V$HANG_INFO
は、クラスタで検出されたハングに関する情報を示します。ハングは、開いた待機チェーンまたは閉じた待機チェーン(循環またはデッドロック)である場合があります。待機チェーンは、相互にブロックされている一連のセッションです。それぞれの行はハングを表し、そのハングの重大度を示します。このビューには、ハングの被害者または最終ブロッカも含まれます。
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
HANG_ID |
NUMBER |
ハングを識別する番号 |
HANG_CHAIN_SESSIONS |
NUMBER |
ハングのメインの待機チェーン内にあるセッションの数 |
TOTAL_HUNG_SESSIONS |
NUMBER |
メインの待機チェーンおよびメインの待機チェーンから分岐した待機チェーンを含む、ハングの影響を受けたセッションの合計数 |
HANG_TYPE |
VARCHAR2(18) |
開いた待機チェーンの場合はHang 、循環または閉じた待機チェーンの場合はDeadlock に設定されます。 |
HANG_CREATE_TIME |
VARCHAR2(20) |
ハングが最初に検出された日時 |
HANG_RESOLVE_TIME |
VARCHAR2(20) |
ハングが自動解決された時刻 |
IGNORED_HANG |
VARCHAR2(1) |
Y - ハングは無視され、この時点では自動解決されていません
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RESOLUTION_ATTEMPTED |
VARCHAR2(1) |
Y - ハングの解決は試行されました。
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GLOBAL_HANG |
VARCHAR2(1) |
Y - ハングがクラスタ内の複数のノードにまたがっています。
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ESCALATED_HANG |
VARCHAR2(1) |
Y - ハングの解決が試行されたものの、失敗し、ハングがより重大になります。別の解決策が試行されます。
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RESOLUTION_STATUS |
VARCHAR2(46) |
ハングが解決または無視された理由 |
VICTIM_INSTANCE |
NUMBER |
被害者または最終ブロッカ・セッションが存在するインスタンスのインスタンス番号 |
VICTIM_SESSION_ID |
NUMBER |
被害者または最終ブロッカのOracleセッションID |
VICTIM_SERIAL# |
NUMBER |
被害者または最終ブロッカのOracleセッション・シリアル番号 |
VICTIM_OSPID |
VARCHAR2(25) |
被害者または最終ブロッカのオペレーティング・システムのプロセスID |
FATAL_BACKGROUND |
VARCHAR2(1) |
Y - 被害者または最終ブロッカが重要なバックグラウンド・プロセスの場合
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WAIT_EVENT_TEXT |
VARCHAR2(64) |
被害者または最終ブロッカが待機しているリソースまたはイベントで、セッションがリソースを待機していない場合はnot in a wait に設定されます。 |