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Oracle® Databaseアドバンスト・レプリケーション・マネージメントAPIリファレンス
11g リリース2 (11.2)
B72090-02
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22 DBMS_REPUTIL

DBMS_REPUTILには、表レプリケーション用のシャドウ表、トリガーおよびパッケージを生成するサブプログラムや、スタンドアロン・プロシージャの起動およびパッケージ化されたプロシージャの起動をレプリケートするラッパーを生成するためのサブプログラムが含まれています。このパッケージを参照するのは、生成されたコードのみです。

この章には、次の項が含まれます。


DBMS_REPUTILサブプログラムの概要

表22-1 DBMS_REPUTILパッケージのサブプログラム

サブプログラム 説明

「REPLICATION_OFFプロシージャ」


レプリケーション環境内の他のサイトに変更内容をレプリケートせずに表を変更するか、またはプロシージャ・レプリケーションを使用する際に行レベル・レプリケーションを使用禁止にします。

「REPLICATION_ONプロシージャ」


レプリケーションが一時的に中断された後で、変更内容のレプリケーションを再び有効にします。

「REPLICATION_IS_ONファンクション」


レプリケーションが実行されているかどうかを判定します。

FROM_REMOTEファンクション


内部レプリケーション・パッケージ内のプロシージャの開始でTRUEを、これらのプロシージャの終了でFALSEを戻します。

「GLOBAL_NAMEファンクション」


ローカル・データベースのグローバル・データベース名を確認します(戻り値がグローバル名です)。

「MAKE_INTERNAL_PKGプロシージャ」


内部パッケージとレプリケーション・カタログ内の表を同期させます。

注意: Oracleサポート・サービスから指示された場合を除き、このプロシージャを実行しないでください。

「SYNC_UP_REPプロシージャ」


内部トリガーとレプリケーション・カタログ内の表またはマテリアライズド・ビューを同期させます。

注意: Oracleサポート・サービスから指示された場合を除き、このプロシージャを実行しないでください。



REPLICATION_OFFプロシージャ

このプロシージャでは、レプリケーション環境内の他のサイトに対する変更をレプリケートせずに表を変更できます。またプロシージャ・レプリケーションを使用する際、行レベルのレプリケーションを使用禁止にします。通常は、このフラグを設定する前に、レプリケーション環境内のすべてのマスター・グループに対するレプリケーション・アクティビティを停止します。

構文

DBMS_REPUTIL.REPLICATION_OFF();

パラメータ

なし


REPLICATION_ONプロシージャ

このプロシージャは、レプリケーションが一時的に中断された後で、変更内容のレプリケーションを再び有効にします。

構文

DBMS_REPUTIL.REPLICATION_ON();

パラメータ

なし


REPLICATION_IS_ONファンクション

このファンクションは、レプリケーションが実行されているかどうかを判定します。戻り値がTRUEの場合は、生成されたレプリケーション・トリガーが有効になっています。FALSEの場合は、レプリケーション・グループのカレント・サイトで、レプリケーションが使用禁止になっています。

このファンクションの戻り値は、DBMS_REPUTILパッケージのREPLICATION_ONプロシージャまたはREPLICATION_OFFプロシージャのコールで設定されます。

構文

DBMS_REPUTIL.REPLICATION_IS_ON()
  return BOOLEAN;

パラメータ

なし


FROM_REMOTEファンクション

このファンクションは、内部レプリケーション・パッケージ内のプロシージャの開始でTRUEを、これらのプロシージャの終了でFALSEを戻します。内部パッケージによる更新の結果として発生するトリガーがある場合は、このファンクションをチェックする必要があります。

構文

DBMS_REPUTIL.FROM_REMOTE()
   return BOOLEAN;

パラメータ

なし


GLOBAL_NAMEファンクション

このファンクションは、ローカル・データベースのグローバル・データベース名を判定します(戻り値がグローバル名です)。

構文

DBMS_REPUTIL.GLOBAL_NAME()
   return VARCHAR2;

パラメータ

なし


MAKE_INTERNAL_PKGプロシージャ

このプロシージャは、内部パッケージの有無を、レプリケーション・カタログ内の表またはマテリアライズド・ビューと同期させます。表にレプリケーション・サポートがある場合は、このプロシージャを実行して内部パッケージを作成します。レプリケーション・サポートがない場合、このプロシージャは関連する内部パッケージを破棄します。このプロシージャは、ネストした表の記憶表は受け付けません。


注意:

Oracleサポート・サービスから指示された場合を除き、このプロシージャを実行しないでください。

構文

DBMS_REPUTIL.MAKE_INTERNAL_PKG (
   canon_sname    IN   VARCHAR2,
   canon_oname    IN   VARCHAR2);

パラメータ

表22-2 MAKE_INTERNAL_PKGプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
canon_sname

同期する表が含まれるスキーマです。

このパラメータ値は、正確に定義する必要があります。オブジェクトと同じ大文字と小文字の区別を使用し、二重引用符では囲みません。

canon_oname

同期する表の名前です。

このパラメータ値は、正確に定義する必要があります。オブジェクトと同じ大文字と小文字の区別を使用し、二重引用符では囲みません。



SYNC_UP_REPプロシージャ

このプロシージャは、内部トリガーの有無を、レプリケーション・カタログ内の表またはマテリアライズド・ビューと同期させます。表またはマテリアライズド・ビューにレプリケーション・サポートがある場合は、このプロシージャを実行して内部レプリケーション・トリガーを作成します。レプリケーション・サポートがない場合、このプロシージャは関連する内部トリガーを破棄します。このプロシージャは、ネストした表の記憶表は受け付けません。


注意:

Oracleサポート・サービスから指示された場合を除き、このプロシージャを実行しないでください。

構文

DBMS_REPUTIL.SYNC_UP_REP (
   canon_sname    IN   VARCHAR2,
   canon_oname    IN   VARCHAR2);

パラメータ

表22-3 SYNC_UP_REPプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
canon_sname

同期する表またはマテリアライズド・ビューが含まれるスキーマです。

このパラメータ値は、正確に定義する必要があります。オブジェクトと同じ大文字と小文字の区別を使用し、二重引用符では囲みません。

canon_oname

同期する表またはマテリアライズド・ビューの名前です。

このパラメータ値は、正確に定義する必要があります。オブジェクトと同じ大文字と小文字の区別を使用し、二重引用符では囲みません。