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Oracle® Databaseアドバンスト・レプリケーション・マネージメントAPIリファレンス
11g リリース2 (11.2)
B72090-02
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21 DBMS_REPCAT_RGT

DBMS_REPCAT_RGTは、リフレッシュ・グループのテンプレートの管理および定義を制御します。

この章には、次の項が含まれます。


DBMS_REPCAT_RGTサブプログラムの概要

表21-1 DBMS_REPCAT_RGTパッケージのサブプログラム

サブプログラム 説明

「ALTER_REFRESH_TEMPLATEプロシージャ」


データベース管理者が既存のデプロイメント・テンプレートを変更します。

「ALTER_TEMPLATE_OBJECTプロシージャ」


指定されたデプロイメント・テンプレートに追加されたオブジェクトを変更します。

「ALTER_TEMPLATE_PARMプロシージャ」


データベース管理者が指定されたデプロイメント・テンプレートのパラメータを変更します。

「ALTER_USER_AUTHORIZATIONプロシージャ」


DBA_REPCAT_USER_AUTHORIZATIONSビューの内容を変更します。

「ALTER_USER_PARM_VALUEプロシージャ」


特定のユーザーに対して定義されている既存のパラメータ値を変更します。

「COMPARE_TEMPLATESファンクション」


データベース管理者が2つのデプロイメント・テンプレートの内容を比較します。

「COPY_TEMPLATEファンクション」


データベース管理者がデプロイメント・テンプレートをコピーします。

「CREATE_OBJECT_FROM_EXISTINGファンクション」


既存のデータベース・オブジェクトからテンプレート・オブジェクト定義を作成し、ターゲット・デプロイメント・テンプレートに追加します。

「CREATE_REFRESH_TEMPLATEファンクション」


データベース管理者がテンプレート名、プライベートまたはパブリックのステータスおよびターゲット・リフレッシュ・グループの定義を行うことができる、デプロイメント・テンプレートを作成します。

「CREATE_TEMPLATE_OBJECTファンクション」


オブジェクト定義をターゲットのデプロイメント・テンプレート・コンテナに追加します。

「CREATE_TEMPLATE_PARMファンクション」


指定されたデプロイメント・テンプレートのパラメータを作成して、リモート・マテリアライズド・ビュー・サイトでカスタム・データ・セットを作成します。

「CREATE_USER_AUTHORIZATIONファンクション」


特定のユーザーに対して、プライベート・デプロイメント・テンプレートのインスタンス化を認証します。

「CREATE_USER_PARM_VALUEファンクション」


特定のユーザーに対して、デプロイメント・テンプレートのパラメータ値を事前定義します。

「DELETE_RUNTIME_PARMSプロシージャ」


INSERT_RUNTIME_PARMSプロシージャを使用して定義したランタイム・パラメータ値を削除します。

「DROP_ALL_OBJECTSプロシージャ」


データベース管理者が、すべてのオブジェクトまたは特定のオブジェクト型を、デプロイメント・テンプレートから削除します。

「DROP_ALL_TEMPLATE_PARMSプロシージャ」


データベース管理者が指定されたデプロイメント・テンプレートのテンプレート・パラメータを削除します。

「DROP_ALL_TEMPLATE_SITESプロシージャ」


DBA_REPCAT_TEMPLATE_SITESビューからすべてのエントリを削除します。

「DROP_ALL_TEMPLATESプロシージャ」


プロシージャがコールされたサイトで、すべてのデプロイメント・テンプレートを削除します。

「DROP_ALL_USER_AUTHORIZATIONSプロシージャ」


データベース管理者が、指定されたデプロイメント・テンプレートに対して与えられた、すべてのユーザー認証を削除します。

「DROP_ALL_USER_PARM_VALUESプロシージャ」


指定されたデプロイメント・テンプレートのユーザー・パラメータ値を削除します。

「DROP_REFRESH_TEMPLATEプロシージャ」


デプロイメント・テンプレートを削除します。

「DROP_SITE_INSTANTIATIONプロシージャ」


DBA_REPCAT_TEMPLATE_SITESビューからターゲット・サイトを削除します。

「DROP_TEMPLATE_OBJECTプロシージャ」


指定されたデプロイメント・テンプレートからテンプレート・オブジェクトを削除します。

「DROP_TEMPLATE_PARMプロシージャ」


DBA_REPCAT_TEMPLATE_PARMSビューから既存のテンプレート・パラメータを削除します。

DROP_USER_AUTHORIZATIONプロシージャ


DBA_REPCAT_USER_AUTHORIZATIONSビューからユーザー認証エントリを削除します。

「DROP_USER_PARM_VALUEプロシージャ」


特定のデプロイメント・テンプレートに対して事前定義されたユーザー・パラメータ値を削除します。

「GET_RUNTIME_PARM_IDファンクション」


ランタイム・パラメータ値を定義する際に使用するIDを取得します。

「INSERT_RUNTIME_PARMSプロシージャ」


テンプレートのインスタンス化の前に、ランタイム・パラメータ値を定義します。

「INSTANTIATE_OFFLINEファンクション」


オフラインでリモート・マテリアライズド・ビュー・サイトにマテリアライズド・ビュー環境を構築する際に使用するスクリプトを、マスター・サイトに生成します。

「INSTANTIATE_ONLINEファンクション」


オンラインでリモート・マテリアライズド・ビュー・サイトにマテリアライズド・ビュー環境を構築する際に使用するスクリプトを、マスター・サイトに生成します。

「LOCK_TEMPLATE_EXCLUSIVEプロシージャ」


デプロイメント・テンプレートが更新または変更されている間、ユーザーによるテンプレートの読取りやインスタンス化を行わないようにします。

「LOCK_TEMPLATE_SHAREDプロシージャ」


指定されたデプロイメント・テンプレートを読取り専用にします。



ALTER_REFRESH_TEMPLATEプロシージャ

このプロシージャを実行すると、データベース管理者が既存のデプロイメント・テンプレートを変更できます。変更作業には、新しいデプロイメント・テンプレート名、新しいリフレッシュ・グループまたは新しい所有者の定義、およびパブリックまたはプライベートへのステータス変更などがあります。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.ALTER_REFRESH_TEMPLATE (
   refresh_template_name      IN   VARCHAR2,
   new_owner                  IN   VARCHAR2 := '-',
   new_refresh_group_name     IN   VARCHAR2 := '-',
   new_refresh_template_name  IN   VARCHAR2 := '-',
   new_template_comment       IN   VARCHAR2 := '-',
   new_public_template        IN   VARCHAR2 := '-',
   new_last_modified          IN   DATE := to_date('1', 'J'),
   new_modified_by            IN   NUMBER := -1e-130);

パラメータ

表21-2 ALTER_REFRESH_TEMPLATEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

変更されるデプロイメント・テンプレートの名前です。

new_owner

デプロイメント・テンプレートの新しい所有者の名前です。現行の所有者を維持する場合は、値を指定しないでください。

new_refresh_group_name

必要な場合は、このパラメータを使用して、テンプレート・オブジェクトを追加する新しいリフレッシュ・グループの名前を指定します。現行のリフレッシュ・グループを維持する場合は、値を指定しないでください。

new_refresh_template_name

新しいデプロイメント・テンプレート名を指定するには、このパラメータを使用します。現行のデプロイメント・テンプレート名を維持する場合は、値を指定しないでください。

new_template_comment

新しいデプロイメント・テンプレート・コメントです。現行のテンプレート・コメントを維持する場合は、値を指定しないでください。

new_public_template

デプロイメント・テンプレートがパブリックであるかプライベートであるかを指定します。受け付けられる値は、Y(パブリック)およびN(プライベート)です。 カレント値を維持する場合は、値を指定しないでください。

new_last_modified

このデプロイメント・テンプレートが最後に変更された日付です。値を指定しない場合は、現行の日付が自動的に使用されます。

new_modified_by

このデプロイメント・テンプレートを最後に変更したユーザーの名前です。値を指定しない場合は、現行のユーザー名が自動的に使用されます。


例外

表21-3 ALTER_REFRESH_TEMPLATEプロシージャの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。

bad_public_template

public_templateパラメータが正しく指定されませんでした。public_templateパラメータは、パブリック・テンプレートの場合はY、プライベート・テンプレートの場合はNを指定します。

dupl_refresh_template

指定された名前のテンプレートは、存在しています。ALL_REPCAT_REFRESH_TEMPLATESビューを確認してください。



ALTER_TEMPLATE_OBJECTプロシージャ

このプロシージャは、指定されたデプロイメント・テンプレートに追加されたオブジェクトを変更します。一般的な変更処理は、オブジェクトDDLの変更および他のデプロイメント・テンプレートへのオブジェクトの再割当てです。

デプロイメント・テンプレートに加えられた変更は、デプロイメント・テンプレートをインスタンス化する新しいサイトのみに反映されます。テンプレートをすでにインスタンス化したリモート・サイトで変更を適用するには、デプロイメント・テンプレートを再びインスタンス化する必要があります。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.ALTER_TEMPLATE_OBJECT (
   refresh_template_name       IN   VARCHAR2, 
   object_name                 IN   VARCHAR2,
   object_type                 IN   VARCHAR2,
   new_refresh_template_name   IN   VARCHAR2 := '-',
   new_object_name             IN   VARCHAR2 := '-',
   new_object_type             IN   VARCHAR2 := '-',
   new_ddl_text                IN   CLOB     := '-',
   new_master_rollback_seg     IN   VARCHAR2 := '-',
   new_flavor_id               IN   NUMBER   := -1e-130);

パラメータ

表21-4 ALTER_TEMPLATE_OBJECTプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

変更するオブジェクトが含まれるデプロイメント・テンプレート名です。

object_name

変更するテンプレート・オブジェクトの名前です。

object_type

変更するオブジェクトのタイプです。

new_refresh_template_name

このオブジェクトの再割当てを行う新しいデプロイメント・テンプレートの名前です。現行のデプロイメント・テンプレートへのオブジェクトの割当てを維持する場合は、値を指定しないでください。

new_object_name

テンプレート・オブジェクトの新しい名前です。現行のオブジェクト名を維持する場合は、値を指定しないでください。

new_object_type

このパラメータを指定すると、オブジェクト型が変更されます。次のオブジェクト型を指定できます。

MATERIALIZED VIEW   PROCEDURE
INDEX               FUNCTION
TABLE               PACKAGE
VIEW                PACKAGE BODY
SYNONYM             TRIGGER
SEQUENCE            DATABASE LINK
new_ddl_text

指定されたオブジェクトの新しいオブジェクトDDLです。現行のオブジェクトDDLを維持する場合は、新しいDDLテキストを指定しないでください。

new_master_rollback_seg

指定されたオブジェクトの新しいマスター・ロールバック・セグメントです。現行のロールバック・セグメントを維持する場合は、値を指定しないでください。

new_flavor_id

このパラメータは内部で使用します。

注意: Oracleサポート・サービスから指示された場合を除き、このパラメータを設定しないでください。


例外

表21-5 ALTER_TEMPLATE_OBJECTプロシージャの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。

miss_flavor_id

この例外が発生した場合は、Oracleサポート・サービスまでお問い合せください。

bad_object_type

オブジェクト型が正しく指定されませんでした。有効なオブジェクト型は、表21-4を参照してください。

miss_template_object

指定されたテンプレート・オブジェクト名が無効か、または存在しません。

dupl_template_object

new_refresh_template_nameパラメータで指定された新しいテンプレート名は、存在しています。


使用上の注意

ALTER_TEMPLATE_OBJECTプロシージャではCLOBが利用されているため、ALTER_TEMPLATE_OBJECTプロシージャを実行するときは、DBMS_LOBパッケージを使用する必要があります。次の例は、ALTER_TEMPLATE_OBJECTプロシージャでDBMS_LOBパッケージを使用する方法を示します。

DECLARE
   tempstring VARCHAR2(100);
   templob CLOB;
BEGIN
   DBMS_LOB.CREATETEMPORARY(templob, TRUE, DBMS_LOB.SESSION);
   tempstring := 'CREATE MATERIALIZED VIEW mview_sales AS SELECT *
      FROM sales WHERE salesperson = :salesid and region_id = :region';
   DBMS_LOB.WRITE(templob, length(tempstring), 1, tempstring);
   DBMS_REPCAT_RGT.ALTER_TEMPLATE_OBJECT(
      refresh_template_name => 'rgt_personnel',
      object_name => 'MVIEW_SALES',
      object_type => 'MATERIALIZED VIEW',
      new_ddl_text => templob);
   DBMS_LOB.FREETEMPORARY(templob);
END;
/

ALTER_TEMPLATE_PARMプロシージャ

このプロシージャを実行すると、データベース管理者が、指定されたデプロイメント・テンプレートのパラメータを変更できます。変更作業には、パラメータの名前の変更や、デフォルト値およびプロンプト文字列の再定義などがあります。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.ALTER_TEMPLATE_PARM (
   refresh_template_name       IN   VARCHAR2,
   parameter_name              IN   VARCHAR2,
   new_refresh_template_name   IN   VARCHAR2 := '-',
   new_parameter_name          IN   VARCHAR2 := '-',
   new_default_parm_value      IN   CLOB := NULL,
   new_prompt_string           IN   VARCHAR2 := '-',
   new_user_override           IN   VARCHAR2 := '-');

パラメータ

表21-6 ALTER_TEMPLATE_PARMプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

変更するパラメータを持つデプロイメント・テンプレートの名前です。

parameter_name

変更するパラメータの名前です。

new_refresh_template_name

指定されたパラメータが新しく割り当てられるデプロイメント・テンプレートの名前です(あるテンプレートから他のテンプレートにパラメータを移動するときに便利です)。現行のテンプレートへの割当てを維持する場合は、値を指定しないでください。

new_parameter_name

テンプレート・パラメータの新しい名前です。現行のパラメータ名を維持する場合は、値を指定しないでください。

new_default_parm_value

指定されたパラメータの新しいデフォルト値です。現行のデフォルト値を維持する場合は、値を指定しないでください。

new_prompt_string

指定されたパラメータの新しいプロンプト・テキストです。現行のプロンプト文字列を維持する場合は、値を指定しないでください。

new_user_override

インスタンス化処理で確認メッセージが表示された場合、ユーザーがデフォルト値を上書きできるかどうかを決定します。このパラメータにユーザー・パラメータ値が定義されていないと、確認メッセージが表示されます。ユーザーがデフォルト値を上書きする場合はYに、上書きできないようにする場合はNに設定します。


例外

表21-7 ALTER_TEMPLATE_PARMプロシージャの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。

miss_template_parm

指定されたテンプレート・パラメータが無効か、または存在しません。

dupl_template_parm

new_refresh_template_namenew_parameter_nameの組合せは、存在しています。


使用上の注意

ALTER_TEMPLATE_PARMプロシージャではCLOBが利用されているため、ALTER_TEMPLATE_PARMプロシージャを実行するときは、DBMS_LOBパッケージを使用する必要があります。次の例は、ALTER_TEMPLATE_PARMプロシージャでDBMS_LOBパッケージを使用する方法を示します。

DECLARE
   tempstring VARCHAR2(100);
   templob CLOB;
BEGIN
   DBMS_LOB.CREATETEMPORARY(templob, TRUE, DBMS_LOB.SESSION);
   tempstring := 'REGION 20';
   DBMS_LOB.WRITE(templob, length(tempstring), 1, tempstring);
   DBMS_REPCAT_RGT.ALTER_TEMPLATE_PARM(
      refresh_template_name => 'rgt_personnel',
      parameter_name => 'region',
      new_default_parm_value => templob);
   DBMS_LOB.FREETEMPORARY(templob);
END;
/

ALTER_USER_AUTHORIZATIONプロシージャ

このプロシージャは、DBA_REPCAT_USER_AUTHORIZATIONSビューの内容を変更します。具体的には、ユーザーまたはデプロイメント・テンプレートの認証の割当てを変更できます。このプロシージャは、たとえばある従業員の職場が変更になり、他のデプロイメント・テンプレートのマテリアライズド・ビュー環境を必要とする場合などに役立ちます。データベース管理者が単にこの従業員に新しいデプロイメント・テンプレートを割り当てることによって、このユーザーにターゲット・テンプレートのインスタンス化が認証されます。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.ALTER_USER_AUTHORIZATION (
   user_name                   IN   VARCHAR2,
   refresh_template_name       IN   VARCHAR2,
   new_user_name               IN   VARCHAR2 := '-',
   new_refresh_template_name   IN   VARCHAR2 := '-');

パラメータ

表21-8 ALTER_USER_AUTHORIZATIONプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
user_name

認証の変更が行われるユーザーの名前です。

refresh_template_name

指定されたユーザーに現在割り当てられているデプロイメント・テンプレートの名前です。

new_user_name

このテンプレートの認証のための新しいユーザーを定義するには、このパラメータを使用します。カレント・ユーザーを維持する場合は、値を指定しないでください。

new_refresh_template_name

指定されたユーザー(既存のユーザーまたは新しいユーザー)が、インスタンス化する許可を持つデプロイメント・テンプレートです。カレント・デプロイメント・テンプレートを維持する場合は、値を指定しないでください。


例外

表21-9 ALTER_USER_AUTHORIZATIONプロシージャの例外

例外 説明
miss_user_authorization

指定されたuser_name値とrefresh_template_name値の組合せは、DBA_REPCAT_USER_AUTHORIZATIONSビューに存在しません。

miss_user

new_user_nameパラメータまたはuser_nameパラメータに指定されたユーザー名が無効か、または存在しません。

miss_refresh_template

new_refresh_templateパラメータに指定されたデプロイメント・テンプレートが無効か、または存在しません。

dupl_user_authorization

指定されたユーザー名およびデプロイメント・テンプレート名用の行が存在しています。ALL_REPCAT_USER_AUTHORIZATIONSビューを確認してください。



ALTER_USER_PARM_VALUEプロシージャ

このプロシージャは、指定されたユーザーに定義されている既存のパラメータ値を変更します。マテリアライズド・ビュー環境で割当て表が使用されている場合に、このプロシージャを使用すると便利です。ユーザー・パラメータ値を変更すると、リモート・マテリアライズド・ビュー・サイトのデータ・セットを簡単かつ安全に変更できます。


関連項目:

割当て表の使用方法の詳細は、『Oracle Databaseアドバンスト・レプリケーション』を参照してください。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.ALTER_USER_PARM_VALUE(
   refresh_template_name         IN   VARCHAR2, 
   parameter_name                IN   VARCHAR2,
   user_name                     IN   VARCHAR2,
   new_refresh_template_name     IN   VARCHAR2 := '-',
   new_parameter_name            IN   VARCHAR2 := '-',
   new_user_name                 IN   VARCHAR2 := '-',
   new_parm_value                IN   CLOB := NULL);

パラメータ

表21-10 ALTER_USER_PARM_VALUEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

変更するユーザー・パラメータ値を持つデプロイメント・テンプレートの名前です。

parameter_name

変更するパラメータの名前です。

user_name

パラメータ値が変更されるユーザーの名前です。

new_refresh_template_name

指定されたユーザー・パラメータ値が新しく割り当てられるデプロイメント・テンプレートの名前です(他のテンプレートに対してユーザーを認証するときに便利です)。現行のテンプレートへの割当てを維持する場合は、値を指定しないでください。

new_parameter_name

新しいテンプレート・パラメータの名前です。既存のパラメータに定義されたユーザー値を維持する場合は、値を指定しないでください。

new_user_name

このパラメータ値を割り当てる新しいユーザー名です。カレント・ユーザーへ割り当てられたパラメータ値を維持する場合は、値を指定しないでください。

new_parm_value

指定されたユーザー・パラメータの新しいパラメータ値です。現行のパラメータ値を維持する場合は、値を指定しないでください。


例外

表21-11 ALTER_USER_PARM_VALUEプロシージャの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。

miss_template_parm

指定されたテンプレート・パラメータが無効か、または存在しません。

miss_user

user_nameパラメータまたはnew_user_nameパラメータに指定されたユーザー名が無効か、または存在しません。

miss_user_parm_values

指定されたユーザー・パラメータ値は存在しません。

dupl_user_parm_values

指定された新しいユーザー・パラメータは存在しています。


使用上の注意

ALTER_USER_PARM_VALUEプロシージャではCLOBが利用されているため、ALTER_USER_PARM_VALUEプロシージャを実行するときは、DBMS_LOBパッケージを使用する必要があります。次の例は、ALTER_USER_PARM_VALUEプロシージャでDBMS_LOBパッケージを使用する方法を示します。

DECLARE
   tempstring VARCHAR2(100);
   templob CLOB;
BEGIN
   DBMS_LOB.CREATETEMPORARY(templob, TRUE, DBMS_LOB.SESSION);
   tempstring := 'REGION 20';
   DBMS_LOB.WRITE(templob, length(tempstring), 1, tempstring);
   DBMS_REPCAT_RGT.ALTER_USER_PARM_VALUE(
      refresh_template_name => 'rgt_personnel',
      parameter_name => 'region',
      user_name => 'BOB',
      new_parm_value => templob);
   DBMS_LOB.FREETEMPORARY(templob);
END;
/

COMPARE_TEMPLATESファンクション

このファンクションを実行すると、データベース管理者が2つのデプロイメント・テンプレートの内容を比較できます。2つのデプロイメント・テンプレートの内容の相違点は、USER_REPCAT_TEMP_OUTPUT一時ビューに格納されます。

COMPARE_TEMPLATESファンクションでは、USER_REPCAT_TEMP_OUTPUT一時ビューの問合せの際にWHERE句で指定する数値が戻されます。たとえば、COMPARE_TEMPLATESプロシージャで10が戻された場合は、次のSELECT文を実行して、指定された2つのテンプレートのすべての相違点を確認します(2つのテンプレートの内容が同一の場合は、SELECT文で行が戻されません)。

SELECT TEXT FROM USER_REPCAT_TEMP_OUTPUT
   WHERE OUTPUT_ID =  10 ORDER BY LINE;

接続が解除されるか、またはロールバックが実行されると、USER_REPCAT_TEMP_OUTPUT一時ビューの内容が失われます。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.COMPARE_TEMPLATES (
   source_template_name    IN   VARCHAR2,
   compare_template_name   IN   VARCHAR2)
  RETURN NUMBER;

パラメータ

表21-12 COMPARE_TEMPLATESファンクションのパラメータ

パラメータ 説明
source_template_name

比較する最初のデプロイメント・テンプレートの名前です。

compare_template_name

比較する2番目のデプロイメント・テンプレートの名前です。


例外

表21-13 COMPARE_TEMPLATESファンクションの例外

例外 説明
miss_refresh_template

比較するデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。


戻り値

表21-14 COMPARE_TEMPLATESファンクションの戻り値

戻り値 説明

<システム生成番号>

USER_REPCAT_TEMP_OUTPUT一時ビューから選択して、比較するテンプレート間の違いを表示するときに、output_id値に戻される番号を示します。



COPY_TEMPLATEファンクション

このファンクションを使用すると、デプロイメント・テンプレートをコピーでき、新しいデプロイメント・テンプレートが既存のデプロイメント・テンプレートに含まれるオブジェクトの多くを使用する場合に役立ちます。このファンクションは、デプロイメント・テンプレート、テンプレート・オブジェクト、テンプレート・パラメータおよびユーザー・パラメータ値をコピーします。DBAは、任意でこのファンクションにこのテンプレートに対するユーザー認証をコピーさせることができます。このファンクションで戻される数値は、デプロイメント・テンプレートの管理用に、Oracle内部で使用します。


注意:

DBA_REPCAT_TEMPLATE_SITESビュー内の値はコピーされません。

このファンクションを使用すると、データベース管理者がデプロイメント・テンプレートを他のマスター・サイトにコピーできます。この機能は、デプロイメント・テンプレートの配布や、複数のサイトでのネットワーク負荷の分割に役立ちます。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.COPY_TEMPLATE (
   old_refresh_template_name     IN   VARCHAR2, 
   new_refresh_template_name     IN   VARCHAR2,
   copy_user_authorizations      IN   VARCHAR2,
   dblink                        IN   VARCHAR2 := NULL)
  RETURN NUMBER;

パラメータ

表21-15 COPY_TEMPLATEファンクションのパラメータ

パラメータ 説明
old_refresh_template_name

コピーされるデプロイメント・テンプレートの名前です。

new_refresh_template_name

新しいデプロイメント・テンプレートの名前です。

copy_user_authorizations

元のテンプレートに対する認証を、新しいデプロイメント・テンプレートにコピーするかどうかを指定します。このパラメータに受け付けられる値は、YNおよびNULLです。

注意: すべてのユーザーが、ターゲット・データベースに存在する必要があります。

dblink

デプロイメント・テンプレートのコピー元を定義します(デプロイメント・テンプレートを他のマスター・サイトに配布するときに便利です)。コピー元を指定しない場合、デプロイメント・テンプレートはローカル・マスター・サイトからコピーされます。


例外

表21-16 COPY_TEMPLATEファンクションの例外

例外 説明
miss_refresh_template

コピーするデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。

dupl_refresh_template

指定された新しいリフレッシュ・テンプレートの名前は、存在しています。

bad_copy_auth

copy_user_authorizationパラメータに指定された値は無効です。受け付けられる値は、YNおよびNULLです。


戻り値

表21-17 COPY_TEMPLATEファンクションの戻り値

戻り値 説明

<システム生成番号>

Oracle内部で使用されるシステム生成番号です。



CREATE_OBJECT_FROM_EXISTINGファンクション

このファンクションは、既存のデータベース・オブジェクトからテンプレート・オブジェクト定義を作成して、ターゲット・デプロイメント・テンプレートに追加します。ターゲット・デプロイメント・テンプレートがリモート・マテリアライズド・ビュー・サイトでインスタンス化されるときに、元のデータベース・オブジェクトを作成したDDLが実行されます。既存のトリガーやプロシージャをテンプレートに追加する場合、このファンクションを使用すると便利です。このファンクションで戻される数値は、デプロイメント・テンプレートの管理用に、Oracle内部で使用します。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.CREATE_OBJECT_FROM_EXISTING(
     refresh_template_name  IN   VARCHAR2,
     object_name            IN   VARCHAR2,
     sname                  IN   VARCHAR2,
     oname                  IN   VARCHAR2,
     otype                  IN   VARCHAR2)
   RETURN NUMBER;

パラメータ

表21-18 CREATE_OBJECT_FROM_EXISTINGファンクションのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

このオブジェクトが追加されるデプロイメント・テンプレートの名前です。

object_name

オプションで、デプロイメント・テンプレートに追加する既存のオブジェクトの、新しい名前を指定します(既存のオブジェクトに新しい名前を定義できます)。

sname

作成するテンプレート・オブジェクトの基になるオブジェクトを含むスキーマです。

oname

作成するテンプレート・オブジェクトの基になるオブジェクトの名前です。

otype

テンプレートに追加するデータベース・オブジェクトのタイプ(PROCEDURETRIGGERなど)です。次のオブジェクト型を指定できます(DATABASE LINKMATERIALIZED VIEWおよびMATERIALIZED VIEWは、このファンクションに有効なオブジェクト型ではありません)。

SEQUENCE               PROCEDURE
INDEX                  FUNCTION
TABLE                  PACKAGE
VIEW                   PACKAGE BODY
SYNONYM                TRIGGER

例外

表21-19 CREATE_OBJECT_FROM_EXISTINGファンクションの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたリフレッシュ・テンプレート名が無効か、または存在しません。既存のデプロイメント・テンプレートを確認するには、DBA_REPCAT_REFRESH_TEMPLATESビューの問合せを行います。

bad_object_type

オブジェクト型が正しく指定されませんでした。

dupl_template_object

指定されたデプロイメント・テンプレートには、同名で同タイプのオブジェクトがすでに追加されています。

objectmissing

指定されたオブジェクトは存在しません。


戻り値

表21-20 CREATE_OBJECT_FROM_EXISTINGファンクションの戻り値

戻り値 説明

<システム生成番号>

Oracle内部で使用されるシステム生成番号です。



CREATE_REFRESH_TEMPLATEファンクション

このファンクションは、テンプレート名、プライベートまたはパブリックのステータスおよびターゲット・リフレッシュ・グループの定義を行う、デプロイメント・テンプレートを作成します。テンプレート・オブジェクト、ユーザー認証またはテンプレート・パラメータを作成するたびに、このファンクションで作成されるデプロイメント・テンプレートを参照します。このファンクションは、DBA_REPCAT_REFRESH_TEMPLATESビューに行を追加します。このファンクションで戻される数値は、デプロイメント・テンプレートの管理用に、Oracle内部で使用します。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.CREATE_REFRESH_TEMPLATE (
   owner                  IN   VARCHAR2, 
   refresh_group_name     IN   VARCHAR2, 
   refresh_template_name  IN   VARCHAR2, 
   template_comment       IN   VARCHAR2 := NULL,
   public_template        IN   VARCHAR2 := NULL,
   last_modified          IN   DATE := SYSDATE,
   modified_by            IN   VARCHAR2 := USER,
   creation_date          IN   DATE := SYSDATE,
   created_by             IN   VARCHAR2 := USER)
  RETURN NUMBER;

パラメータ

表21-21 CREATE_REFRESH_TEMPLATEファンクションのパラメータ

パラメータ 説明
owner

このパラメータで、デプロイメント・テンプレートの所有者のユーザー名を指定します。所有者を指定しない場合、テンプレートを作成したユーザーの名前が自動的に使用されます。

refresh_group_name

このテンプレートのインスタンス化するときに作成される、リフレッシュ・グループの名前です。このテンプレートで作成されるすべてのオブジェクトは、指定されたリフレッシュ・グループに割り当てられます。

refresh_template_name

作成するデプロイメント・テンプレートの名前です。このデプロイメント・テンプレートを使用するすべてのアクティビティで、この名前が参照されます。

template_comment

このパラメータで定義されるユーザー・コメントは、DBA_REPCAT_REFRESH_TEMPLATESビューにリストされます。

public_template

デプロイメント・テンプレートがパブリックであるかプライベートであるかを指定します。受け付けられる値は、Y(パブリック)およびN(プライベート)です。

last_modified

このデプロイメント・テンプレートが最後に変更された日付です。値を指定しない場合は、現行の日付が自動的に使用されます。

modified_by

このデプロイメント・テンプレートを最後に変更したユーザーの名前です。値を指定しない場合は、現行のユーザー名が自動的に使用されます。

creation_date

このデプロイメント・テンプレートが作成された日付です。値を指定しない場合は、現行の日付が自動的に使用されます。

created_by

このデプロイメント・テンプレートを作成したユーザーの名前です。値を指定しない場合は、現行のユーザー名が自動的に使用されます。


例外

表21-22 CREATE_REFRESH_TEMPLATEファンクションの例外

例外 説明
dupl_refresh_template

指定された名前のテンプレートは、存在しています。既存のテンプレートについては、ALL_REPCAT_REFRESH_TEMPLATESビューを確認してください。

bad_public_template

public_templateパラメータが正しく指定されませんでした。public_templateパラメータは、パブリック・テンプレートの場合はY、プライベート・テンプレートの場合はNを指定します。


戻り値

表21-23 CREATE_REFRESH_TEMPLATEファンクションの戻り値

戻り値 説明
<system-generated number>

Oracle内部で使用されるシステム生成番号です。



CREATE_TEMPLATE_OBJECTファンクション

このファンクションは、オブジェクト定義をターゲットのデプロイメント・テンプレート・コンテナに追加します。ターゲット・デプロイメント・テンプレートがリモート・マテリアライズド・ビュー・サイトでインスタンス化されるときに、指定されたオブジェクトDDLが実行されます。マテリアライズド・ビュー以外にも、このファンクションを使用して、表、プロシージャおよび他のオブジェクトをテンプレートに追加できます。このファンクションで戻される数値は、デプロイメント・テンプレートの管理用に、Oracle内部で使用します。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.CREATE_TEMPLATE_OBJECT (
   refresh_template_name  IN   VARCHAR2, 
   object_name            IN   VARCHAR2, 
   object_type            IN   VARCHAR2,
   ddl_text               IN   CLOB,
   master_rollback_seg    IN   VARCHAR2 := NULL,
   flavor_id              IN   NUMBER := -1e-130)
  RETURN NUMBER;

パラメータ

表21-24 CREATE_TEMPLATE_OBJECTファンクションのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

このオブジェクトが追加されるデプロイメント・テンプレートの名前です。

object_name

作成するテンプレート・オブジェクトの名前です。

object_type

テンプレートに追加するデータベース・オブジェクトのタイプ(MATERIALIZED VIEWTRIGGERPROCEDUREなど)です。次のオブジェクト型を指定できます。

MATERIALIZED VIEW     PROCEDURE
INDEX                 FUNCTION
TABLE                 PACKAGE
VIEW                  PACKAGE BODY
SYNONYM               TRIGGER
SEQUENCE              DATABASE LINK
ddl_text

テンプレートに追加するオブジェクトを作成するDDLです。DDLは、必ずセミコロンで終了するようにします。テンプレート・オブジェクト用にテンプレート・パラメータを作成する場合は、コロン(:)を使用できます。詳細は、第4章「デプロイメント・テンプレートの作成」を参照してください。

CREATE MATERIALIZED VIEW文でマテリアライズド・ビューを追加する場合は、マテリアライズド・ビュー問合せでマスター表の所有者のスキーマ名を指定してください。

master_rollback_seg

定義されたオブジェクトDDLをリモート・マテリアライズド・ビュー・サイトで実行する際に使用する、ロールバック・セグメントの名前を指定します。

flavor_id

このパラメータは内部で使用します。

注意: Oracleサポート・サービスから指示された場合を除き、このパラメータを設定しないでください。


例外

表21-25 CREATE_TEMPLATE_OBJECTファンクションの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたリフレッシュ・テンプレート名が無効か、または存在しません。既存のデプロイメント・テンプレートを確認するには、DBA_REPCAT_REFRESH_TEMPLATESビューの問合せを行います。

bad_object_type

オブジェクト型が正しく指定されませんでした。有効なオブジェクト型は、表21-24を参照してください。

dupl_template_object

指定されたデプロイメント・テンプレートには、同名で同タイプのオブジェクトがすでに追加されています。


戻り値

表21-26 CREATE_TEMPLATE_OBJECTファンクションの戻り値

戻り値 説明

<システム生成番号>

Oracle内部で使用されるシステム生成番号です。


使用上の注意

CREATE_TEMPLATE_OBJECTではCLOBが利用されているため、CREATE_TEMPLATE_OBJECTファンクションを実行するときは、DBMS_LOBパッケージを使用する必要があります。次の例は、CREATE_TEMPLATE_OBJECTファンクションでDBMS_LOBパッケージを使用する方法を示します。

DECLARE
   tempstring VARCHAR2(100);
   templob CLOB;
   a NUMBER;
BEGIN
   DBMS_LOB.CREATETEMPORARY(templob, TRUE, DBMS_LOB.SESSION);
   tempstring := 'CREATE MATERIALIZED VIEW mview_sales AS SELECT *
        FROM sales WHERE salesperson = :salesid';
   DBMS_LOB.WRITE(templob, length(tempstring), 1, tempstring);
   a := DBMS_REPCAT_RGT.CREATE_TEMPLATE_OBJECT(
        refresh_template_name => 'rgt_personnel',
        object_name => 'mview_sales',
        object_type => 'MATERIALIZED VIEW',
        ddl_text => templob,
        master_rollback_seg => 'RBS');
   DBMS_LOB.FREETEMPORARY(templob);
END;
/

CREATE_TEMPLATE_PARMファンクション

このファンクションを実行すると、指定されたデプロイメント・テンプレートのパラメータが作成され、リモート・マテリアライズド・ビュー・サイトでカスタム・データ・セットを作成できます。このファンクションは、データベース管理者が、テンプレート・オブジェクトを追加する前にテンプレート変数のセットを定義する場合のみに必要です。CREATE_TEMPLATE_OBJECTファンクションを使用してオブジェクトがテンプレートに追加されると、オブジェクトDDLのすべての変数が自動的にDBA_REPCAT_TEMPLATE_PARMSビューに追加されます。

データベース管理者は、通常、ALTER_TEMPLATE_PARMプロシージャを使用して、デフォルトのパラメータ値またはプロンプト文字列(あるいはその両方)を変更します(詳細は、「ALTER_TEMPLATE_PARMプロシージャ」を参照してください)。このファンクションで戻される数値は、デプロイメント・テンプレートの管理用に、Oracle内部で使用します。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.CREATE_TEMPLATE_PARM (
   refresh_template_name  IN   VARCHAR2, 
   parameter_name         IN   VARCHAR2,
   default_parm_value     IN   CLOB := NULL,
   prompt_string          IN   VARCHAR2 := NULL,
   user_override          IN   VARCHAR2 := NULL)
 RETURN NUMBER;

パラメータ

表21-27 CREATE_TEMPLATE_PARMファンクションのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

パラメータを作成するデプロイメント・テンプレートの名前です。

parameter_name

作成するパラメータの名前です。

default_parm_value

パラメータのデフォルト値は、このパラメータで定義します。ユーザー・パラメータ値やランタイム・パラメータ値がない場合、インスタンス化処理でこのデフォルト値が使用されます。

prompt_string

インスタンス化処理で、このテンプレート・パラメータに表示されるプロンプト・テキストです。

user_override

インスタンス化処理で確認メッセージが表示された場合、ユーザーがデフォルト値を上書きできるかどうかを決定します。このパラメータにユーザー・パラメータ値が定義されていないと、確認メッセージが表示されます。ユーザーがデフォルト値を上書きする場合はYに、上書きできないようにする場合はNに設定します。


例外

表21-28 CREATE_TEMPLATE_PARMファンクションの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたリフレッシュ・テンプレート名が無効か、または存在しません。

dupl_template_parm

指定されたデプロイメント・テンプレートには、同名のパラメータがすでに定義されています。


戻り値

表21-29 CREATE_TEMPLATE_PARMファンクションの戻り値

戻り値 説明

<システム生成番号>

Oracle内部で使用されるシステム生成番号です。


使用上の注意

CREATE_TEMPLATE_PARMファンクションではCLOBが利用されているため、CREATE_TEMPLATE_PARMファンクションを実行するときは、DBMS_LOBパッケージを使用する必要があります。次の例は、CREATE_TEMPLATE_PARMファンクションでDBMS_LOBパッケージを使用する方法を示します。

DECLARE
   tempstring VARCHAR2(100);
   templob CLOB;
   a NUMBER;
BEGIN
   DBMS_LOB.CREATETEMPORARY(templob, TRUE, DBMS_LOB.SESSION);
   tempstring := 'REGION 20';
   DBMS_LOB.WRITE(templob, length(tempstring), 1, tempstring);
   a := DBMS_REPCAT_RGT.CREATE_TEMPLATE_PARM(
        refresh_template_name => 'rgt_personnel',
        parameter_name => 'region',
        default_parm_value => templob,
        prompt_string => 'Enter your region ID:',
        user_override => 'Y');
   DBMS_LOB.FREETEMPORARY(templob);
END;
/

CREATE_USER_AUTHORIZATIONファンクション

このファンクションは、特定のユーザーに対して、プライベート・デプロイメント・テンプレートのインスタンス化を認証します。プライベート・デプロイメント・テンプレートの使用を認証されていないユーザーは、プライベート・テンプレートをインスタンス化できません。このファンクションは、DBA_REPCAT_USER_AUTHORIZATIONSビューに行を追加します。

ユーザーを認証する前に、デプロイメント・テンプレートをインスタンス化するマスター・サイトに、そのユーザーが存在するかどうかを確認します。このファンクションで戻される数値は、デプロイメント・テンプレートの管理用に、Oracle内部で使用します。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.CREATE_USER_AUTHORIZATION (
   user_name               IN   VARCHAR2, 
   refresh_template_name   IN   VARCHAR2)
 RETURN NUMBER;

パラメータ

表21-30 CREATE_USER_AUTHORIZATIONファンクションのパラメータ

パラメータ 説明
user_name

指定されたテンプレートをインスタンス化することを認証されるユーザーの名前です。複数のユーザーを設定するときは、各ユーザー名をカンマで区切ります('john, mike, bob'など)。

refresh_template_name

指定されたユーザーにインスタンス化する許可を与えるテンプレートの名前です。


例外

表21-31 CREATE_USER_AUTHORIZATIONファンクションの例外

例外 説明
miss_user

指定されたユーザー名が無効か、または存在しません。

miss_refresh_template

指定されたリフレッシュ・テンプレート名が無効か、または存在しません。

dupl_user_authorization

指定されたユーザーおよびデプロイメント・テンプレートに対しては、すでに認証が作成されています。テンプレートの認証については、ALL_REPCAT_USER_AUTHORIZATIONSビューを確認してください。


戻り値

表21-32 CREATE_USER_AUTHORIZATIONファンクションの戻り値

戻り値 説明

<システム生成番号>

Oracle内部で使用されるシステム生成番号です。



CREATE_USER_PARM_VALUEファンクション

このファンクションは、特定のユーザーに対して、デプロイメント・テンプレートのパラメータ値を事前定義します。たとえば、ユーザー33456に対して、領域パラメータをwestに事前定義する場合、このファンクションを使用します。

このファンクションで指定された値は、テンプレート・パラメータに指定されたデフォルト値に優先します。このファンクションで戻される数値は、デプロイメント・テンプレートの管理用に、Oracle内部で使用します。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.CREATE_USER_PARM_VALUE (
   refresh_template_name    IN   VARCHAR2, 
   parameter_name           IN   VARCHAR2,
   user_name                IN   VARCHAR2,
   parm_value               IN   CLOB := NULL)
 RETURN NUMBER;

パラメータ

表21-33 CREATE_USER_PARM_VALUEファンクションのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

ユーザー・パラメータ値を作成するパラメータを含むデプロイメント・テンプレートの名前を指定します。

parameter_name

ユーザー・パラメータ値を定義するテンプレート・パラメータの名前です。

user_name

ユーザー・パラメータ値を事前定義する対象のユーザーの名前を指定します。

parm_value

指定されたユーザーが開始したインスタンス化処理で使用する、事前定義パラメータ値です。


例外

表21-34 CREATE_USER_PARM_VALUEファンクションの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。

dupl_user_parm_values

指定されたユーザー、パラメータおよびデプロイメント・テンプレートのパラメータ値は、すでに定義されています。既存のユーザー・パラメータ値を確認するには、DBA_REPCAT_USER_PARM_VALUESビューの問合せを行います。

miss_template_parm

指定されたデプロイメント・テンプレート・パラメータ名が無効か、または存在しません。

miss_user

指定されたユーザー名が無効か、または存在しません。


戻り値

表21-35 CREATE_USER_PARM_VALUEファンクションの戻り値

戻り値 説明

<システム生成番号>

Oracle内部で使用されるシステム生成番号です。


使用上の注意

CREATE_USER_PARM_VALUEファンクションではCLOBが利用されているため、このファンクションを実行するときは、DBMS_LOBパッケージを使用する必要があります。次の例は、CREATE_USER_PARM_VALUEファンクションでDBMS_LOBパッケージを使用する方法を示します。

DECLARE
   tempstring VARCHAR2(100);
   templob CLOB;
   a NUMBER;
BEGIN
   DBMS_LOB.CREATETEMPORARY(templob, TRUE, DBMS_LOB.SESSION);
   tempstring := 'REGION 20';
   DBMS_LOB.WRITE(templob, length(tempstring), 1, tempstring);
   a := DBMS_REPCAT_RGT.CREATE_USER_PARM_VALUE(
        refresh_template_name => 'rgt_personnel',
        parameter_name => 'region',
        user_name => 'BOB',
        user_parm_value => templob);
   DBMS_LOB.FREETEMPORARY(templob);
END;
/

DELETE_RUNTIME_PARMSプロシージャ

INSERT_RUNTIME_PARMSプロシージャを使用して定義したランタイム・パラメータ値を削除するには、デプロイメント・テンプレートをインスタンス化する前に、このプロシージャを実行します。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.DELETE_RUNTIME_PARMS(
   runtime_parm_id    IN   NUMBER, 
   parameter_name     IN   VARCHAR2);

パラメータ

表21-36 DELETE_RUNTIME_PARMSプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
runtime_parm_id

以前にランタイム・パラメータ値を代入したIDを指定します。この値は、GET_RUNTIME_PARM_IDファンクションで取得済です。

parameter_name

削除対象のパラメータ値の名前を指定します。デプロイメント・テンプレート・パラメータを確認するには、DBA_REPCAT_TEMPLATE_PARMSビューの問合せを行います。


例外

表21-37 DELETE_RUNTIME_PARMSプロシージャの例外

例外 説明
miss_template_parm

指定されたデプロイメント・テンプレート・パラメータ名が無効か、または存在しません。



DROP_ALL_OBJECTSプロシージャ

このプロシージャを実行すると、データベース管理者が、すべてのオブジェクトまたは特定のオブジェクト型を、デプロイメント・テンプレートから削除できます。


注意:

このプロシージャを実行すると、元に戻せません。実行するときは十分注意してください。


構文

DBMS_REPCAT_RGT.DROP_ALL_OBJECTS (
   refresh_template_name   IN   VARCHAR2,
   object_type             IN   VARCHAR2 := NULL);

パラメータ

表21-38 DROP_ALL_OBJECTSプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

削除対象のオブジェクトを持つデプロイメント・テンプレートの名前です。

object_type

値をNULLに設定すると、テンプレート内のすべてのオブジェクトが削除されます。オブジェクト型を指定すると、そのタイプのオブジェクトのみが削除されます。次のオブジェクト型を指定できます。

MATERIALIZED VIEW      PROCEDURE
INDEX                  FUNCTION
TABLE                  PACKAGE
VIEW                   PACKAGE BODY
SYNONYM                TRIGGER
SEQUENCE               DATABASE LINK

例外

表21-39 DROP_ALL_OBJECTSプロシージャの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。

bad_object_type

オブジェクト型が正しく指定されませんでした。有効なオブジェクト型は、表21-38を参照してください。



DROP_ALL_TEMPLATE_PARMSプロシージャ

このプロシージャを使用すると、指定されたデプロイメント・テンプレートのテンプレート・パラメータを削除できます。このプロシージャを使用して、テンプレート・オブジェクトが参照しないすべてのパラメータを削除するか、パラメータを参照するすべてのオブジェクトを、パラメータそのものとともにテンプレートから削除できます。


注意:

このプロシージャを実行すると、元に戻せません。実行するときは十分注意してください。


構文

DBMS_REPCAT_RGT.DROP_ALL_TEMPLATE_PARMS (
   refresh_template_name   IN   VARCHAR2,
   drop_objects            IN   VARCHAR2 := N);

パラメータ

表21-40 DROP_ALL_TEMPLATE_PARMSプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

削除対象のパラメータおよびオブジェクトがあるデプロイメント・テンプレートの名前です。

drop_objects

値を指定しない場合のデフォルトはNになり、テンプレート・オブジェクトが参照しないすべてのパラメータが削除されます。

Yを指定した場合は、テンプレート・パラメータを参照するすべてのオブジェクト、およびテンプレート・パラメータそのものが削除されます。オブジェクトはデータベースからではなく、テンプレートから削除されます。


例外

表21-41 DROP_ALL_TEMPLATE_PARMSプロシージャの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。



DROP_ALL_TEMPLATE_SITESプロシージャ

このプロシージャは、特定のデプロイメント・テンプレートをインスタンス化したサイトの記録が保存されるDBA_REPCAT_TEMPLATE_SITESビューから、すべてのエントリを削除します。


注意:

このプロシージャを実行すると、元に戻せません。実行するときは十分注意してください。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.DROP_ALL_TEMPLATE_SITES (
   refresh_template_name   IN   VARCHAR2);

パラメータ

表21-42 DROP_ALL_TEMPLATE_SITESプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

削除対象のサイトを持つデプロイメント・テンプレートの名前です。


例外

表21-43 DROP_ALL_TEMPLATE_SITESプロシージャの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。



DROP_ALL_TEMPLATESプロシージャ

このプロシージャは、プロシージャがコールされたサイトで、すべてのデプロイメント・テンプレートを削除します。


注意:

このプロシージャを実行すると、元に戻せません。実行するときは十分注意してください。


構文

DBMS_REPCAT_RGT.DROP_ALL_TEMPLATES;

パラメータ

なし


DROP_ALL_USER_AUTHORIZATIONSプロシージャ

このプロシージャを実行すると、データベース管理者が、指定されたデプロイメント・テンプレートに対して与えられたすべてのユーザー認証を削除できます。このプロシージャを実行すると、DBA_REPCAT_USER_AUTHORIZATIONSビューから行が削除されます。

このプロシージャは、プライベート・テンプレートがパブリック・テンプレートに変換され、ユーザー認証が必要なくなった後で実装されることもあります。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.DROP_ALL_USER_AUTHORIZATIONS (
   refresh_template_name   IN   VARCHAR2);

パラメータ

表21-44 DROP_ALL_USER_AUTHORIZATIONSプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

削除対象のユーザー認証を含むデプロイメント・テンプレートの名前です。


例外

表21-45 DROP_ALL_USER_AUTHORIZATIONSプロシージャの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。



DROP_ALL_USER_PARM_VALUESプロシージャ

このプロシージャは、指定されたデプロイメント・テンプレートのユーザー・パラメータ値を削除します。このプロシージャを使用すると、削除対象のユーザー・パラメータ値のセットを簡単に定義できます。

次の表に、定義するパラメータとその結果を示します。

パラメータ パラメータを定義した結果
refresh_template_name 指定されたデプロイメント・テンプレートの、すべてのユーザー・パラメータが削除されます。
refresh_template_nameおよびuser_name 指定されたデプロイメント・テンプレートの、すべての指定されたユーザー・パラメータが削除されます。
refresh_template_nameおよびparameter_name 指定されたデプロイメント・テンプレート・パラメータの、すべてのユーザー・パラメータ値が削除されます。
refresh_template_nameparameter_nameおよびuser_name 指定されたデプロイメント・テンプレート・パラメータの、指定されたユーザーの値が削除されます(drop_user_parmの処理に相当します)。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.DROP_ALL_USER_PARM_VALUES (
   refresh_template_name   IN   VARCHAR2,
   user_name               IN   VARCHAR2,
   parameter_name          IN   VARCHAR2);

パラメータ

表21-46 DROP_ALL_USER_PARM_VALUESプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

削除対象のパラメータ値を持つデプロイメント・テンプレートの名前です。

user_name

パラメータ値が削除されるユーザーの名前です。

parameter_name

削除対象の値を持つテンプレート・パラメータです。


例外

表21-47 DROP_ALL_USER_PARM_VALUESプロシージャの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。

miss_user

指定されたユーザー名が無効か、または存在しません。

miss_user_parm_values

デプロイメント・テンプレート、ユーザーおよびパラメータの組合せは、DBA_REPCAT_USER_PARM_VALUESビューに存在しません。



DROP_REFRESH_TEMPLATEプロシージャ

このプロシージャは、デプロイメント・テンプレートを削除します。このプロシージャでデプロイメント・テンプレートを削除すると、すべての関連するテンプレート・パラメータ、ユーザー認証、テンプレート・オブジェクトおよびユーザー・パラメータも削除されます(ただし、テンプレート・サイトは削除されません)。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.DROP_REFRESH_TEMPLATE (
   refresh_template_name  IN   VARCHAR2);

パラメータ

表21-48 DROP_REFRESH_TEMPLATEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

削除対象のデプロイメント・テンプレートの名前です。


例外

表21-49 DROP_REFRESH_TEMPLATEプロシージャの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。デプロイメント・テンプレートを確認するには、DBA_REPCAT_REFRESH_TEMPLATESビューの問合せを行います。



DROP_SITE_INSTANTIATIONプロシージャ

このプロシージャは、ターゲット・サイトでテンプレートのインスタンス化を削除します。このプロシージャは、マスター・サイトで関連するすべてのメタデータを削除し、指定されたサイトでのマテリアライズド・ビューのリフレッシュを使用禁止にします。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.DROP_SITE_INSTANTIATION (
     refresh_template_name  IN   VARCHAR2,
     user_name              IN   VARCHAR2,
     site_name              IN   VARCHAR2);

パラメータ

表21-50 DROP_SITE_INSTANTIATIONプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

削除対象のサイトを含むテンプレートの名前です。

user_name

リモート・マテリアライズド・ビュー・サイトでテンプレートを最初にインスタンス化したユーザーの名前です。テンプレートをインスタンス化したユーザーを確認するには、ALL_REPCAT_TEMPLATE_SITESビューの問合せを行います。詳細は、「ALL_REPCAT_TEMPLATE_SITESビュー」を参照してください。

site_name

削除対象のテンプレート・サイトです。


例外

表21-51 DROP_SITE_INSTANTIATIONプロシージャの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。

miss_user

指定されたユーザー名は存在しません。

miss_template_site

ユーザーおよびサイト用に、デプロイメント・テンプレートがインスタンス化されていません。



DROP_TEMPLATE_OBJECTプロシージャ

このプロシージャは、指定されたデプロイメント・テンプレートからテンプレート・オブジェクトを削除します。たとえば、データベース管理者が古いマテリアライズド・ビューをデプロイメント・テンプレートから削除するときに、このプロシージャを使用できます。デプロイメント・テンプレートに加えられた変更は、デプロイメント・テンプレートをインスタンス化する新しいサイトに反映されます。テンプレートをすでにインスタンス化したリモート・サイトで変更を適用するには、デプロイメント・テンプレートを再びインスタンス化する必要があります。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.DROP_TEMPLATE_OBJECT (
   refresh_template_name  IN   VARCHAR2, 
   object_name            IN   VARCHAR2,
   object_type            IN   VARCHAR2);

パラメータ

表21-52 CREATE_TEMPLATE_OBJECTプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

オブジェクトが削除されるデプロイメント・テンプレートの名前です。

object_name

削除対象のテンプレート・オブジェクトの名前です。

object_type

削除対象のオブジェクトのタイプです。次のオブジェクト型を指定できます。

MATERIALIZED VIEW       PROCEDURE
INDEX                   FUNCTION
TABLE                   PACKAGE
VIEW                    PACKAGE BODY
SYNONYM                 TRIGGER
SEQUENCE                DATABASE LINK

例外

表21-53 DROP_TEMPLATE_OBJECTプロシージャの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。

miss_template_object

指定されたテンプレート・オブジェクトが無効か、または存在しません。デプロイメント・テンプレート・オブジェクトを確認するには、DBA_REPCAT_TEMPLATE_OBJECTSビューの問合せを行います。



DROP_TEMPLATE_PARMプロシージャ

このプロシージャは、DBA_REPCAT_TEMPLATE_PARMSビューから既存のテンプレート・パラメータを削除します。テンプレート・オブジェクトを削除して、特定のパラメータが不要になった場合、このプロシージャを使用すると便利です。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.DROP_TEMPLATE_PARM (
   refresh_template_name  IN   VARCHAR2, 
   parameter_name         IN   VARCHAR2);

パラメータ

表21-54 DROP_TEMPLATE_PARMプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

削除対象のパラメータを持つデプロイメント・テンプレート名です。

parameter_name

削除対象のパラメータの名前です。


例外

表21-55 DROP_TEMPLATE_PARMプロシージャの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。

miss_template_parm

指定されたパラメータ名が無効か、または存在しません。テンプレート・パラメータを確認するには、DBA_REPCAT_TEMPLATE_PARMSビューの問合せを行います。



DROP_USER_AUTHORIZATIONプロシージャ

このプロシージャは、DBA_REPCAT_USER_AUTHORIZATIONSビューからユーザー認証エントリを削除します。ユーザーのテンプレート認証を削除するときに、このプロシージャを使用します。認証が削除されたユーザーは、ターゲット・デプロイメント・テンプレートをインスタンス化できなくなります。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.DROP_USER_AUTHORIZATION (
   refresh_template_name   IN   VARCHAR2,
   user_name               IN   VARCHAR2);

パラメータ

表21-56 DROP_USER_AUTHORIZATIONプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

ユーザー認証が削除されるデプロイメント・テンプレートの名前です。

user_name

認証が削除されるユーザーの名前です。


例外

表21-57 DROP_USER_AUTHORIZATIONプロシージャの例外

例外 説明
miss_user

指定されたユーザー名が無効か、または存在しません。

miss_user_authorization

指定されたユーザーとデプロイメント・テンプレートの組合せは存在しません。ユーザーやデプロイメント・テンプレートに対する認証を確認するには、DBA_REPCAT_USER_AUTHORIZATIONSビューの問合せを行います。

miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。



DROP_USER_PARM_VALUEプロシージャ

このプロシージャは、特定のデプロイメント・テンプレートに対して事前定義されたユーザー・パラメータ値を削除します。このプロシージャは、ユーザーのテンプレート認可が削除された後で実行されることがよくあります。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.DROP_USER_PARM_VALUE (
   refresh_template_name    IN   VARCHAR2, 
   parameter_name           IN   VARCHAR2,
   user_name                IN   VARCHAR2);

パラメータ

表21-58 DROP_USER_PARM_VALUEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

削除対象のパラメータ値を持つデプロイメント・テンプレート名です。

parameter_name

削除対象の事前定義値を持つパラメータの名前です。

user_name

パラメータ値が削除されるユーザーの名前です。


例外

表21-59 DROP_USER_PARM_VALUEプロシージャの例外

例外 説明

miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。

miss_user

指定されたユーザー名が無効か、または存在しません。

miss_user_parm_values

デプロイメント・テンプレート、ユーザーおよびパラメータの組合せは、DBA_REPCAT_USER_PARM_VALUESビューに存在しません。



GET_RUNTIME_PARM_IDファンクション

このファンクションは、ランタイム・パラメータ値を定義する際に使用するIDを取得します。すべてのランタイム・パラメータ値はこのIDに割り当てられ、インスタンス化処理にも使用されます。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.GET_RUNTIME_PARM_ID
  RETURN NUMBER;

パラメータ

なし

戻り値

表21-60 GET_RUNTIME_PARM_IDファンクションの戻り値

戻り値 対応するデータ型

<システム生成番号>

ランタイム・パラメータ値はシステム生成番号に割り当てられ、インスタンス化処理でも使用されます。



INSERT_RUNTIME_PARMSプロシージャ

このプロシージャは、テンプレートのインスタンス化の前に、ランタイム・パラメータ値を定義します。ユーザー・パラメータ値が定義されていない場合で、デフォルトのパラメータ値を使用しないとき、このプロシージャでパラメータ値を定義します。

このプロシージャを使用する前に、必ずGET_RUNTIME_PARM_IDファンクションを実行して、ランタイム・パラメータを挿入する際に使用するパラメータIDを取得します。このIDは、ランタイム・パラメータ値の定義およびデプロイメント・テンプレートのインスタンス化に使用します。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.INSERT_RUNTIME_PARMS (
   runtime_parm_id    IN   NUMBER, 
   parameter_name     IN   VARCHAR2,
   parameter_value    IN   CLOB);

パラメータ

表21-61 INSERT_RUNTIME_PARMSプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明
runtime_parm_id

GET_RUNTIME_PARM_IDファンクションで取得したIDです。このIDは、デプロイメント・テンプレートをインスタンス化する際にも使用します。1つのデプロイメント・テンプレートのすべてのパラメータ値には、必ず同じIDを使用してください。

parameter_name

ランタイム・パラメータ値を定義するテンプレート・パラメータの名前です。テンプレート・パラメータを確認するには、DBA_REPCAT_TEMPLATE_PARMSビューの問合せを行います。

parameter_value

デプロイメント・テンプレートのインスタンス化処理で使用する、ランタイム・パラメータ値です。


例外

表21-62 INSERT_RUNTIME_PARMSプロシージャの例外

例外 説明

miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。

miss_user

指定されたユーザー名が無効か、または存在しません。

miss_user_parm_values

デプロイメント・テンプレート、ユーザーおよびパラメータの組合せは、DBA_REPCAT_USER_PARM_VALUESビューに存在しません。


使用上の注意

このプロシージャではCLOBが利用されているため、INSERT_RUNTIME_PARMSプロシージャを実行するときは、DBMS_LOBパッケージを使用する必要があります。次の例は、INSERT_RUNTIME_PARMSプロシージャでDBMS_LOBパッケージを使用する方法を示します。

DECLARE
   tempstring VARCHAR2(100);
   templob CLOB;
BEGIN
   DBMS_LOB.CREATETEMPORARY(templob, TRUE, DBMS_LOB.SESSION);
   tempstring := 'REGION 20';
   DBMS_LOB.WRITE(templob, length(tempstring), 1, tempstring);
   DBMS_REPCAT_RGT.INSERT_RUNTIME_PARMS(
      runtime_parm_id => 20,
      parameter_name => 'region',
      parameter_value => templob);
   DBMS_LOB.FREETEMPORARY(templob);
END;
/

INSTANTIATE_OFFLINEファンクション

このファンクションは、マテリアライズド・ビュー・サイトがマスターから切断されているときに(つまりマテリアライズド・ビュー・サイトがオフラインのときに)、リモート・マテリアライズド・ビュー・サイトにマテリアライズド・ビュー環境を構築する際に使用するスクリプトを、マスター・サイトに生成します。生成されたスクリプトは、マスター・サイトに長時間接続できないリモート・マテリアライズド・ビュー・サイトで使用します。新しいマテリアライズド・ビューに設定されるデータの量によっては、リモート・マテリアライズド・ビュー・サイトでのインスタンス化処理に時間がかかる場合があります。このファンクションは、各ユーザーのインスタンス化に対して個別に実行する必要があります。

このファンクションで生成されたスクリプトは、USER_REPCAT_TEMP_OUTPUT一時ビューに格納され、デプロイメント・テンプレートの配布時に、Oracle Enterprise ManagerのAdvanced ReplicationインタフェースなどのOracleツール製品で使用します。このファンクションで戻される数値は、USER_REPCAT_TEMP_OUTPUT一時ビューから適切な情報を取り出す際に使用します。


注意:

このファンクションは、デプロイメント・テンプレートのオフライン・インスタンシエーションに使用します。また、このファンクションは、他のユーザーのためにインスタンス化を行うレプリケーション管理者が使用します。独自のインスタンス化を行うユーザーは、パブリックのINSTANTIATE_OFFLINEファンクションを使用します。詳細は、「INSTANTIATE_OFFLINEファンクション」を参照してください。

このファンクションを、DBMS_OFFLINE_OGパッケージのプロシージャ(マスター表のオフライン・インスタンシエーションの実行に使用)と混同しないでください。これらのプロシージャの使用方法の詳細は、このパッケージのドキュメントを参照してください。


構文

DBMS_REPCAT_RGT.INSTANTIATE_OFFLINE(
     refresh_template_name   IN   VARCHAR2,
     site_name               IN   VARCHAR2, 
     user_name               IN   VARCHAR2  := NULL,
     runtime_parm_id         IN   NUMBER    := -1e-130,
     next_date               IN   DATE      := SYSDATE,
     interval                IN   VARCHAR2  := 'SYSDATE + 1',
     use_default_gowner      IN   BOOLEAN   := TRUE)
   RETURN NUMBER;

パラメータ

表21-63 INSTANTIATE_OFFLINEファンクションのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

インスタンス化されるデプロイメント・テンプレートの名前です。

site_name

デプロイメント・テンプレートをインスタンス化している、リモート・サイトの名前です。

user_name

デプロイメント・テンプレートをインスタンス化中の認証ユーザーの名前です。

runtime_parm_id

INSERT_RUNTIME_PARMSプロシージャを使用してランタイム・パラメータ値を定義した場合は、ランタイム・パラメータの作成時に使用したIDを指定します(IDは、GET_RUNTIME_PARM_IDファンクションで取得済です)。

next_date

リフレッシュ・グループの作成時に使用する、次のリフレッシュ日の値を指定します。

interval

リフレッシュ・グループの作成時に使用する、リフレッシュ間隔を指定します。

use_default_gowner

値がTRUEの場合、作成されたマテリアライズド・ビュー・グループはデフォルトのユーザーPUBLICが所有します。値がFALSEの場合、作成されたマテリアライズド・ビュー・グループはインスタンス化を実行するユーザーが所有します。


例外

表21-64 INSTANTIATE_OFFLINEファンクションの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。

miss_user

認証ユーザーの名前が無効か、または存在しません。指定されたユーザーがDBA_REPCAT_USER_AUTHORIZATIONSビューにリストされているかどうかを確認してください。このビューにリストされていないユーザーは、ターゲット・デプロイメント・テンプレートのインスタンス化を認証されていません。


戻り値

表21-65 INSTANTIATE_OFFLINEファンクションの戻り値

戻り値 説明

<システム生成番号>

USER_REPCAT_TEMP_OUTPUT一時ビューから選択して、生成されたインスタンス化スクリプトを取得するときの、output_idに対するシステム生成番号を示します。



INSTANTIATE_ONLINEファンクション

このファンクションは、マテリアライズド・ビュー・サイトがマスターに接続されているときに(つまりマテリアライズド・ビュー・サイトがオンラインのときに)、リモート・マテリアライズド・ビュー・サイトにマテリアライズド・ビュー環境を構築する際に使用するスクリプトを、マスター・サイトに生成します。生成されたスクリプトは、マスター・サイトに長時間接続できるリモート・マテリアライズド・ビュー・サイトで使用します。新しいマテリアライズド・ビューに設定されるデータの量によっては、リモート・マテリアライズド・ビュー・サイトでのインスタンス化処理に時間がかかります。このファンクションは、各ユーザーのインスタンス化に対して個別に実行する必要があります。

このファンクションで生成されたスクリプトは、USER_REPCAT_TEMP_OUTPUT一時ビューに格納され、デプロイメント・テンプレートの配布時に、Oracle Enterprise ManagerのAdvanced ReplicationインタフェースなどのOracleツール製品で使用します。このファンクションで戻される数値は、USER_REPCAT_TEMP_OUTPUT一時ビューから適切な情報を取り出す際に使用します。


注意:

このファンクションは、他のユーザーのためにインスタンス化を行うレプリケーション管理者が使用します。独自のインスタンス化を行うユーザーは、「INSTANTIATE_OFFLINEファンクション」で説明した、パブリックのINSTANTIATE_OFFLINEファンクションを使用します。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.INSTANTIATE_ONLINE(
   refresh_template_name   IN   VARCHAR2,
   site_name               IN   VARCHAR2  := NULL,
   user_name               IN   VARCHAR2  := NULL, 
   runtime_parm_id         IN   NUMBER    := -1e-130,
   next_date               IN   DATE      := SYSDATE,
   interval                IN   VARCHAR2  := 'SYSDATE + 1',
   use_default_gowner      IN   BOOLEAN   := TRUE)
 RETURN NUMBER;

パラメータ

表21-66 INSTANTIATE_ONLINEファンクションのパラメータ

パラメータ 説明
refresh_template_name

インスタンス化されるデプロイメント・テンプレートの名前です。

site_name

デプロイメント・テンプレートをインスタンス化している、リモート・サイトの名前です。

user_name

デプロイメント・テンプレートをインスタンス化中の認証ユーザーの名前です。

runtime_parm_id

INSERT_RUNTIME_PARMSプロシージャを使用してランタイム・パラメータ値を定義した場合は、ランタイム・パラメータの作成時に使用したIDを指定します(IDは、GET_RUNTIME_PARM_IDファンクションで取得済です)。

next_date

リフレッシュ・グループの作成時に使用する、次のリフレッシュ日の値を指定します。

interval

リフレッシュ・グループの作成時に使用する、リフレッシュ間隔を指定します。

use_default_gowner

値がTRUEの場合、作成されたマテリアライズド・ビュー・グループはデフォルトのユーザーPUBLICが所有します。値がFALSEの場合、作成されたマテリアライズド・ビュー・グループはインスタンス化を実行するユーザーが所有します。


例外

表21-67 INSTANTIATE_ONLINEファンクションの例外

例外 説明
miss_refresh_template

指定されたデプロイメント・テンプレート名が無効か、または存在しません。

miss_user

認証ユーザーの名前が無効か、または存在しません。指定されたユーザーがDBA_REPCAT_USER_AUTHORIZATIONSビューにリストされているかどうかを確認してください。このビューにリストされていないユーザーは、ターゲット・デプロイメント・テンプレートのインスタンス化を認証されていません。

bad_parms

一部のテンプレート・パラメータが、定義されたユーザー・パラメータ値またはテンプレートのデフォルト値(あるいはその両方)で設定されませんでした。事前定義された値の数がテンプレート・パラメータの数と一致しなかったか、または事前定義された値がターゲット・パラメータでは無効(タイプの不一致)でした。


戻り値

表21-68 INSTANTIATE_ONLINEファンクションの戻り値

戻り値 説明

<システム生成番号>

USER_REPCAT_TEMP_OUTPUT一時ビューから選択して、生成されたインスタンス化スクリプトを取得するときの、output_idに対するシステム生成番号を示します。



LOCK_TEMPLATE_EXCLUSIVEプロシージャ

LOCK_TEMPLATE_EXCLUSIVEプロシージャを使用して、デプロイメント・テンプレートの更新または変更が行われている間は、テンプレートの読取りやインスタンス化ができないようにします。

ROLLBACKまたはCOMMITが実行されると、ロックが解除されます。


注意:

デプロイメント・テンプレートに変更を加える前に、このプロシージャを実行する必要があります。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.LOCK_TEMPLATE_EXCLUSIVE();

パラメータ

なし


LOCK_TEMPLATE_SHAREDプロシージャ

LOCK_TEMPLATE_SHAREDプロシージャは、指定したデプロイメント・テンプレートを「読取り専用」にする際に使用します。このプロシージャは、テンプレートをインスタンス化する前にコールする必要があります。これは、デプロイメント・テンプレートがインスタンス化されている間はこのテンプレートを変更できないようにするためです。

ROLLBACKまたはCOMMITが実行されると、ロックが解除されます。

構文

DBMS_REPCAT_RGT.LOCK_TEMPLATE_SHARED();

パラメータ

なし