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Oracle® Database SQL言語リファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56299-08
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DROP CLUSTER

用途

DROP CLUSTER文を使用すると、データベースからクラスタを削除できます。


注意:

クラスタを削除すると、ごみ箱内のそのクラスタの一部だった表はごみ箱から消去され、FLASHBACK TABLE操作でもリカバリできなくなります。

個々の表は非クラスタ化できません。そのかわり、次の手順を実行します。

  1. 既存の表と同じ構成および内容で、新しい表をCLUSTER句なしで作成します。

  2. 既存の表を削除します。

  3. RENAME文を使用して、新しい表に既存の表の名前を指定します。

  4. 新しいクラスタ化表に対する権限を付与します。古いクラスタ化表に対する権限は使用できません。


    関連項目:

    これらの手順の詳細は、「CREATE TABLE」「DROP TABLE」「RENAME」および「GRANT」を参照してください。

前提条件

削除するクラスタが自分のスキーマ内にある必要があります。自分のスキーマ内にない場合は、DROP ANY CLUSTERシステム権限が必要です。

構文

drop_cluster::=

drop_cluster.gifの説明が続きます。
図「drop_cluster.gif」の説明

セマンティクス

schema

クラスタが含まれているスキーマを指定します。schemaを指定しない場合、クラスタは自分のスキーマ内にあるとみなされます。

cluster

削除するクラスタの名前を指定します。クラスタを削除するとクラスタの索引も削除され、その索引のデータ・ブロックを含むクラスタ領域が表領域に戻されます。

INCLUDING TABLES

INCLUDING TABLESを指定すると、クラスタに属するすべての表を削除できます。

CASCADE CONSTRAINTS

CASCADE CONSTRAINTSを指定すると、クラスタに含まれる表の主キーまたは一意キーを参照するクラスタ外の表から、すべての参照整合性制約を削除できます。このような参照整合性制約があるときにこの句の指定を省略した場合、エラーが戻され、クラスタは削除されません。

クラスタの削除例: 次の例は、クラスタ(「CREATE CLUSTER」の「例」で作成)を削除します。

次の文は、languageクラスタを削除します。

DROP CLUSTER language;

次の文は、dept_10dept_20およびこれらの表の主キーまたは一意キーを参照する参照整合性制約とともにpersonnelクラスタを削除します。

DROP CLUSTER personnel
   INCLUDING TABLES
   CASCADE CONSTRAINTS;