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Oracle® Databaseリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56311-12
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PARALLEL_MAX_SERVERS

プロパティ 説明
パラメータ・タイプ 整数
デフォルト値 PARALLEL_THREADS_PER_CPU * CPU_COUNT * concurrent_parallel_users * 5
変更の可/不可 ALTER SYSTEM
値の範囲 0から3600
Oracle RAC 複数インスタンスには、異なる値を指定可能。


注意:

このパラメータは、Real Application Clusters環境の他、排他モードでのパラレル実行に適用されます。

PARALLEL_MAX_SERVERSには、インスタンスに関するパラレル実行プロセスおよびパラレル・リカバリ・プロセスの最大数を指定します。需要が増加するにつれて、インスタンスの起動時に作成された数からこの値までプロセス数が増加します。

インスタンス上のデフォルトの並列度で実行されている同時並列ユーザーの数は、そのインスタンスのメモリー初期化パラメータ設定によって異なります。たとえば、MEMORY_TARGETまたはSGA_TARGET初期化パラメータが設定されている場合、concurrent_parallel_usersの数は4です。MEMORY_TARGETまたはSGA_TARGETのいずれも設定されていない場合は、PGA_AGGREGATE_TARGETが確認されます。値がPGA_AGGREGATE_TARGETに設定されている場合、concurrent_parallel_users2です。値がPGA_AGGREGATE_TARGETに設定されていない場合、concurrent_parallel_users1です。

このパラメータに指定した値が小さすぎると、問合せによっては、問合せ処理時にパラレル実行プロセスを使用できない場合があります。設定した値が大きすぎると、使用がピークに達したときにメモリー・リソース不足が発生し、パフォーマンスが低下する可能性があります。


注意:

データベース・システムでは、特定の数のプロセスが常に予約されています。

PARALLEL_MAX_SERVERS初期化パラメータのデフォルト値は、次の値の小さい方に設定されます。

  • 上の表を使用して決定したPARALLEL_MAX_SERVERSのデフォルト値

  • PROCESSES初期化パラメータから予約プロセスの数を差し引いた値

PARALLEL_MAX_SERVERSパラメータが上の表より小さい値に設定されている場合は、小さい方のデフォルト値によって、データベースはサービス・プロセスを起動でき、ユーザー・プロセスがデータベースに接続できます。



関連項目:

パラレル実行のチューニングの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。