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Oracle® Databaseリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56311-12
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V$BACKUP_CORRUPTION

V$BACKUP_CORRUPTIONは、データ・ファイル・バックアップの破損ブロック範囲に関する制御ファイルからの情報を示します。制御ファイルおよびアーカイブREDOログ・バックアップについては、破損を防ぐための万全の措置が必要です。

データ型 説明
RECID NUMBER バックアップ破損レコードID
STAMP NUMBER バックアップ破損レコード・スタンプ
SET_STAMP NUMBER バックアップ・セット・スタンプ
SET_COUNT NUMBER バックアップ・セット数
PIECE# NUMBER この破損ブロックを含むバックアップ・ピース
FILE# NUMBER 破損ブロックを含むデータ・ファイルの絶対ファイル番号
BLOCK# NUMBER 破損ブロックの範囲内にある最初の破損ブロックのブロック番号
BLOCKS NUMBER BLOCK#から始まる、検出された破損ブロックの数
CORRUPTION_CHANGE# NUMBER 論理的な破損が検出された時点の変更番号。0に設定されている場合、メディアの破損を示す。
MARKED_CORRUPT VARCHAR2(3) この破損が以前にOracle Databaseによって検出されたことがないか(YES)、またはこの破損ブロックがすでに検出済で破損マークが付けられているか(NO)。バックアップ中に破損ブロックが検出され、まだOracle Databaseによって破損マークが付けられていない場合、バックアップ・プロセスでは本番用データ・ファイル内で、そのブロックに破損マークが付けられない。そのため、このフィールドは複数のバックアップ・セット内で同じブロックについてYESになる場合がある。
CORRUPTION_TYPE VARCHAR2(9) データ・ファイル内のブロック破損のタイプ:
  • ALL ZERO - ディスクのブロック・ヘッダーに0(ゼロ)のみが含まれている。ブロックは、値が入力されたことがない場合や、Oracle7ファイル内にある場合にも有効である可能性がある。空のブロックの場合、バッファはOracle8標準に再フォーマットされる。

  • FRACTURED - ブロック・ヘッダーは妥当に見えるが、ブロックの前後のバージョンが異なる。

  • CHECKSUM - オプションのチェック値が、ブロックに自己一貫性がないことを示す。チェック値が失敗した正確な原因は判断できませんが、ブロックの途中にあるセクターのバージョンが異なることが原因であると思われます。

  • CORRUPT - ブロックが適切に識別されていないか、データ・ブロックではない(データ・ブロック・アドレスが欠落している場合など)。

  • LOGICAL - ブロックが論理的に破損している。

  • NOLOGGING - ブロックにREDOログエントリがない(たとえば、プライマリ・データベースでNOLOGGING操作を実行すると、フィジカル・スタンバイ・データベースでこのタイプの破損が発生する可能性がある)。