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Oracle® Databaseアドバンスト・レプリケーション・マネージメントAPIリファレンス
11g リリース2 (11.2)
B72090-02
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1 アドバンスト・レプリケーションの概要

この章では、レプリケーション・マネージメントAPIを使用してレプリケーション環境を構築するプロセスを説明します。

この章には、次の項が含まれます。

レプリケーション環境構築の概要

図1-1に、レプリケーション環境を構築するための基本的な手順を示します。どのようなタイプのレプリケーション・サイトを構築する場合でも、まずサイトを設定します。

レプリケーション・サイトの設定を終えると、マスター・グループおよびマテリアライズド・ビュー・グループの構築を開始できます。レプリケーション環境の構築後に、必ず第6章第II部「レプリケーション環境の管理と監視」を参照して、競合解消とレプリケーション環境の管理について理解してください。

図1-1 レプリケーション環境構築のプロセス

図1-1の説明が続きます。
「図1-1 レプリケーション環境構築のプロセス」の説明

作業を開始する前に

レプリケーション・サイトを設定する際には、事前にレプリケーション環境が各自のニーズに合うように計画します。計画で考慮する項目を次に示します。

  • レプリケート・データベース・オブジェクトを設計します。

  • レプリケーションで重要な初期化パラメータの設定を決定します。

  • マルチマスター・レプリケーション環境、マテリアライズド・ビュー・レプリケーション環境のどちらを構築するのか、または両レプリケーション環境を組み合せてハイブリッド環境を構築するのかを決定します。

  • スケジュール・リンクの構成を決定します。

  • スケジュール・パージの構成を決定します。

  • シリアル伝播、パラレル伝播のどちらを使用するのかを決定します。

  • パラレル伝播を使用する場合は、並列度を決定します。

  • マテリアライズド・ビュー環境の構築を計画する場合は、環境構築にデプロイメント・テンプレートを使用するかどうかを決定します。

  • 各自の環境における競合の可能性を分析し、競合の可能性がある場合は、どの競合解消メソッドを使用するかを決定します。

  • レプリケーション環境のセキュリティを構成します。

  • レプリケーション環境の耐障害性を設計します。


関連項目:

レプリケーション環境の計画の詳細は、『Oracle Databaseアドバンスト・レプリケーション』を参照してください。