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Oracle® Databaseリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56311-12
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O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITY

プロパティ 説明
パラメータ・タイプ ブール
デフォルト値 false
変更の可/不可 変更不可
値の範囲 true | false

O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITYは、SYSTEM権限の制限を制御します。このパラメータにtrueを設定すると、SYSスキーマ内のオブジェクトへのアクセスが許可されます(Oracle7の動作)。falseに設定すると、すべてのスキーマ内のオブジェクトへのアクセスが許可されるSYSTEM権限では、SYSスキーマ内のオブジェクトへアクセスできなくなります。

たとえば、O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITYfalseに設定されている場合、SELECT ANY TABLE権限によって、SYSスキーマ以外のスキーマ内のビューまたは表へのアクセスが許可されます(この場合、データ・ディクショナリにはアクセスできません)。O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITYがfalseに設定されている場合、SYSスキーマ内のオブジェクトにアクセスするには、ユーザーにSELECT ANY DICTIONARYシステム権限があるか、ユーザーに特定のオブジェクトに対するSELECTオブジェクト権限が付与されている必要があります。システム権限のEXECUTE ANY PROCEDUREによって、SYSスキーマ以外のスキーマ内のプロシージャの実行が許可されます。

このパラメータがfalseに設定されており、SYSスキーマ内のオブジェクトにアクセスする必要がある場合は、オブジェクト権限が明示的に付与されている必要があります。また、データベース管理者に付与される次のロールでも、ディクショナリ・オブジェクトへのアクセスが許可されます。


関連項目:

  • このパラメータおよび前述のロールの詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。

  • ロール権限付与の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。