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Oracle® Database SQL言語リファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56299-08
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DROP EDITION

用途

DROP EDITION文を使用すると、エディション、およびそれに含まれる実際のエディション化可能なすべてのオブジェクトを削除できます。実際のエディション化可能なオブジェクトとは、エディション内で作成または変更されたエディション化可能なオブジェクトのことです。


関連項目:

エディション化可能なオブジェクト型のリストについては、「CREATE EDITION」を参照してください。

前提条件

直接またはロールを介して付与されたDROP ANY EDITIONシステム権限が必要です。

構文

drop_edition::=

drop_edition.gifの説明が続きます。
図「drop_edition.gif」の説明

セマンティクス

この文が正常に実行されると、指定したエディションと、そのエディションに関連付けられているすべてのオブジェクトのバージョンが削除されます。他のエディションにある同じオブジェクトのバージョンは削除されません。エディション化が可能でないオブジェクト、またはエディション化が可能でも現行のエディションで実体化されていないオブジェクトは、削除されません。

指定したエディションに実際のエディション化可能なオブジェクトが含まれている場合は、CASCADEを指定する必要があります。

この文には、次の条件および制限事項があります。

  • 指定したエディションに、親エディションと子エディションの両方は存在できません。

  • CASCADEを指定した場合でも、指定したエディションには、子エディションによって継承される実際のエディション化可能なオブジェクトを含めることはできません。

  • デフォルト・エディションを削除しようとすると、DROP EDITIONは失敗します。

  • ルート・エディションを削除しようとしたときに、そのエディションから以前に削除されたオブジェクトがごみ箱に少なくとも1つ存在する場合、DROP EDITIONは失敗します。このような状況では、DROP EDITION CASCADEも失敗します。この場合、PURGE DBA_RECYCLEBIN文を使用してごみ箱内のすべてのオブジェクトを消去してから、エディションを削除してください。詳細は、「PURGE」を参照してください。

    同様に、リーフ・エディションを削除しようとしたときに、そのエディションから以前に削除されたオブジェクトがごみ箱に少なくとも1つ存在する場合、DROP EDITIONは失敗します。ただし、このような状況でも、DROP EDITION CASCADEは成功します。

    エディション化されたオブジェクトがごみ箱に入れられるのは、そのオブジェクトがトリガーである場合のみです。

この文の使用例については、「CREATE EDITION」を参照してください。