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Oracle® Databaseリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56311-12
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V$REPLPROP

V$REPLPROPは、レプリケーション・サイトで現在進行中のパラレル伝播に関する情報を示します。このビューは、現在伝播中のトランザクション、各トランザクションで伝播されるコールの数およびパラレル伝播のスレーブ・プロセスまたはパラレル伝播のコーディネータ・プロセスの現行のアクティビティを判別するために使用します。

データ型 説明
SID NUMBER セッション識別子
SERIAL# NUMBER セッション・シリアル番号。セッションのオブジェクトを一意に識別するために使用される。これによって、セッションが終了したときのIDと同じセッションIDで別のセッションが開始される場合、セッション・レベルのコマンドが必ず正しいセッション・オブジェクトに適用される。
NAME VARCHAR2(71) 伝播セッション名:
  • Replication Parallel Prop Slaven - スレーブ・プロセスnがアクティブで、待機中、遅延したトランザクションのプッシュ中、メタデータの消去中またはエラー・トランザクションの作成中

  • Replication Parallel Prop Coordinator - コーディネータ・プロセスがアクティブで、待機中、スリープ中または処理を実行するスレーブのスケジュール中

コーディネータ・プロセスは、遅延トランザクション・キューからトランザクションを読み取って、スレーブ・プロセスに割り当てる。スレーブは、割り当てられたトランザクションを伝播先サイトに伝播する。スレーブは、プッシュ・セッションでトランザクションをプッシュするときにプッシュするトランザクションが残っていない場合でも、プッシュ・セッションが完了するまでアクティブとなる。

DBLINK VARCHAR2(128) このレプリケーション・セッションを伝播中のデータベース・リンク
STATE VARCHAR2(12) 伝播セッションの状態:
  • WAIT - スレーブ・プロセスまたはコーディネータ・プロセスがイベント(メッセージ)を待機中

  • SLEEP - delay_secondsで設定された秒数間、コーディネータ・プロセスがスリープ中

    注意: delay_secondsは、DBMS_DEFER_SYS.SCHEDULE_PUSHプロシージャで設定されます。

  • PUSH - スレーブ・プロセスがトランザクションを遅延トランザクション・キューからリモート・サイトにプッシュ中

  • PURGE - スレーブ・プロセスが正常に適用されたトランザクションに関連するメタデータをリモート・サイトから消去中

  • CREATE ERROR - スレーブ・プロセスがエラー・トランザクションを作成中。この場合、スレーブが遅延トランザクションをリモート・サイトにプッシュ中にエラーまたは競合が発生している。

  • SCHEDULE TXN - コーディネータ・プロセスがトランザクションを適用する順序を決定中およびトランザクションを実行するスレーブ・プロセスを割り当て中

XID VARCHAR2(22) スレーブ・セッションの場合は、現在伝播中のトランザクションのトランザクションIDを示す
SEQUENCE NUMBER プロセスがスレーブ・プロセスの場合、現在の操作で伝播されるコールがあればその順序番号を示す。各トランザクションは1つ以上の通話を処理する必要があり、SEQUENCEの値は0(ゼロ)から始まって各通話が処理されるごとに増加します。SEQUENCEの値は、各トランザクションで現在処理中のコールを示す。この値はスレーブ・プロセスがトランザクション内の全通話を処理するまで増加し続けます。


注意:

このビューは、現在のサイトでパラレル伝播を使用して遅延トランザクションをプッシュしている場合にのみデータを示します。プッシュでパラレル伝播を使用するには、DBMS_DEFER_SYS.PUSH関数でparallelismパラメータを1以上に設定する必要があります。この関数を指定しない場合は、プッシュでシリアル伝播が使用され、プッシュ中、このビューにはデータが表示されません。