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Oracle® Database SQL言語リファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56299-08
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DROP DISKGROUP


注意:

このSQL文は、Oracle ASMを使用しており、Oracle ASMインスタンスを起動している場合にのみ有効です。この文の発行は、通常のデータベース・インスタンスからではなく、Oracle ASMインスタンスから行う必要があります。Oracle ASMインスタンスの起動の詳細は、『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』を参照してください。

用途

DROP DISKGROUP文を使用すると、Oracle ASMディスク・グループおよびそのディスク・グループのすべてのファイルを削除できます。Oracle ASMでは、最初にディスク・グループのファイルが開かれていないことが確認されます。次に、ディスク・グループおよびそのメンバー・ディスクがすべて削除され、ディスク・ヘッダーが消去されます。


関連項目:

  • ディスク・グループの作成および変更については、「CREATE DISKGROUP」および「ALTER DISKGROUP」を参照してください。

  • Oracle ASMおよびディスク・グループを使用してデータベース管理を簡略化する方法については、『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』を参照してください。


前提条件

SYSASMシステム権限が必要です。また、この文を発行するOracle ASMインスタンスが起動されている必要があります。削除するディスク・グループはマウントされている必要があります。

構文

drop_diskgroup::=

drop_diskgroup.gifの説明が続きます。
図「drop_diskgroup.gif」の説明

セマンティクス

diskgroup_name

削除するディスク・グループの名前を指定します。

INCLUDING CONTENTS

INCLUDING CONTENTSを指定すると、Oracle ASMによってディスク・グループのすべてのファイルが削除されます。ディスク・グループにファイルが含まれている場合、この句を指定する必要があります。

EXCLUDING CONTENTS

EXCLUDING CONTENTSを指定すると、Oracle ASMによって空のディスク・グループのみが削除されます。これはデフォルトです。ディスク・グループが空ではない場合、エラーが戻されます。

FORCE

この句では、Oracle ASMインスタンスではマウントできないディスク・グループに属するディスク上のヘッダーがクリアされます。ディスク・グループは、データベースのインスタンスからはマウントできません。

Oracle ASMインスタンスは、ディスク・グループが、同じストレージ・サブシステムを使用する他のOracle ASMで使用されているかどうかをまず確認します。ディスク・グループが使用されており、このディスク・グループが同じクラスタまたは同じノードにあるときは、文の実行に失敗します。ディスク・グループが異なるクラスタにある場合は、さらに、そのディスク・グループが別のクラスタ内のインスタンスによってマウントされているかどうかがチェックされます。ディスク・グループがマウントされている場合、この文の実行は失敗します。ただし、後者のチェックは、同じクラスタのディスク・グループのチェックほど確実なものではありません。そのため、この句の使用には注意が必要です。

ディスク・グループの削除例: 次の文は、Oracle ASMディスク・グループdgroup_01(「ディスク・グループの作成例:」で作成)およびそのディスク・グループ内のすべてのファイルを削除します。

DROP DISKGROUP dgroup_01 INCLUDING CONTENTS;