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Oracle® Databaseリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56311-12
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SHARED_POOL_SIZE

プロパティ 説明
パラメータ・タイプ 大整数
構文 SHARED_POOL_SIZE = integer [K | M | G]
デフォルト値 SGA_TARGETが設定されている場合: パラメータが指定されていない場合のデフォルト値は0(Oracle Databaseによって内部で決定される)。このパラメータを指定すると、そのユーザー指定値はメモリー・プールの最小値を示します。

SGA_TARGETが設定されていない場合(32ビットのプラットフォーム): 64MB(近似のグラニュル・サイズに切上げ)。

SGA_TARGETが設定されていない場合(64ビットのプラットフォーム): 128MB(近似のグラニュル・サイズに切上げ)。

ASMを使用してデータベース・インスタンスを処理するときの考慮事項については、「SHARED_POOL_SIZEと自動ストレージ管理」を参照。

変更の可/不可 ALTER SYSTEM
値の範囲 最小値: グラニュル・サイズ

最大値: オペレーティング・システム依存


SHARED_POOL_SIZEには、共有プールのサイズ(バイト)を指定します。共有プールには、共有カーソル、ストアド・プロシージャ、制御構造およびその他の構造が含まれます。PARALLEL_AUTOMATIC_TUNINGfalseに設定している場合、共有プールからパラレル実行メッセージ・バッファが割り当てられます。値を大きくするほど、マルチユーザー・システムでのパフォーマンスが改善されます。この値を小さくすると、使用するメモリー量は減ります。

共有プールの使用率は、ビューV$SGASTATを問い合せることにより監視できます。


関連項目:

  • このパラメータの設定の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。

  • パラレル実行メッセージ・バッファの詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。

  • 「PARALLEL_AUTOMATIC_TUNING」 および「V$SGASTAT」


SHARED_POOL_SIZEと自動ストレージ管理

ASMを使用するデータベース・インスタンスでは、エクステント・マップを格納するために追加メモリーが必要です。一般的なガイドラインとして、次の問合せの値を集計して、すでにASM上にあるか、これからASMに格納される、現行のデータベース記憶域サイズを取得できます。次に、使用されている(またはこれから使用される)冗長タイプを判断し、集計した値を入力として使用して、SHARED_POOL_SIZEの値を計算します。

SELECT SUM(BYTES)/(1024*1024*1024) FROM V$DATAFILE;
SELECT SUM(BYTES)/(1024*1024*1024) FROM V$LOGFILE a, V$LOG b
WHERE a.group#=b.group#;
SELECT SUM(BYTES)/(1024*1024*1024) FROM V$TEMPFILE WHERE
status='ONLINE';

また、次のガイドラインに注意してください。