

このレポートでは、ソースおよびターゲット・カテゴリ、ソースおよびターゲット名、行キー、列名により列詳細をソートできます。

管理レポート

トップレベル管理レポートは、サービス・ノード・レポートです。このレポートから、ロケーション検証レポートを開くことができます。

サービス・ノード・レポート

この管理レポートは、Oracle Real Application Clusters(RAC)システムのサービス・ノード情報を表示し、これを管理できます。具体的には、次のファンクションを実行します。

  • 基本属性を表示します。

  • 基礎となるシステム表から生成された、Oracle RACシステムで現在使用されているすべてのサービス・ノードの詳細およびステータスをリストします。

  • 現在使用されていないOracle RACシステムで使用できるサービス・ノードをリストします。

  • ランタイム・リポジトリへのアクセスに使用されるネット・サービス名を示します。

サービス・ノード・レポートでは、次の操作が可能です。

  • インスタンス番号、インスタンス名またはランタイム・バージョンによりサービス・ノードをソートします。

  • ノードが使用可能でもアクティブでもない場合に、インスタンス番号を更新します。

  • 使用可能な設定を設定または設定解除します。(Oracle RACシステムにより保持されているアクティブ設定は変更できません)。

  • 使用可能でもアクティブでもない選択済のサービス・ノードを、Oracle RACシステムによる使用から除外します。

  • 使用可能なノードのリストから、ノードをサービスに追加します。

  • ランタイム・リポジトリのネット・サービス名を設定します。

  • レポートをリフレッシュしてサービス・ノード詳細を表示します。

(ノード詳細を追加、削除または更新できるのは、十分な権限がある場合に限られます。)

ロケーション検証レポート

この管理レポートは、名前、タイプなど基本的なロケーション属性、現行のコントロール・センター接続詳細および現行のロケーション接続詳細を示します。

ロケーション検証レポートでは、次の操作が可能です。

  • 「接続テスト」をクリックしてロケーション接続をテストする

  • 「更新の詳細」をクリックしてロケーション接続詳細を更新する

共通リポジトリ・ブラウザ・タスク

次のシナリオは、リポジトリ・ブラウザを使用して実行する代表的なアクションの例です。

最近実行されたプロセスの識別

  1. 実行スケジュール・レポートを開き、最新のプロセスの実行を参照します。

  2. 必要に応じて、実行名、実行ステータスおよび日付範囲を使用して、表示される情報をフィルタします。

  3. エラーがあるかまたは完了していないものとしてレポートされているプロセスの実行をメモします。

  4. ステップ3で識別されたプロセスの実行のツリー構造を拡張し、アクティビティ(つまり、サブプロセスおよびマップのいずれか)の詳細を参照します。

プロセスの実行に失敗した理由の識別

  1. 実行スケジュール・レポートを開き、エラーがあるとマークされているプロセスの実行をメモします。

  2. 「実行レポートの実行」リンクをクリックし、プロセスの実行の詳細を提供する実行レポートを開きます。

  3. エラーがあるかまたは完了していないものとしてレポートされているマップの実行をメモします。

  4. 「実行レポートの実行」リンクをクリックし、ステップ3で識別されたマップの実行の詳細を提供する実行レポートを開きます。

  5. プロセスレベルまたはマップレベルのエラー・メッセージについては、「エラー診断レポートの実行」リンクをクリックすると、ソース・データ値を含むエラーの詳細を表示するジョブ・エラー診断レポートが開きます。

プロセスの実行の比較

  1. 実行サマリー・レポートを開き、すべてのプロセスのリストを参照します。

  2. プロセス名をクリックし、プロセスの実行レポートを参照します。

  3. 必要に応じて、表示/非表示機能を使用して詳細を表示し、以前の実行の結果を比較します。

マップの実行が予期せぬ結果を招いた理由の把握

  1. 実行スケジュール・レポートを開き、必要なマップの実行が含まれるプロセスの実行をメモします。

  2. 「実行レポートの実行」リンクをクリックし、プロセスの実行の詳細を提供する実行レポートを開きます。

  3. 「実行レポートの実行」リンクをクリックし、マップの実行の詳細を提供する実行レポートを開きます。

  4. マップの実行のAudit Levelランタイム・パラメータがCompleteに設定されている場合、「トレース」タブ・リンクを選択してトレース・レポートを参照します。

  5. 必要に応じて、エラーおよびソースまたはターゲットによりトレース行をフィルタし、予期せぬソースまたはターゲット・アクションをメモします。

  6. エラー・メッセージについては、「エラー診断レポートの実行」リンクをクリックすると、ソース・データ値を含むエラーの詳細を表示するジョブ・エラー診断レポートが開きます。

  7. 「エラー行とトレース行の削除」をクリックし、このマップの実行の詳細またはエラーおよびトレースをすべて削除します(必要なくなった場合)。

    削除中の場合は、確認画面が表示され、アクションの確認が要求されます。

最近実行されたデプロイメントの識別

  1. デプロイメント・スケジュール・レポートを開き、最新のデプロイメントを参照します。

  2. 必要に応じて日付範囲を使用して、表示される情報をフィルタします。

    エラーがあるかまたは完了していないものとしてレポートされているデプロイメントをメモします。

  3. 任意のデプロイメントのツリー構造を拡張し、そのコンポーネント(つまり、単位およびデプロイ済オブジェクト)の詳細を参照します。

  4. エラー・メッセージについて、「配布エラーの詳細レポート」リンクをクリックし、関連するデプロイメント・エラーの詳細レポートを表示します。

特定のロケーションにデプロイされたデータ・オブジェクトの識別

  1. ロケーション・レポートを開き、登録済のロケーションを参照します。

  2. 「ロケーション名」リンクをクリックし、ロケーションのオブジェクト・サマリー・レポートを参照します。

  3. 必要に応じてオブジェクト・タイプおよびオブジェクト・ステータスを使用して、表示される情報をフィルタします。

  4. データ・オブジェクトの「名前」リンクをクリックし、データ・オブジェクトのデプロイメント・レポートを参照します。

    このデータ・オブジェクトとそのセカンドクラス・データ・オブジェクトのすべてのデプロイメントについて、詳細が表示されます。

特定のデプロイ済データ・オブジェクトを使用するマップの実行の識別

  1. オブジェクト・サマリー・レポートを開き、すべてのデプロイ済オブジェクトのリストを参照します。

  2. 必要に応じてオブジェクト・タイプおよびオブジェクト・ステータスを使用して、表示される情報をフィルタします。

  3. 「名前」列で、オブジェクトを表すリンクをクリックし、このオブジェクトのデプロイメント・レポートを表示します。

  4. 右上の「使用可能なレポート」セクションで、「実行」をクリックしてオブジェクトの実行レポートを表示します。このレポートには、マップ実行でオブジェクトが使用される方法と使用される場合のサマリーが含まれています。

  5. 実行レポートの「実行の詳細」セクションで、「実行ジョブ・レポート」を選択して、マッピングまたはプロセス・フロー実行の詳細を含む実行ジョブ・レポートを表示します。

デプロイ済プロセスのデフォルトのデプロイメント時間設定の把握

  1. 「オブジェクト・サマリー・レポート」を開き、すべてのデプロイ済プロセスを参照します。

  2. 「名前」列で、プロセス・フロー名をクリックし、プロセス・フローのデプロイメント・レポートを表示します。

  3. 「使用可能なレポート」セクションで、「開始」をクリックしてプロセスのジョブ開始レポートを表示します。

    実行パラメータには、デフォルトのデプロイメント時設定があります。

  4. 「実行パラメータ」セクションで、必要に応じて、入力パラメータ値を変更します。

  5. 「実行開始」をクリックし、新規プロセスを実行します。

プロセスの再実行

  1. 実行スケジュール・レポートを開き、すべてのプロセス実行のリストを参照します。

  2. 「実行の詳細」セクションで「名前」列のマッピングまたはプロセス・フロー名をクリックし、選択したオブジェクトの実行レポートを表示します。

  3. 「使用可能なレポート」セクションで、「開始」をクリックして選択したオブジェクトのジョブ開始レポートを表示します。

    実行パラメータには、デフォルトのデプロイメント時設定があります。

  4. 必要に応じて、入力パラメータ値を変更します。

  5. 「実行開始」をクリックし、新規プロセスを実行します。

プロセスの実行の監視

  1. 実行スケジュール・レポートを開き、実行中のプロセスの実行を参照します。

  2. 必要に応じて、現在実行中のプロセスの実行のみを表示する「実行ステータス」フィルタを使用します。

  3. プロセスの実行の進行状況に従って、必要に応じて「リフレッシュ」をクリックします。

  4. 「名前」列で、プロセス・フロー名をクリックし、指定されたプロセスの実行の詳細を含む実行レポートを表示します。

  5. 必要に応じて「リフレッシュ」をクリックし、プロセスの実行の進行状況を辿ります。

  6. ワークフロー・システムで認識されているプロセスの実行の場合、「関連情報」リンクをクリックしてOracle Workflow Monitorに切り替え、グラフィック表示で進行状況を辿ります。現在のレポート・ページに戻るには、ブラウザの「戻る」ボタンを使用します。

プロセスの実行の終了

  1. 実行スケジュール・レポートを開き、実行中のプロセスの実行を参照します。

  2. 「名前」列で、プロセス・フロー名をクリックし、プロセスの実行の実行レポートを表示します。

  3. 「停止」をクリックし、指定のプロセスの実行を終了します。

  4. 必要に応じて「リフレッシュ」をクリックし、プロセスの実行が終了したときにその進行状況を辿ります。

プロセスの実行監査詳細の削除

  1. 実行スケジュール・レポートを開き、最新のプロセスの実行を参照します。

  2. 実行名を使用して、表示される情報をフィルタします。

  3. 削除するすべての実行を選択し、「選択した監査詳細の削除」をクリックします。

    確認画面が表示され、アクションの確認を求められます。

以前のデプロイメント監査詳細の削除

  1. デプロイメント・スケジュール・レポートを開き、最新のデプロイメントを参照します。

  2. 日付範囲を使用して、表示される情報をフィルタします。

  3. 削除するすべての実行を選択し、「選択した監査詳細の削除」をクリックします。

    確認画面が表示され、アクションの確認を求められます。

データ監査の実行後に作成されるエラー表の表示

  1. エラー表に対する権限をリポジトリ・ブラウザに付与します。

    エラー表に対する権限の付与」を参照してください。

  2. 実行サマリー・レポートまたは実行スケジュール・レポートを開き、すべてのプロセスのリストを表示します。

  3. データ監査を含むプロセス・フローに対応する「関連情報」列内のリンクをクリックして、そのプロセス・フローの実行ジョブ・レポートを表示します。

  4. データ監査アクティビティに対応する「関連情報」列内のリンクをクリックして、そのアクティビティの実行ジョブ・レポートを表示します。

  5. データ監査の制約に違反したデータは、「論理エラー」表に示されます。「論理エラー」列のリンクをクリックして、そのエラー表の実行レポートを表示します。

十分な権限を持っている場合、エラー表の「実行レポート」を使用して、エラー表からデータを削除できます。

ロケーションの登録解除

  1. ロケーション・レポートを開き、登録済のロケーションを参照します。

  2. 登録解除するロケーションを選択し、「選択したロケーションの登録解除」をクリックします。

    確認画面が表示され、アクションの確認を求められます。

変更済データベース環境のロケーション接続詳細の更新

  1. ロケーション・レポートを開き、ロケーションを参照します。

  2. そのロケーションの右側にある「選択」列をクリックして検証されるロケーションを選択します。選択したロケーションに対応する「検証」列内のリンクをクリックします。

    ロケーション検証レポートが表示され、ロケーションおよびコントロール・センターの接続詳細が示されます。

  3. 必要に応じてサービス説明値を変更し、「更新の詳細」をクリックします。

  4. ロケーション・ステータスセクションで、「ステータスの取得」をクリックし、ロケーションの現在の接続設定を検証します。

    ロケーション接続テストの結果は、現行セッション終了後は保持されません。

変更済Oracle RAC環境のサービス・ノード詳細の更新

  1. サービス・ノード・レポートを開き、現在Oracle RACシステムを説明している設定を参照します。

  2. サービス・ノードの詳細および使用方法を更新してから、要求された変更が行われるように「ノードの詳細の更新」をクリックします。

  3. 必要に応じて、サービス・ノードを追加または削除します。

  4. 「リフレッシュ」をクリックし、Oracle RACシステムの現在の設定を参照します。

  5. 必要に応じて、コントロール・センターへのアクセスに使用するネット・サービス名を設定します。