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SQL*Plus®ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス
リリース11.2
B56314-03
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SHUTDOWN

構文

SHUTDOWN [ABORT | IMMEDIATE | NORMAL | TRANSACTIONAL [LOCAL]]

現在実行中のOracle Databaseインスタンスを停止します。必要に応じて、データベースのクローズおよびディスマウントが実行されます。

現在のコールの完了またはSHUTDOWN NORMALおよびSHUTDOWN TRANSACTIONALを使用したユーザーによる切断を待機するSHUTDOWNコマンドには、1時間という待機時間制限があります。停止を阻止するイベントが1時間以内に発生しなかった場合、SHUTDOWNコマンドは次のメッセージを表示して取消しを実行します。

ORA-01013: user requested cancel of current operation

ABORT

コールの完了またはユーザーの切断を待たずに、高速でデータベースの停止処理を進めます。

コミットされていないトランザクションはロールバックされません。現在実行中のクライアントから要求されたSQL文は、終了されます。現在データベースに接続しているユーザーはすべて暗黙的に切断され、次回のデータベース起動時にインスタンス・リカバリが必要になります。

バックグラウンド・プロセスが異常終了した場合、このオプションを使用する必要があります。

IMMEDIATE

現行のコールの完了またはユーザーによるデータベース接続の切断を待ちません。

新しい接続は禁止されます。データベースはクローズおよびディスマウントされ、 インスタンスが停止されます。次回のデータベース起動時に、インスタンス・リカバリは必要ありません。

NORMAL

デフォルト・オプションです。ユーザーによってデータベース接続が切断されるまで待機します。

新しい接続は禁止されます。データベースはクローズおよびディスマウントされ、 インスタンスが停止されます。次回のデータベース起動時に、インスタンス・リカバリは必要ありません。

TRANSACTIONAL [LOCAL]

実行中のトランザクションがすべて完了したとき、インスタンスの計画停止が実行されます。すべてのユーザーにログオフを要求しない場合でも、クライアントの処理が失われるのを防止できます。

この状態のインスタンスでは、クライアントからは新しいトランザクションを開始できません。新しいトランザクションを開始しようとすると、切断されます。すべてのトランザクションの完了後、インスタンスに接続しているクライアントは切断されます。SHUTDOWN IMMEDIATE文が実行された場合と同様に、インスタンスが停止します。次回のデータベース起動時に、インスタンス・リカバリは、必要ありません。

LOCALモードは、ローカル・インスタンスのみでのトランザクション停止を指定します。これは、すべてのトランザクションではなく、ローカル・トランザクションの完了を待機するのみです。たとえば、計画した停止のメンテナンスに便利です。

使用方法

引数なしのSHUTDOWNは、SHUTDOWN NORMALと同じ動作をします。

SYSOPERまたはSYSDBAでデータベースに接続している必要があります。マルチスレッド・サーバーを経由して接続できません。データベースへの接続の詳細は、「CONNECT」を参照してください。

標準モードでデータベースを停止するには、次のように入力します。

SHUTDOWN 
Database closed. 
Database dismounted. 
Oracle instance shut down.