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Oracle® Databaseリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56311-12
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V$SQL_SHARED_CURSOR

V$SQL_SHARED_CURSORは、特定の子カーソルが既存の子カーソルと共有されない理由を示します。それぞれの列は、カーソルが共有されない具体的な理由を示します。

データ型 説明
SQL_ID VARCHAR2(13) SQL識別子
ADDRESS RAW(4 | 8) 親カーソルのアドレス
CHILD_ADDRESS RAW(4 | 8) 子カーソルのアドレス
CHILD_NUMBER NUMBER 子番号
UNBOUND_CURSOR VARCHAR2(1) (Y|N)既存の子カーソルが十分に構築されていない(最適化されていない)
SQL_TYPE_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)SQLの型が既存の子カーソルに一致しない
OPTIMIZER_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)オプティマイザの環境が既存の子カーソルに一致しない
OUTLINE_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)アウトラインが既存の子カーソルに一致しない
STATS_ROW_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)既存の統計が既存の子カーソルに一致しない
LITERAL_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)非データのリテラル値が既存の子カーソルに一致しない
FORCE_HARD_PARSE VARCHAR2(1) (Y|N)内部使用
EXPLAIN_PLAN_CURSOR VARCHAR2(1) (Y|N)子カーソルがEXPLAIN PLANカーソルであり、共有する必要がない
BUFFERED_DML_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)バッファ付きDMLが既存の子カーソルに一致しない
PDML_ENV_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)PDML環境が既存の子カーソルに一致しない
INST_DRTLD_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)ダイレクト・ロード・インサートが既存の子カーソルに一致しない
SLAVE_QC_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)既存の子カーソルはスレーブ・カーソルであり、新しい子カーソルがコーディネータによって発行された(または、既存の子カーソルがコーディネータによって発行されていて、新しい子カーソルがスレーブ・カーソルである)
TYPECHECK_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)既存の子カーソルが十分に最適化されていない
AUTH_CHECK_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)既存の子カーソルに対する認可/翻訳チェックに失敗した
BIND_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)バインド・メタデータが既存の子カーソルに一致しない
DESCRIBE_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)子カーソルに対する記述中に、タイプ・チェック・ヒープが存在していない
LANGUAGE_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)言語処理が既存の子カーソルに一致しない
TRANSLATION_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)既存の子カーソルのベース・オブジェクトが一致しない
BIND_EQUIV_FAILURE VARCHAR2(1) (Y|N)バインド値の選択性が、既存の子カーソルの最適化に使用される選択性と一致しない
INSUFF_PRIVS VARCHAR2(1) (Y|N)既存の子カーソルが参照するオブジェクトの権限が不十分である
INSUFF_PRIVS_REM VARCHAR2(1) (Y|N)既存の子カーソルが参照するリモート・オブジェクトの権限が不十分である
REMOTE_TRANS_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)既存の子カーソルのリモート・ベース・オブジェクトが一致しない
LOGMINER_SESSION_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)LogMiner Sessionパラメータが一致しない
INCOMP_LTRL_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)安全でない/データ以外の可能性があるバインド(リテラル)がカーソルに含まれることがある。値が一致しない。
OVERLAP_TIME_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)セッション・パラメータERROR_ON_OVERLAP_TIMEの設定が原因で発生した不一致
EDITION_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)カーソル・エディションの不一致
MV_QUERY_GEN_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)内部使用。マテリアライズド・ビュー問合せを分析するときに、ハード解析を強制的に実施する。
USER_BIND_PEEK_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)1つ以上のユーザー・バインドの値が異なるため、つまり実行計画に変更が加えられた可能性があるため、カーソルが共有されない
TYPCHK_DEP_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)カーソルに型チェック依存性がある
NO_TRIGGER_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)カーソルと子にトリガー不一致がある
FLASHBACK_CURSOR VARCHAR2(1) (Y|N)フラッシュバックが原因でカーソルに共有可能性がない
ANYDATA_TRANSFORMATION VARCHAR2(1) (Y|N)不透明型変換の基準であるため、一致しない
INCOMPLETE_CURSOR脚注 1 VARCHAR2(1) (Y|N)カーソルが不完全: コール・メモリーから発生したタイプ・チェック・ヒープ
PDDL_ENV_MISMATCH脚注 2 VARCHAR2(1) (Y|N)パラレルDDLカーソルの環境設定が一致しない(次の1つ以上のパラメータ値が変更された: PARALLEL_EXECUTION_ENABLEDPARALLEL_DDL_MODEPARALLEL_DDL_FORCED_DEGREEまたはPARALLEL_DDL_FORCED_INSTANCES)
TOP_LEVEL_RPI_CURSOR VARCHAR2(1) (Y|N)最上位のRPIカーソル
DIFFERENT_LONG_LENGTH VARCHAR2(1) (Y|N)LONGの値が一致しない
LOGICAL_STANDBY_APPLY VARCHAR2(1) (Y|N)ロジカル・スタンバイ適用コンテキストが一致しない
DIFF_CALL_DURN VARCHAR2(1) (Y|N)スレーブSQLカーソル/単一コール
BIND_UACS_DIFF VARCHAR2(1) (Y|N)あるカーソルにはバインドUACがあり、別のカーソルにはない
PLSQL_CMP_SWITCHS_DIFF VARCHAR2(1) (Y|N)PL/SQL無名ブロックが、異なるPL/SQLコンパイラ・スイッチでコンパイルされた
CURSOR_PARTS_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)カーソルがサブ実行でコンパイルされた(カーソル部が実行された)
STB_OBJECT_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N) STBは、SQL Management Object Mismatchの内部名である。SQL Management Object Mismatchは、SQL文の実行間でSQLプラン・ベースライン、SQLプロファイルまたはSQLパッチが作成されたことを意味する。カーソルは読取り専用エンティティであるため、該当するSQL文に関連する新しいSQL管理オブジェクトの情報を含むカーソルを新規に作成できるように、ハード解析が強制される。
CROSSEDITION_TRIGGER_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)実行するCROSSEDITIONトリガーのセットが異なっている可能性がある
PQ_SLAVE_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)最上位のスレーブがカーソルを共有しないようにしている
TOP_LEVEL_DDL_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)最上位のDDLカーソル
MULTI_PX_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)パラレライザが複数あるのに、カーソルがスレーブ・コンパイルされている
BIND_PEEKED_PQ_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)バインドをベースにしたカーソルが値を照合した
MV_REWRITE_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)コンパイル時にマテリアライズド・ビューによってSCNがリライトされたため、カーソルの再コンパイルが必要である
ROLL_INVALID_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)ローリング無効化のマークが付けられ、無効化ウィンドウを超えた
OPTIMIZER_MODE_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)パラメータOPTIMIZER_MODEの不一致(たとえば、all_rowsとfirst_rows_1など)
PX_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)SQL文のパラレル化の影響による、一方のパラメータの不一致。たとえば、一方のカーソルはパラレルDMLを使用可能にしてコンパイルしたが、他方のカーソルはそうしなかったなど。
MV_STALEOBJ_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)カーソルの作成時に失効したマテリアライズド・ビューの一覧に不一致があるため、カーソルを共有できない
FLASHBACK_TABLE_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)使用可能なトリガーまたは遅延している参照整合性制約(あるいはその両方)に不一致があるため、カーソルを共有できない
LITREP_COMP_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)リテラル置換の使用に不一致がある
PLSQL_DEBUG VARCHAR2(1) (Y|N)現在のセッションのPLSQL_DEBUGパラメータの値が、カーソルの作成に使用された値と一致しない
LOAD_OPTIMIZER_STATS VARCHAR2(1) (Y|N)拡張カーソル共有を初期化するためにハード解析が強制される
ACL_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)子カーソルに格納されているキャッシュ済ACL評価の結果が、現在のセッションまたはユーザーに対して有効でない
FLASHBACK_ARCHIVE_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)現在のセッションのFLASHBACK_DATA_ARCHIVE_INTERNAL_CURSORパラメータの値が、カーソルの作成に使用された値と一致しない
LOCK_USER_SCHEMA_FAILED VARCHAR2(1) (Y|N)カーソルの作成に使用されたユーザーまたはスキーマが存在しない

注意: この共有基準は非推奨です。

REMOTE_MAPPING_MISMATCH VARCHAR2(1) (Y|N)再ロードされたカーソルは、以前はリモートマップされていたが現在はリモートマップされていない。このため、カーソルを再解析する必要がある。
LOAD_RUNTIME_HEAP_FAILED VARCHAR2(1) (Y|N)新しいカーソルのランタイム・ヒープのロード(または無効になったカーソルの再ロード)が失敗した
HASH_MATCH_FAILED VARCHAR2(1) (Y|N)既存の子カーソルに、現在のカーソルに必要な安全でないリテラル・バインド・ハッシュ値がない
PURGED_CURSOR VARCHAR2(1) (Y|N)子カーソルに削除のマークが付けられた
BIND_LENGTH_UPGRADEABLE VARCHAR2(1) (Y|N)現在のカーソルに必要なバインド長が、子カーソルの作成に使用されたバインド長よりも長い
USE_FEEDBACK_STATS脚注 2 VARCHAR2(1) (Y|N)改善されたカーディナリティの見積りを使用してオプティマイザが問合せを再度最適化できるように、ハード解析が強制される
REASON脚注 2 CLOB 子番号、IDおよびカーソルが共有されない理由。この列の内容は、XMLを使用して構成される。

脚注 1 この列は、Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)からは使用できなくなります。

脚注 2 この列は、Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)から使用可能です。