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SQL*Plus®ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス
リリース11.2
B56314-03
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SPOOL

構文

SPO[OL] [file_name[.ext] [CRE[ATE] | REP[LACE] | APP[END]] | OFF | OUT]

問合せの結果をファイルに格納し、必要に応じてそのファイルをプリンタに送信します。

file_name[.ext]

スプール出力を格納するファイルの名前を指定します。SPOOLに続けてfile_nameを入力すると、指定ファイルへの表示出力のスプールが開始されます。拡張子を指定しない場合、SPOOLはデフォルトの拡張子(ほとんどのシステムではLSTまたはLIS)が使用されます。/dev/nullおよび/dev/stderrなどのシステム・ファイルには拡張子は追加されません。

CRE[ATE]

指定した名前で、ファイルを新規作成します。

REP[LACE]

既存のファイルの内容を置換します。ファイルが存在しない場合、ファイルが作成されます。これがデフォルトの動作です。

APP[END]

指定したファイルの終わりに、バッファの内容を追加します。

OFF

スプールを停止します。

OUT

スプールを停止して、ファイルをコンピュータの標準(デフォルト)プリンタに送ります。このオプションは、一部のオペレーティング・システムでは使用できません。

現行のスプール状態を表示するには、句を指定しないでSPOOLのみを入力します。

使用方法

スクリプト内のコマンドによって生成された出力を画面に表示しないで、その出力をスプールするには、SET TERMOUT OFFを使用します。SET TERMOUT OFFは、対話形式で実行するコマンドからの出力には影響を与えません。

空白を含むファイル名の前後に引用符を使用する必要があります。

SPOOL APPENDコマンドを使用して有効なHTMLファイルを作成するには、PROMPTまたは同様のコマンドを使用してHTMLページのヘッダーとフッターを作成する必要があります。SPOOL APPENDコマンドはHTMLタグを解析しません。

CREATE、APPENDおよびSAVEの各パラメータを無効にするには、SET SQLPLUSCOMPAT[IBILITY]を9.2以前に設定します。SET SQLPLUSCOMPAT[IBILITY]コマンドで制御する機能を判断するには、「SQL*Plus互換性マトリックス」を参照してください。

SPOOLコマンドの例

デフォルトのファイル拡張子を使用して、新しいファイルDIARYに出力を記録するには、次のように入力します。

SPOOL DIARY CREATE

既存のファイルDIARYに出力を追加するには、次のように入力します。

SPOOL DIARY APPEND

ファイルDIARYに出力を記録し、既存の内容に上書きするには、次のように入力します。

SPOOL DIARY REPLACE

スプールを停止し、ファイルをデフォルトのプリンタで印刷するには、次のように入力します。

SPOOL OUT