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Oracle Databaseプラットフォーム共通日本語README
11g リリース2(11.2)
B56292-13
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Oracle ODBC Driver README

原典情報: $ORACLE_HOME/odbc/html/ODBCRelnotesUS.htm


目次

説明

新機能

マトリックスのテスト

機能

ソフトウェアのサポート

必要なハードウェア

必要なソフトウェア

サーバー・ソフトウェア要件

追加情報


説明

Oracle ODBCドライバによって、アプリケーションは、Microsoft Open Database Connectivity   (ODBC)APIを使用するWindowsクライアントおよびUNIXクライアントからOracleデータベースに接続して、Oracleデータベースへの読取りや書込みを実行できるようになります。

Oracle ODBCドライバ配布キットには、ダイナミック・リンク・ライブラリ/共有ライブラリ(UNIXプラットフォーム向け)、Windowsヘルプ・ファイル(Windowsプラットフォームでのインストールのみ)、ライセンスおよび本製品の説明が含まれます。 ODBC対応アプリケーションを使用するには、Oracle ODBCドライバの他に次のソフトウェアが必要です。

Oracle ODBCドライバはODBC 3.52仕様に準拠しています。

新機能

ODBC 11.2.0.1.0

Microsoft Windows XP、Microsoft Windows 2003 Server、Microsoft Windows Vista、Linux X86-32(RHEL AS 4、5)、Linux X86-64(RHEL AS 4、5)(32/64ビット)、Sun Solaris SPARC64(9,10)(32、64ビット)、IBM AIX 5L 5.2 (32、64ビット)、Linux IA64(64ビット)、Linux on Power (32、64ビット)、Sun Solaris X64(64ビット)、Hewlett Packard Itanium(32、64ビット) Oracle ODBCドライバ・リリース11.2.0.1.0ソフトウェアオペレーティング・システムは次のとおりです。

ODBC 11.1.0.1.0

ODBC 10.2.0.1.0

ODBC 10.1.0.2.0

 

マトリックスのテスト

次の表に、ODBCドライバが認定を受けたWindows XPでのテスト構成の概要を示します。 この表は、サポートされている全環境の完全なリストではありません。

ドライバ
バージョン
データベース
バージョン
オペレーティング・
システム
MDAC
11.2.0.1サポート対象
OCI
Windows XP2.8

UNIXプラットフォームのマトリックスのテストについては、UNIXプラットフォーム用Oracle ODBCドライバのリリース・ノートを参照してください。

機能

Oracle ODBCドライバは、Microsoft ODBCバージョン3.52の仕様に準拠しています。

ソフトウェアのサポート

使用しているOracle ODBCドライバについてOracleサポートを受けるには、(650) 506-5578(米国)に電話で問い合せるか、最寄りのオラクル社の営業所まで連絡してください。必要なサポート契約がない場合、Oracle ODBCドライバのサポートが提供されませんのでご注意ください。

必要なハードウェア

Oracle ODBCドライバには、リリース・ノートに記載されているとおりの、Windows XPプラットフォームおよびごく一部のUNIXプラットフォームでサポートされているシステム構成が必要です。

必要なソフトウェア

Microsoft Windows XPおよびUNIXプラットフォームについては、UNIXプラットフォーム用Oracle ODBCドライバ・リリースのリリース・ノートを参照してください。

Oracle Netクライアント11.2.0.1.0

Oracle 11.2.0.1.0とともに出荷されるOracle Universal Installer

サーバー・ソフトウェア要件

この項では、Oracle ODBCドライバによるODBC対応アプリケーションのサポートに必要なサーバー・ソフトウェアの一覧を記載します。

Oracle Server 10.2以上

追加情報

インストール後

Microsoft(R) ODBC Administratorを使用して、Windows上でOracle ODBCドライバのデータ・ソースを構成してください。Oracle ODBCドライバのヘルプ・ファイルのデータ・ソースの構成の関する項を参照してください。UNIXクライアントの場合は、次の4番目のポイントを参照してください。

データ変換

Oracle ODBCドライバは、realおよびdoubleデータ型の操作と表示に関して、Microsoft(R) ODBC 3.00ソフトウェア開発キット(SDK)のガイドラインに従います。SQL_DOUBLEおよびSQL_FLOATの精度(使用する小数点以下桁数の最大数)は15です。

Oracleデータベースにdouble値が格納されている場合、これらのデータ型の精度はODBCで現在サポートされているものよりかなり大きくすることができます。最終的な結果として、精度が失われることになります。次に例を示します。

                Oracleでデフォルトの精度を使用して定義されたfloatデータ型は、次のような数値を含みます。

                                123.9991029382123

                Windowsプラットフォーム上で変換されると、この数値の精度は次のように低くなります。

                                123.999102938212

失われた精度が、別のアプリケーションに異なる動作をもたらす可能性があります。Microsoft Access(R)の場合、ユーザーはこのデータを更新できません。Microsoft Access(R)は、データが変更されたと認識します。これは、Oracleの値が123.9991029382123で、Microsoft Access(R)に元の数値がありながら、切り捨てられた数値が123.99910293821であるためです。Microsoft Access(R)は、切り捨てられた数値123.99910293821を選択基準として使用して行を更新することはできません。この行がOracleデータベースに存在しないためです。 123.9991029382123を持つ元の行のみが、Oracleデータベースには存在します。

Microsoft Query(R)では、正しい内容が表示されません。たとえば、次の倍精度の数値を表示する場合について考えてみます。

                                -1.123400000000000E-001

                Microsoft Query(R)では、数値は次のように表示されます。

                                -1.123400000000000E-00

Microsoft Query(R)は、表示サイズ22を返すSQLColAttributesをコールします。倍精度のデータを表示するためにODBC SDKに定義される形式は、次のとおりです。

                長さ合計22

                (符号、15桁、小数点、文字E、符号、3桁)

この例には、精度15桁ではなく、16桁の文字列の長さ合計23が含まれます。これが、正しいデータ表示されない理由です。

一般的に、ODBCを使用した精度の問題を防止するには、Oracleデータベースに格納されるdoubleデータ型のデータが、『Microsoft ODBC Programmer's Reference and SDK Guide』に記載された仕様に準拠することを確認してください。

Oracle ODBCドライバの既知のソフトウェアの問題

UNIXプラットフォーム用ODBCドライバ

UNIXプラットフォーム用Oracle ODBCドライバのリリース・ノートを参照してください。

修正されたソフトウェアの問題


注意:

ほとんどの修正は、特定のプラットフォームで見られることはあっても一般的な内容です。プラットフォーム固有の修正も、わずかながらあります。

バージョン11.2.0.1.0

バージョン11.1.0.1.0

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詳細は、オラクル社の営業担当、または最寄りのオラクル社営業所にご連絡いただくか、1-800-ORACLE1までお電話ください。アメリカ国外からの場合は、650-506-5701をご利用ください。

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